一緒に暮らした妖怪脛こすりが春まだ浅い3月7日に修業の旅に出て
そろそろ秋風と共に空が高くなる季節。
この夏は脛が毛で真っ白になることは無かったけれど。
テレビの画面からは色々な争いが映し出されてはいたけれど。
まだ残っているのは最後に一緒に日向ぼっこをした時の陽射しとか暖かさとか。
そうでなくても脛こすりが一番しんどいだろうと思われた時に、
その痩せた身体で
私の枕元で、まるで飼い主を護る姿勢で、
それに気付いた時の私の気持ちったら。
百鬼夜行的に陰も陽も、美も醜も、喜びも悲しみも、涙も笑いも
色々な感情とか情緒とかひっくるめて
人生って言う私的パレードは続く。
巡り会えてよかった。
自分のパレードの終わりにはそんなふぅに思えますように。