吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

高校生から学んだ

2011年09月18日 | 子育て教育
秋はお祭りシーズンであり
学園祭シーズン。

この土日は息子(高3)と娘(中2)の学校で学園祭があって
行ってきました。

17日(土)はおもに息子の高校(男子校)へ。
校舎建て替え中の狭くなった敷地で
がんばって例年通りの出店。

この学校の学園祭の特徴の一つは食べ物が充実していること
といえるでしょう。
今年は、本来だったら受験に集中するために
ブースを出さなくてもよい高校3年生が
有志で盛岡ジャジャ麺を出店していました。
しかも売り上げは全額、東北大震災の復興資金に募金。
そういわれれば食べてあげたくなります。
味はフツーにおいしい。
売ってもおかしくない。

我が息子は野球部恒例のフライドポテトとかき氷を手伝っており、
過ぎ去らぬ暑さの中、レモン味かき氷でホット一息つかせてもらいました。

一番の発見は歴史研究部。
ふらりと訪れたブースでは合宿で歩いた箱根の東海道
に関する展示。

興味に駆られて説明員として待機している生徒(部長さんだった)
に質問すると
箱根の地形から往時の宗教観や死生観が見て取れる
っていう講義が止まらない、止まらない。

お地蔵様や五輪塚や石碑の拓本まで・・・・

そういう話、けっして嫌いではなく
興味ありありです。
そんな風に聞いてくれる人もあまりいなかったのかもしれません。
結局1時間くらい話していたでしょうか???
勉強になりました。。。。
オタクであることはすばらしいです。


18日(日)はおもに娘が通う6年制の都立中高一貫校へ。
ここの学校は、学園祭にかける情熱が半端ないことで有名。
特に最上学年の6年生(高3にあたる)の上演する劇は
お金をとってもいいと思えるほどのクオリティの高さ。
いやほんとに発表会とか学芸会とかの域を完全に超えています。
っていうのを昨年、入学したばかりのときに見て理解していたので、
今年はできるだけたくさん見ようと朝から繰り出しました。

それぞれの教室を舞台にしつらえ、
客席は机や椅子を積み重ねて高低差を出したり
木材で階段状に仮設の客席をつくったりと
とても工夫しているのです。
一つの教室に観客60~70人は収容できていた。圧巻。
感心したのは観客誘導の巧みさ。

評判なだけに並んでいる人も多数なだけに
放っておくと混乱をきたしかねない中、
「あと何分くらいで入場」とか、「ここまでは入れます」とか
こまめに情報をしっかり伝え、
待っている人たちに混乱を与えないように努力していました。
暑くなる会場内で少しでも涼めるようにと
団扇を配布してくれる配慮もうれしいです。

このような、本編以外のケアも
次回来たいと思わせる重要なポイント。
こういうところを維持してほしいです。

6年生の上演は2つ見たが、どちらもすばらしい内容で
演技についていうと、そこらへんのテレビドラマや
舞台と比べてもそん色ないどころか、
よほど説得力のあるものだった。

出演者でない人たちも、セットや音響や小道具だけでなく
会場誘導から客席のケアまで
みんなが一丸となって「いいものをつくろう」オーラを
滲み出している。

これだったら浪人覚悟もありじゃない?
と思わせるほど
非常にすがすがしく参加させてもらえたのでした。

う~ん、でも
浪人は勘弁ね~!
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