『ベルリンは晴れているか』の深緑野分さん、他の本を読んでみたくて、新刊を手に取ってみました。
ベルリン~とは全然違った感じで、世にも奇妙な物語風の短編集でした。
SFというか、現代では無い不思議な世界の場所という設定のお話も複数ありました。
1作以外は、小説すばるで既に発表されている小説を集めています。3つ★
あまり私の好みの本ではなかったかも・・。
タイトルや表紙の写真は内容と、そんなに合ってるという気はしないような・・。
私がこの短編集の中で面白かったのは、「伊藤が消えた」と「ストーカーVS盗撮魔」でした。
以下ネタバレあらすじと、ちょっと感想
「伊藤が消えた」
シェアハウスを舞台にした男の友人たち
実家に帰る予定だった伊藤が戻って来ないと父親から連絡が来る。ついこっそり伊藤のお金やクレジットカードを抜き取っていた。
駅までは送ったという堤。
なんと堤が早々に伊藤を殺していて、家の前に停まっている車にまだその死体があるだなんて。
「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」
さびれた遊園地で、黒く焼け焦げた死体は・・・
悪夢的な話。
書下ろし「朔日晦日」
ちょっと怖いおとぎ話。目に出来た小さな点がどんどん増えて・・・
「見張り塔」
戦争中、淡々と上官の指示に従い狙撃する少年兵
とっくに戦争というか、ここ以外の処は滅亡していたんですね・・・
「ストーカーVS盗撮魔」
ネットの情報で個人情報を突き止めるのが趣味だった。
とある男の住んでいる場所を突き止めるが、なんと同じ家を監視している男がいて・・。
カフェの隣で話していた男とか、様々な人が働かされていたとは。
「饑奇譚」
どこか東南アジアの都市の未来的なSF作品。
年に一度、太陽光が差して来るが、焼け死ぬために外に出られず、またその時に空腹のままでいてはいけない。
「新しい音楽、海賊ラジオ」
これもSFでとある未来のどこかの世界。常に海や波の音がしており、この時代にはラジオ放送とか、ふと流れて来る音楽というのが殆どないのだった。
カミサマはそういない 深緑野分 (2021/9/24)
ベルリンは晴れているか
ベルリン~とは全然違った感じで、世にも奇妙な物語風の短編集でした。
SFというか、現代では無い不思議な世界の場所という設定のお話も複数ありました。
1作以外は、小説すばるで既に発表されている小説を集めています。3つ★
あまり私の好みの本ではなかったかも・・。
タイトルや表紙の写真は内容と、そんなに合ってるという気はしないような・・。
私がこの短編集の中で面白かったのは、「伊藤が消えた」と「ストーカーVS盗撮魔」でした。
以下ネタバレあらすじと、ちょっと感想
「伊藤が消えた」
シェアハウスを舞台にした男の友人たち
実家に帰る予定だった伊藤が戻って来ないと父親から連絡が来る。ついこっそり伊藤のお金やクレジットカードを抜き取っていた。
駅までは送ったという堤。
なんと堤が早々に伊藤を殺していて、家の前に停まっている車にまだその死体があるだなんて。
「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」
さびれた遊園地で、黒く焼け焦げた死体は・・・
悪夢的な話。
書下ろし「朔日晦日」
ちょっと怖いおとぎ話。目に出来た小さな点がどんどん増えて・・・
「見張り塔」
戦争中、淡々と上官の指示に従い狙撃する少年兵
とっくに戦争というか、ここ以外の処は滅亡していたんですね・・・
「ストーカーVS盗撮魔」
ネットの情報で個人情報を突き止めるのが趣味だった。
とある男の住んでいる場所を突き止めるが、なんと同じ家を監視している男がいて・・。
カフェの隣で話していた男とか、様々な人が働かされていたとは。
「饑奇譚」
どこか東南アジアの都市の未来的なSF作品。
年に一度、太陽光が差して来るが、焼け死ぬために外に出られず、またその時に空腹のままでいてはいけない。
「新しい音楽、海賊ラジオ」
これもSFでとある未来のどこかの世界。常に海や波の音がしており、この時代にはラジオ放送とか、ふと流れて来る音楽というのが殆どないのだった。
カミサマはそういない 深緑野分 (2021/9/24)
ベルリンは晴れているか
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