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「無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記」山本 文緒

2024-10-05 | 小説・漫画他
無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記

山本 文緒さんの最後の本。
まさか、突然というか・・まだお若いのにお亡くなりになられてしまうとはショッキングでした。
膵臓癌って解ってから早いパターンが多いんですよね・・・

山本さんは毎年検診もやっていて、11月頃だったかな?胃がおかしい・・って思って病院で検査もして色々調べたけれど原因が解らず・・・その後も放置していたのではなく、色々手を尽くしてもこうなってしまった・・ということで、とても残念です。

私の父親も90近い高齢だったのですがすい臓がんで亡くなったので、経緯とか様子とか色々同じ処があって色々思い出したりしながら読みました。

でも山本さんは優しく良い夫がいて最後とてもお幸せだったなあ・・・と、それを一番感じましたね。自宅で・・ってご希望されて。でも、それは家族の協力がないと出来ないこと。
まだ夫さんもお若かったし、お仕事なども大丈夫だったからこ、そできることで、これが高齢同士の夫婦なら難しいですもん。

去年かな・・なにげなく読んでいた「ばにらさま」を亡くなられる少し前に刊行された時の山本さんの喜ばれる様子とか、切なかったなあ・・・・

あと、仲間.6人位で撮影した写真で、もう一人彼女よりも若い女性スタッフさん(編集者さんだったかな・・)もガンでお亡くなりになられていて、身近な人2人を亡くしたこの方たちはショックが相当大きいだろうな・・・。

数か月前に読んでいて、感想アップしないまま下書きに入れていたら、2024年9月28日(土)に文庫版も発売になったんですね 早いな。


無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記 2022/10/19 山本文緒
お別れの言葉は、言っても言っても言い足りない――。急逝した作家の闘病記。
これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。

山本文緒
無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記
ばにらさま
アカペラ
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6 コメント

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Unknown (わぐま)
2024-10-05 14:49:22
こんちは^^
コッチも涼しいですよ~~~。さっきまで昼寝してました(笑)
この本ね・・・。最後が分かるから、なかなか先を読むことが出来なかった。
膵臓、沈黙の臓器と言われてますよね。沈黙するなよ!異変があるなら、すぐ伝えてよ!って思う。(膵臓に怒ってみた)
ね・・・でも、穏やかな最期で「会いたい人に会えた」ってのは救われたかな。
お若いのに、、、勿体無いです。
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来年 (こに)
2024-10-05 18:07:36
もう自分は存在していないかも、なんて普段は全く考えませんが、あり得ない事じゃないんだと気づかされますね。

山本さんみたく、色々準備をしてその日を迎えられたら良いのですが、なかなかねぇ。
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わぐまさん☆ (latifa)
2024-10-06 07:13:20
わぐまさん、こんにちは
そうなのよね・・・
最後を解っていて読む日記とか内容って辛い・・・。

でも病気や闘病についての部分は当然読んでいてきつかったけれど、彼女の望んだ事、会いたい人など、良かったなって思う部分も色々ありましたよね。

私なんかゲンキンなもので、山本さんの本、こういう風になっちゃってから、読む様になってしまって・・・。

まあ、同じ様な人が多いのか、随分前にリクエストした本が待ち順番が多すぎて全然回って来ない状況・・・
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こにさん☆ (latifa)
2024-10-06 07:22:57
こにさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

近い将来とか、明日の事は誰にも解らないのですよね・・・
回りでも、余命これくらいです、って言われたのに、全然はずれてる人が多いんですよ。

昨日、お料理の服部さんがお仕事中にパッタリ倒れられて急死されたニュースを聞いてびっくりしました。
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Unknown (苗坊)
2024-10-06 08:50:44
こんにちは。
山本さんの訃報を初めて聞いた時は本当に驚いて、これから新刊を読むことはないのだととても悲しく感じたことを思い出します。ですが、自らの闘病を書かれ、私たちに伝えてくれたことをとても感謝しています。最後は泣きながら読みました。
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苗坊さん☆ (latifa)
2024-10-06 13:30:57
苗坊さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

私も山本さんの訃報はとても驚きました。
最後に彼女を見たのが、その2年位前かな、王様のブランチで、彼女の新刊「自転しながら公転する」を紹介していた時だったと思うのです。
それから、まだ少ししか経ってないのに、、、と衝撃でした。

私も読みながら、何度もウッ・・ってなりました。
残念ですね・・・。
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