もうすぐ豊川悦司主演で映画化されるとのこと。
映画見ました^^映画「サウス・バウンド」感想 小説と比較すると・・
背が大きい処は合ってるけど、もうちょっとがっしりした体型で、濃ゆ~い顔の人をイメージしてたんだけど、どんな風に演じるのか楽しみです。この破天荒で、ポリシーを貫くオヤジ像は、映画「モスキート・コースト」を思い出させられました。なんだか平成の話なのに、中野での二郎の家の暮らしぶりのせいか?、昭和のかほりがした。
現在50代くらいの、学生紛争を経験した人が読むと、更に感慨深い本だと思います。
何と言っても、このお父さん一郎、魅力的というか何というか・・。個人的には、アキラおじさんが好きだったな。でも実際に自分の父だったり、旦那だったら、ちょっと困るかなぁ・・・。あと、私は、6年生の二郎君が好きな子だった~。なんだか応援したくなるキャラというか。
お話は1部の方は東京の中野での暮らしぶりと、二郎の小学校生活を中心に描いていて、2部は沖縄の西表島の話しになっています。これ読むと、がぜん沖縄(特に石垣とか西表などの小さい島)に行きたくなっちゃいます。
私は1部の方が、面白かったです。黒木との家出のエピソードがリアルだった~。
☆以下ネタバレです☆ 文字反転してください
優しくて面白いアキラおじさんが、実は強かった!というのが、単純にカッコ良い~って思っちゃいました。不良のカツの腕を折ってくれた時は、ヤッタ!!って嬉しくなってしまった。やっぱり、こういうどうしょうもないヤツには、そいつよりも更に強い身方がいる(または本人が強くなる)しか、方法は無いんだろうか・・。まるで大人の悪の世界の縮図のような二郎の置かれている状況が、読んでいて不憫だったなあ・・。でも、二郎にしても、淳、向井君、黒木、みんな結構強いというか、ただやられっぱなしじゃなくて、向かって行く気迫があったなー!正直、西表島に引っ越しする!って解った時は、ほっとしちゃった・・・。二郎は学校が好きだったみたいだけど・・。
それと、四谷のおばあちゃんち一家との交流部分が、私は読んでいて楽しかったな。そこの家の3兄弟(学習院って、皇室の話題によく出て来るので名前は知っていたけれど、実際も、そんなにおぼっちゃま学校なのかな?)桃子は適応性に優れた妹で、どこでも、うち解けてやって行けそうな子だな。調子に乗ってバック転してゲロ吐いた・・ってのが、二郎らしくて何ともカワイイ。
2部で、西表島に引っ越してからは、「北の国から」っぽい、ジャングル開拓生活で、でも西表島の村人達の優しいこと!!今でもこうなのかな?
リゾート建設反対運動?から、マスコミに取り上げられる様になった父。東京では、家でゴロゴロして外に働きに行くことがなかった父が、実は、かつて学生紛争時代、伝説の男だったことや、沖縄に行ってみれば、人々から尊敬される血筋の人間だったことなどが、解って来て、カッコ良く見えてくる。
そうそう、修学旅行の積み立て代金の事は、私も以前より、高過ぎるのは何故だろう?と思っていたのです。先生が、二郎に宛てた手紙、良かったな。認めて謝るってこと、大人になると更に難しいのに。
サウス・バウンド (2005/06/30) 奥田英朗
(内容・あらすじ)父はどうやら国が嫌いらしい。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。
「サウス・バウンド」映画の公式サイトこちら
奥田さんの本では「ガール」を以前読んだことがあります。そちらも面白かったです。
自分の父親や夫だったら、大変そうです。
そう考えると一郎さんと結婚した二郎くんのお母さんが一番の大物かもしれませんね♪
あのお母さんも凄い人ですよね。激しさ?とかが、あまり表に出て来ないけれど、彼女の過去も凄いし・・。ただ、思うのは、前半の中野での暮らし、お母さんは、どういう気持ちで過ごしていたのかなあ・・・って事です。
お母さん的には、後半の沖縄に行ってからの方が、もしかしたら、生き生きと暮らせてたのかも。
中野の喫茶店での暮らしは、もしかしたら、なんとなく虚しい気持ちにかられる事もあったんじゃないのかな~。
一郎は、第1部ではひたすら迷惑でこんなお父さん嫌だなぁ・・って思ってたんですが、第2部で沖縄に行ってからは、驚くほどかっこよくなっちゃいましたよね。不思議でした。そして一番たくましいのはやっぱりお母さんのさくらさんかも。
一昨年石垣島と西表島に旅行に行った直後にこれを読んだせいか、すごく印象に残っているし好きな本です♪
え~~っ!!juneさん、石垣・西表に行ったことがあるんですか??
それは、羨ましい!!
子供さんも一緒ですよね?^^
いや~~。いいな~いいな~!!!
その直後読まれただなんて・・・。
それじゃ、特別な思い入れのある一冊でしょうね
いかがお過ごしですか?
こちらはまだまだ暑くて、いったいどうなってるのかと思います。
さて、先日映画に行ったときに予告編を見ましたよ!
私なんて本の内容をちょっと忘れているので、「こんなもんかなぁ」と思いましたが、やはりトヨエツはちょっとイメージが違うかも。
予告編では西表島の部分が多かったので、もしかしたら映画の比重も第二部の方が中心なのかもしれませんね。
でね、もうひとつトピックが!
ツタヤでいただいたフリーペーパーに原作者・奥田さんのコメントが載っていて、「モスキート・コーストを髣髴とさせた」ってご本人の口から語られていましたよ!
私もlatifaさんもこの本から感じたことが作者の思っていたことだったなんて嬉しいですね~。
そうかー!予告編もご覧になられたんですね。
トヨエツと、天海さんじゃ、なんか見た目にも、最初から凄く立派なご両親って感じがしちゃうな~。
西表島の方がメインなのね? ま、、確かに映画は2時間っていう枠があるし、後半の方が見ていて気持ちは良いですよね
公式HPで、写真を見た感じでは、二郎役の男の子が新人さんらしいのですがカワイイ子でした☆
TSUTAYAの・・
えーっ!!それは、素晴らしい情報、ありがとうございます^^ 奥田さんご本人から、モスキートコーストの名前が出てましたか~~~
PS この前言い忘れてしまったのですが、凄い昔、1978年頃だと思うんですが、ユーミンの30分のラジオ番組があったんです。それでオープニングの曲が「空と海の輝きに向けて」だったんです。札幌では夜やってましたが、ミチさんも、もしや聞いていらっしゃらなかったかな~
「空と海の輝きに向けて」がオープニングと言われて思い出しましたよ~。
ユーミンって地声が低いのでラジオだとすごく落ち着いて怖く聞こえるんですよね?(笑)
悩み相談みたいな内容も多かったような記憶があります。
だんだん曜日や時間帯も変わって行ったような気がするわ。
もしかしてまだまだ続いているのかも(いつだったか、車に乗っている時にラジオをつけたらやっていて驚いたの)
うっれしいな~~~。
あの放映当時、学校の友達で聞いてる子がいなくて・・、同様に、2人の時のオフコースのファンだった友達もいなくて(オフコースがグループになってからは、一気に増えたけど・・)、こうやって、ブログを初めてから、30年くらい経って、気持ちを分かち合える人と出会えるなんて・・・嬉しいですー!
で、ラジオの内容なのですが、実は、あんまり覚えて無いんです
その後、サウンドアドベンチャーという、FMのユーミンの1時間のラジオ番組は、相談コーナーが楽しかったのは良く覚えているのですが、その昔の「空と海の輝きに向けて」の方が、思い出せないのです・・・。
ミチさんが、ある時車でかけたら、やっててビックリ!というのは、そのFMの相談コーナーの充実してる?番組と推察。私も以前同様に、あれーっ!まだやってるんだ!と驚いたことがあったので。
あの相談コーナーに、ユーミンがズバリ!と発言するのが、すごく好きで。恋愛の教祖?ユーミンのお言葉には、色々と勉強になりました
多分80年代後半~90年代前半にかけて、私はその番組を結構聞いていたんです。日曜の夕方5時からやってたというのもあって聞きやすい時間帯だった・・
滑舌がね・・・うーん、でも、映画全体を見たら良いのかも。
実際見てみないとなんとも言えないですが、太っ腹な男臭い男という役は、「フラガール」で、ちょっと見て、う~ん、微妙・・って思ったんです。
あれは、田舎の炭坑の男ってことが、違和感あったんです(田舎臭さが感じられず、どうしても都会っぽさがにじみ出ちゃう)
今回は、かつて学生紛争の闘士ということで、フラガールより合ってるかも・・という気もするので、映画館には行かないと思いますが、レンタルになったら見てみようと思ってます
>なんだか平成の話なのに、・・・昭和のかほりがした。
そうですね。小説の冒頭では、二郎たちが古本屋で『あしたのジョー』や『巨人の星』を探すくだりがありましたが、ひょっとしてあれは作者の年代ではないでしょうか(笑)。まあそれはともかくとして、私の子供時代には近所に石垣島出身の一家が住んでいた(そこのお父さんは、やはり一郎と同じくごつい体格で、見た目がちょっと怖そうだった)ことをふと思い出しました。
あと、西表島の白浜港は9月の旅行で訪れた所であり、生徒数が10人にも満たない小学校(中学校と併設)や、廃屋となってから何年も経っていそうな民家など、小説を読みながら旅先でチラチラと見かけた風景が甦りました。
あっ、すみません。また自分の話ばかりしてしまいました(汗)。
こちらの方にも来て下さって、凄く嬉しいです☆ありがとうございます~。
原作本読まれたんですねー!
そうそう!!最初の懐かしアニメと古い商店街の子供達の処は、私ら世代では??と、思ったんです。今の子供にしては、ちょっと古過ぎないかな?とか思いつつ、でも楽しく読みました。
椀太郎さんの小さい頃、石垣島出身の一家が住んでいたんですねー。おお~やっぱり、ごつい濃ゆい感じのお父さんだったのかー。
西表島で、実際に椀太郎さんは、小さな小学校やら、色々な風景を見て来られたから、小説もぐっと身近に感じたのではないでしょうか?^^
いえいえ、こういう、小説の内容だけじゃなくて、プライベートな話しは、大好きなんで、大歓迎です
私は2部のほうがいいかな。1部はいじめのとこで胸がドキドキして・・・でも1部があってこその2部ですね。ぐうたらでただの威張りん坊かと思っていた父が!2部で読者までも引き込んで応援させてしまう魅力。協調性がないのは問題だけど、妥協できないまっすぐな人間ですよね。作者の所々のコミカルな描写もウケてしまって、ほんとに面白かった。そして、私が今まで読んだことの無い夫婦愛の描写だったなあ。うらやましい限り!
lafitaさんの映画倉庫の方も覗かせて頂き、映画ではあの島のおまわりさん役に松山ケンイチ、そしておそらく長女役に大好きな北川景子の名を発見し、俄然見る気満々になりました。ただ・・原作が良すぎるとやっぱり映画は物足りなそうですね。そのあたりは覚悟しまっす。
最近では、ララピポなんて変わった題名ですね。今度読んでみます!!
ところでこの場でなんですが、先日東野さんの流星の絆、原作一気読みしました!中々グーでしたよ。今度連ドラやりますね。ぜひいつか読んで見てください。
これ、面白かったですよねー。結構分厚い本、しかも文庫は2冊に分かれているので、読めるんだろうか・・・と不安だったのですが、なんのなんの、ぐいぐい引き込まれて読めました☆
そうか~、みどりさんは2部の方が面白かったんですね 2部の方がは、お父さんの底力が発揮されて、スカッとするシーンなどが印象に残っています。映画版は、評判あんまり良くなかった様でした。トヨエツがっていうより、最初の方の小学生達の演技が酷いって評判が悪かったのを覚えています(私もちょっと呆れてしまった・・・)
マツケン君は、やっぱり演技上手いなぁ~と思いました。エキセントリックな役も上手だけど、こういう木訥な田舎の警官役も上手にこなしてました。北川さんは、それほど一杯出番があるって訳ではなかったかな・・・。
奥田さんの本は私もちゃんと読んだのはこれが初めてだったんですよ短編集みたいのは読んだことがあったのですが・・・。私は読んだ事が無いのですが、空中ブランコとか、イン・ザ・プールが非常に評判良いですよ。この2つ、私は先に映画とかドラマ版を見ちゃって内容を知ってしまったので結局小説は読んでいないのですが、小説版の方がず~~っと面白いらしいです
私は奥田さんの本では「家日和」っていう短編集が、すごく面白かったです。
一番最近に読んだ「ララピポ」は、、、あんまりお薦め出来ないです・・・・。かなりエロ系です
流星の絆は、順番待ちが今118番なんですよ・・・一体何時回って来るのやら・・・トホホ。先にドラマを見ることになりそうです。
コメントありがとうございました
ほんとですよね、生命力があって、羨ましい人でした。
結構内容を、忘れてしまっているので、再読したいです。