有川浩さんの本2冊。
「県庁おもてなし課」
有川さんのご自身の出身地である高知への愛が凄く伝わって来る本でした。この本を読む前は知らなかった高知ならではの郷土料理や、日曜市とか、水が綺麗な川とか、アイスクリン?とか、食べてみたいな~行ってみたいな~という気持ちにされました。
あとは、公務員やお役所体質について、大丈夫なのかな?こんな事バシバシ書いて・・・ってほど、バシーっと書かれていました。私は身近な人で公務員の人がいないんですけれどもね・・・。
また、2組のカップルの恋愛話も、それぞれどうなるんだ?と見守りながらも、時にじれったくもなり^^
でもね、有川さんの書く本に登場する女子って、頭が良くて機転の効く、使える子?が多い気がするんですよね。男女の会話なんかも、トントンと弾む様な感じで・・。多紀ちゃんは、いかにも有川さんの本のヒロインって感じがしたなー。
ネコ科肉食獣・佐和さんは、ちょっと凶暴過ぎ?と思う処も・・。映像化された、水ザバーン!とかほっぺたバシーン!とかが、目に浮かぶ様でした。
「フリーター家を買う」を読んだ時にも思ったのだけれど、実体験および、凄くリサーチされ、て書かれているんだろうな・・・というのが解る本になっていました。
田舎の現状(就職事情やら・・)なども、それを身を持って知る作者ならでは!って処も感じさせられて、そこらへんはとても良かったです。3つ☆半
有川浩/ 2011-03-29
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「ストーリー・セラー」
これって、有川さんご本人のお話なの??
どこがフィクションで、どこがノンフィクションなのかな?って、すごーーく気になっちゃったんですけど。
有川さんの旦那様って、すっごく奥さんラブな人で、良い人なんだろうなぁ~~というのが(勝手に)感じられました。
こんな旦那様が側にいてくれるなんて、最高というか、羨まし過ぎですよ!
そして、もしや縁起でもないけど、旦那様はご病気だったり、なにかあるんだろうか?などと心配になって、検索してしまったんですけど・・・
全然ヒットしなかったので、大丈夫なんですよね??
これは、のろけ自伝?って風にどうしても読んでいてそう感じてしまい、平常心で読めなかったというか(^^ゞ
特に最初のお話で、勝手に小説を読んじゃった男子が、女子の口を無理矢理キスで塞ぐって、どうなのよ??それ!!と思っちゃいました。そういうのが好きな人もいるかもしれないけど、ちょっとなぁ・・・3つ☆
「ストーリー・セラー」
有川浩 / 2010-08-20
内容(「BOOK」データベースより)
小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた―。極上のラブ・ストーリー。「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。
植物図鑑
キケン
シアター
「フリーター、家を買う。」恋愛部分は無い方が・・・
「レインツリーの国」 「ラブコメ今昔」感想
阪急電車
「三匹のおっさん」感想
>この県庁おもてなし課が、どのように変わっていくのかを読むのがおもしろかったです。
最初かなりマイナスの処から始めないと、だんだんお話が進むにつれて、上向きに変わって行くという差違が目立ちませんもんね
>「ストーリーセラー」はどこまでが、事実なのでしょう。そうやって、読者にやきもきさせるのも、作者の意図なのかな?
もしそうなら、すっかり有川さんにしてやられちゃいました。
すんごいやきもきさせられ、今もちょっと引っかかっています。
公務員体質って、こういう感じなんだ・・・って、本を読んで知りました。
以前「県庁の星」だったかな・・を読んだことがあったくらいで、あんまり公務員の人が出て来る話に縁がなかったので・・。
公務員といえば、安定した職場で、とても人気の高い、なかなか就きたくても難しい仕事ですよね。
>「ストーリーセラー」の怒る女性に男性がキスをして黙らせると言うシーン
反応してくださって、ありがとうです
そうですよねー。これ、内心結構良いかな・・って思ってた男性だったから、まだまし?ですが、これが全くどーでもいい男性からだったら、も~~!!!って感じですよね
ん~~ でも、内心ちょっと気がある人からされても、やっぱりやだな!
PS 苗坊さんのご職業、すんごい羨ましいです~~~
そうそう。小説家との師弟愛?友情?みたいな部分が一番面白かったです。
あの小説家の人、そっけないというか、結構キツイ事言うけど、実はちゃんと考えてくれてたりするところとか、面白かったです。
>人を誘致するのって、すごく大変な作業なのだと、観光事業の大変さを感じました。
ほんとですよね。
それと、生まれ故郷から一度も出た事がなく、長年ずっと住んでいると、当たり前過ぎて、そこの良さっていうのが解らない・・っていうのありますよね。
他と比べてみて、初めてそこの良さが解ったりね。
「ストーリー・セラー」は絶賛されている方も多いのですが、私的には、それほどでもなかったかな・・・。日月さんは、どう読まれるかな~。
>有川さんの旦那さまは理系男子で「キケン」の
私もそういうイメージを勝手に抱いています
この県庁おもてなし課が、どのように変わっていくのかを読むのがおもしろかったです。
「ストーリーセラー」はどこまでが、事実なのでしょう。そうやって、読者にやきもきさせるのも、作者の意図なのかな?
「県庁おもてなし課」は公務員が公務員らしからぬ動きを徐々に見せるようになって、始めはイライラしたのですが、だんだん成長していくおもてなし課の人たちを応援するようになりました^^
2組の恋愛模様もよかったですね~
「ストーリーセラー」もよかったのですが、あまりにもせつな過ぎて哀しかったです。現実がどこまでなのか分からなかったですし^^;
latifaさんのおっしゃる怒る女性に男性がキスをして黙らせると言うシーン、私はだいっ嫌いです。
キスしたら黙るだなんて考え、横暴だし女性を馬鹿にしてるような気がします。
あ、ココは一般論です。この作品はまた別ですけどね^m^
県庁おもてなし課は、男女間の恋愛だけじゃなく、友情というか、師弟愛というかそんなところも良かったかなと、思います。
私などはただ、楽しんで観光地に行くだけですが、人を誘致するのって、すごく大変な作業なのだと、観光事業の大変さを感じました。
「ストーリー・セラー」はまだ読んでいません。いや、少し読んだのですがあまりにも切なすぎて…
有川さんの旦那さまは理系男子で、おそらくですが、「キケン」の元ネタは旦那様と仲間たちではないかと推測しています。別の短編に旦那様とお仲間の話が少し出てきてます。( ̄▽ ̄)