面白かったです。4つ☆
このタイトル、この一文が言葉の響きというかテンポが良いというか、なんだか面白そうに感じます。内容も、田村ご本人は出てこないんだけど、田村を知る人たちのお話が、短編として幾つか書かれている・・という感じで、全体的な雰囲気は、少し「桐島、部活辞めるってよ」的な話というか^^(「田村~」の方が出版されたのは先です)
田村の事を話題に出す人たちは、小学校時代の同級生達で、札幌のススキノのとあるBARでみんな集まって田村が来るのを待っているという設定です。
女にモテてダンディなのに実は経験のない40男の話や、男子校の保健室の先生で、19才も年下の男子学生の事を時々思い出したり・・・。ネットサーフィンで見つけた女の子が、実は隣宅の娘だった・・・。病院で偶然会った者同士の不倫・・。などなど。
母子家庭で小学生の頃から孤高というか、妙に大人っぽかった?田村は、クラスの中で回りにとけ込めない女子が、「どうせ死ぬんだ」といって泣き伏した時に「どうせ死ぬから、今生きているんじゃないか」と言いはなち、その女の子に好きだよと・・・。
その後、彼らは結婚したことが解ります。すごい長年に渡る恋愛?ですよね。まるで「1Q84」の様です。
最後のお話が、ちょっとそれまでのとムードが違って、突然なんというか・・ええっ・・・という感じなのが残念というか。田村に起こった事故が、可哀相というか・・。そういうのが無くても良かったのにな・・・とか思っちゃいました。
「田村はまだか」 (2008/2/21)
内容(「BOOK」データベースより)
深夜のバー。小学校クラス会の三次会。四十歳になる男女五人が友を待つ。大雪で列車が遅れ、クラス会に間に合わなかった「田村」を待つ。待ちながら各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たち。
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「ぜんぜんたいへんじゃないです。」(2010/3/19)
朝倉さんの初エッセイということで読んでみました。
まあ普通に面白く読みました。3つ☆
読んだのが3ヶ月ほど前だったのですが、もう結構忘れてしまっている・・・という有様。
今、覚えているのは、朝倉さんのお母さんがユニークで娘思い?の人で、札幌の大きい書店にも顔が知れていて?挨拶に行ったりしている・・というのが、くすっと笑えた事と、「タイム屋文庫」の喫茶店などは、小樽をイメージして書いたという事。
感想は書かずじまいになってしまいましたが、読みながら、小樽っぽいなぁ~って思っていたので、やっぱり!!という嬉しさ?が有りました。
「感応連鎖」感想
急に寒くなりましたねー!
今、ストーブつけてます^^
Rokoさんちのコメントにまたこちらでレスしてすいません。
子供の頃親しくなかった人と大人になってから親しくなる事がある
っていうの、そうだろうなぁ~と思います。
私も学生時代と現在とでは、仲良くなる友達のタイプが微妙に変わったような・・・
ずっと登場しない田村を、わたしも一緒に待っていたような気持になってしまいました。
子供のころからの友達と意外な話で盛り上がるって楽しいんですよね。