犬森祥子は、昔の同級生・亀山太一が代表を務める会社で『見守り』という仕事をしている。
夜間の仕事が主で、仕事終りの午前中にどこかで食事とアルコールで一息つくのが楽しみ。
別れた夫との間に一人娘の明里(あかり)を残してきている。
色々な場所にある食堂やレストランでの美味しそうなメニューとお酒の組み合わせや感想、請け負った仕事で出会う人との交流やプライベートの話を絡み合わせての短編集。サクッと気軽に読めて面白いです。
これが食事だけをつづった本だったら、私はお酒もそんなに飲まないし、都内にもそうそう行けないので、ここまでお気に入りにはならなかったかもしれませんが、祥子のプライベートな話に一番興味があって、どうなるのかなーと食事よりもそっちがメインで読んでいます。
最後の方では別れた夫が再婚することになり心がざわつく。娘もその女性が好きな様です。
今までの様に月1回娘に会う事も難しくなるのかなあ・・・とか、たまにしか会えないから娘に遠慮してる処があったり・・・ 色々祥子の気持ちになって読みました。
それにしても祥子ってまだ31歳位なのよね。
23才位で結婚・出産しているから実はまだ若い。
交際初期でのコンドームが破れての妊娠(ホントにこんなのあるんだ・・・怖いですね)から出来ちゃった結婚。夫の両親との2世帯同居等色々あって離婚。読んでいると祥子の人生経験が豊かなせいか?40才位の女性の様な気がしてしまう。
あと祥子や太一等が北海道出身なので、それもなんだか身近に感じる部分があって楽しいです。
ちょっとネットで見たら全部のお店のリアルな名前や場所や情報が出て来ました。
第3酒 丸の内 “回転寿司” 「根室はな丸」だけは知っていたけれど他は知らないお店で、いつか行ってみたいなーって思うお店もありました。4つ★
ランチ酒 – 2017/11/14 原田ひ香
・・・・・・・・・・・
ランチ酒 おかわり日和
「ランチ酒」が面白くて、その後の祥子と娘の事とかが気になったので、すぐ続編の本作を読みました。この後の3作目は図書館の順番待ちが長そう・・・。
見守り屋のクライアントとの交流が深くなっています。1回きりって事は少ないのかな、情も移るし仲良くなって仕事以外で個人的な部分での繋がりが出来たり。
でもクライアントの方の中にはお金を払うってことで頼みやすいって人もいるようでそれも解るわ。
★以下ネタバレ★
小山内さんの告白はびっくりしました。丁寧にお断りしていましたが・・・。
あとは大阪の仕事で知り合った角谷さん。まさか警察に捕まってしまうとは。こちらはお互いに良い感じに既に気に入ってしまってる状態よね。小山内さんには娘の事を理由にしてお断りしたけれど、それじゃあ角谷さんは?と・・祥子が凄く悩んでましたね。
会わずに説明も受けずにっていうのは嫌だっていうのは、よくわかるわ。
再会の場所として指定してきた虎屋カフェは、私もずっといつか行ってみたいと思っていた緑の素敵なカフェなんですよねーいいなあー。
あと前作で衝突してしまった秋葉原のタワマンに住んでいる新藤から再度の要請。
契約結婚を提示される。呆れたけど、冷静になって考えてみると条件その他・・そう酷いものではないのかも・・でも嫌だけどね。
買い物依存症のIT企業の男、彼の買い物欲とか心理が面白かったな。
他のクライアントでミスに選ばれていたもののSNSで過去の男性とのキス写真を貼られたり、それでノイローゼ気味になってる女子大生。このネットでの悩みの解決にこの男子が凄く活躍してくれるって展開も良かった。以上
また次回3作目が楽しみです。
本作は食事部分よりも私の読む楽しみの比重が人間交流の方にずーっと傾いてしまってます。
ランチ酒 おかわり日和 2019/7/11 原田ひ香
内容(「BOOK」データベースより)
バツイチ、アラサー、犬森祥子の職業は“見守り屋”。依頼が入ると、夜から朝までひたすら人やものを見守る。彼女の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。街で出会ったグルメを堪能しながら思うのは、一人娘のこと。別れた夫とその再婚相手のもとで暮らす娘に会えぬまま半年が経っていた。
・・・・・・・・・・・・・・
ランチ酒 今日もまんぷく
シリーズ3作目。
元秘書だった角谷さん・・・。大丈夫かな・・・。なんだか心配だなぁ~何かありそうな信用あまりできない気がする男だけど・・。
安心して交際できるような人ではないけれど、それでも今の気持ちを大切にって祥子が決めたみたいだけど・・・この3年後幸せになってる気がしないんだよね・・・
あと十歳の娘だけど(再婚した新しいお母さんの赤ちゃんが生まれる時には11歳)
微妙なお年頃だよね・・・ちょっとこちらも心配かな・・・。
祥子が、お母さんの方にいつでも来ていいよって言ってるけど、そのお母さんにも新しい彼氏ができているし。彼と同じマンションだっけ・・・
同居してる父も離婚したお母さんもそれぞれ新しいパートナーがいるとなあ・・。
角谷さんと行った隠れ家的レストランが高価なお店で(思ったよりは高くなかったとはいえ)
今、安定したお仕事が無い彼が高価なお店に連れて行くってことに関してちょっと戸惑いがあった祥子。その気持ちはよくわかる。それに関して彼が説明するんだけど・・・。
でもその後もホテル滞在とか温泉旅行お誘いとかレストランとかに行ってますよね。
男性が払ってるっぽいし・・・
同じマンションに住んで民泊を考えているって言うことだったんだけど、、、、この小説を書いたのはコロナの前だったのかもしれませんね今はちょっと難しいかなぁ・・・。
あと最後、小山内さんが出て来ましたね。
彼には新しい彼女ができて今度一緒に住むみたいで幸せになっていて良かったです。ほっとしました良い人だったから。
もしかして、これで一旦終わってしまうのかな・・・?
ランチ酒 今日もまんぷく 2021/6/10 原田ひ香
原田ひ香
「三千円の使いかた 」
ネタバレ感想「一橋桐子(76)の犯罪日記」原田ひ香
夜間の仕事が主で、仕事終りの午前中にどこかで食事とアルコールで一息つくのが楽しみ。
別れた夫との間に一人娘の明里(あかり)を残してきている。
色々な場所にある食堂やレストランでの美味しそうなメニューとお酒の組み合わせや感想、請け負った仕事で出会う人との交流やプライベートの話を絡み合わせての短編集。サクッと気軽に読めて面白いです。
これが食事だけをつづった本だったら、私はお酒もそんなに飲まないし、都内にもそうそう行けないので、ここまでお気に入りにはならなかったかもしれませんが、祥子のプライベートな話に一番興味があって、どうなるのかなーと食事よりもそっちがメインで読んでいます。
最後の方では別れた夫が再婚することになり心がざわつく。娘もその女性が好きな様です。
今までの様に月1回娘に会う事も難しくなるのかなあ・・・とか、たまにしか会えないから娘に遠慮してる処があったり・・・ 色々祥子の気持ちになって読みました。
それにしても祥子ってまだ31歳位なのよね。
23才位で結婚・出産しているから実はまだ若い。
交際初期でのコンドームが破れての妊娠(ホントにこんなのあるんだ・・・怖いですね)から出来ちゃった結婚。夫の両親との2世帯同居等色々あって離婚。読んでいると祥子の人生経験が豊かなせいか?40才位の女性の様な気がしてしまう。
あと祥子や太一等が北海道出身なので、それもなんだか身近に感じる部分があって楽しいです。
ちょっとネットで見たら全部のお店のリアルな名前や場所や情報が出て来ました。
第3酒 丸の内 “回転寿司” 「根室はな丸」だけは知っていたけれど他は知らないお店で、いつか行ってみたいなーって思うお店もありました。4つ★
ランチ酒 – 2017/11/14 原田ひ香
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ランチ酒 おかわり日和
「ランチ酒」が面白くて、その後の祥子と娘の事とかが気になったので、すぐ続編の本作を読みました。この後の3作目は図書館の順番待ちが長そう・・・。
見守り屋のクライアントとの交流が深くなっています。1回きりって事は少ないのかな、情も移るし仲良くなって仕事以外で個人的な部分での繋がりが出来たり。
でもクライアントの方の中にはお金を払うってことで頼みやすいって人もいるようでそれも解るわ。
★以下ネタバレ★
小山内さんの告白はびっくりしました。丁寧にお断りしていましたが・・・。
あとは大阪の仕事で知り合った角谷さん。まさか警察に捕まってしまうとは。こちらはお互いに良い感じに既に気に入ってしまってる状態よね。小山内さんには娘の事を理由にしてお断りしたけれど、それじゃあ角谷さんは?と・・祥子が凄く悩んでましたね。
会わずに説明も受けずにっていうのは嫌だっていうのは、よくわかるわ。
再会の場所として指定してきた虎屋カフェは、私もずっといつか行ってみたいと思っていた緑の素敵なカフェなんですよねーいいなあー。
あと前作で衝突してしまった秋葉原のタワマンに住んでいる新藤から再度の要請。
契約結婚を提示される。呆れたけど、冷静になって考えてみると条件その他・・そう酷いものではないのかも・・でも嫌だけどね。
買い物依存症のIT企業の男、彼の買い物欲とか心理が面白かったな。
他のクライアントでミスに選ばれていたもののSNSで過去の男性とのキス写真を貼られたり、それでノイローゼ気味になってる女子大生。このネットでの悩みの解決にこの男子が凄く活躍してくれるって展開も良かった。以上
また次回3作目が楽しみです。
本作は食事部分よりも私の読む楽しみの比重が人間交流の方にずーっと傾いてしまってます。
ランチ酒 おかわり日和 2019/7/11 原田ひ香
内容(「BOOK」データベースより)
バツイチ、アラサー、犬森祥子の職業は“見守り屋”。依頼が入ると、夜から朝までひたすら人やものを見守る。彼女の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。街で出会ったグルメを堪能しながら思うのは、一人娘のこと。別れた夫とその再婚相手のもとで暮らす娘に会えぬまま半年が経っていた。
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ランチ酒 今日もまんぷく
シリーズ3作目。
元秘書だった角谷さん・・・。大丈夫かな・・・。なんだか心配だなぁ~何かありそうな信用あまりできない気がする男だけど・・。
安心して交際できるような人ではないけれど、それでも今の気持ちを大切にって祥子が決めたみたいだけど・・・この3年後幸せになってる気がしないんだよね・・・
あと十歳の娘だけど(再婚した新しいお母さんの赤ちゃんが生まれる時には11歳)
微妙なお年頃だよね・・・ちょっとこちらも心配かな・・・。
祥子が、お母さんの方にいつでも来ていいよって言ってるけど、そのお母さんにも新しい彼氏ができているし。彼と同じマンションだっけ・・・
同居してる父も離婚したお母さんもそれぞれ新しいパートナーがいるとなあ・・。
角谷さんと行った隠れ家的レストランが高価なお店で(思ったよりは高くなかったとはいえ)
今、安定したお仕事が無い彼が高価なお店に連れて行くってことに関してちょっと戸惑いがあった祥子。その気持ちはよくわかる。それに関して彼が説明するんだけど・・・。
でもその後もホテル滞在とか温泉旅行お誘いとかレストランとかに行ってますよね。
男性が払ってるっぽいし・・・
同じマンションに住んで民泊を考えているって言うことだったんだけど、、、、この小説を書いたのはコロナの前だったのかもしれませんね今はちょっと難しいかなぁ・・・。
あと最後、小山内さんが出て来ましたね。
彼には新しい彼女ができて今度一緒に住むみたいで幸せになっていて良かったです。ほっとしました良い人だったから。
もしかして、これで一旦終わってしまうのかな・・・?
ランチ酒 今日もまんぷく 2021/6/10 原田ひ香
原田ひ香
「三千円の使いかた 」
ネタバレ感想「一橋桐子(76)の犯罪日記」原田ひ香
コメントありがとうございました。
やっぱり、31って感じしませんよね。まだ全然若いことに、驚くわー。
個人的には、祥子の恋愛ネタとか、このシリーズでは出て来て欲しくなかったかなあ・・・と思ったのだけれど・・・。
でも、面白いので、ずっと追いかけて行きたいです。
確かに祥子ってアラフォーなイメージでしたが、しっかりアラサーって書いてありましたね…。
祥子が離婚してしまったのは決して証拠だけのせいではなくて、だからこそもやもやも募るところですが、明里と変わらず会える環境でいればいいなぁと思います。
3を読むのが楽しみです。