何の気なしに手に取った本。
女子フィギュアスケート選手の母と娘のお話。3つ★半
スケートってお金持ちしか出来ない、とてもお金がかかるんだ、っていうのは知っていたけど、こんなに母が付きっ切りで朝から晩までケアしたり、コーチのお弁当やらコーヒーやらお菓子まで順番に用意するとかっていうのは知らなかったので、衝撃でした。
コーチから何か言われる時は、母が椅子の上に正座!もびっくりだったなあ・・。
でも、全国すべてがそうなんではなくて、名古屋地区の一部では、そういう場所もあるとのことで、
浅田真央ちゃんとか、あの辺りの選手は、こういう感じだったのかな・・・
希和は真央ちゃん、美濤先生は山田満知子コーチあたりをモデルにしてるのかな・・?
★以下ネタバレ★
現在、結局小織はスケートを諦め、大学に進学しています。結構良い処まで行ったんだけれど、お金も無いし、やっぱりガッツというか・・・野心も、トップになるには若干足りなかったのかな・・。でも、身体能力はかなり良い物を持っていたからこそ、ここまで行ったんですよね。
でも精神的なものがとても重要なスポーツだし、厳しかったのかも・・。
ちなみに、この小説が書かれたのは2011年なので、読んでいると、あれ!?って思ってしまいますが、これって、真央ちゃんのお母さんが亡くなった時よりも先に書かれているんですね。以上
表彰台に立てるような選手なんて、ほんの一握り。そもそも表彰台どころか、まず選手権に出られる演技が出来る選手になるのも凄い事なんですよね・・・。スケートに限らず、どんなスポーツでもそうだけれど・・・。こういうトップ選手になるには、お母さんや家族の助けが半端ない事に改めて驚き、衝撃を受けました・・・。
この小説のお母さんは、元はお遊び程度の感じで娘を習わせていただけで(離婚前に暮らしていた頃の生活も裕福だったのよね)、名古屋に引っ越し後、急に本腰入れてヘルプをし始めたけれど、もっと子供が幼い頃から・・って親も多いですよね。
トップ選手の多くが、そういう印象。
逆を言えば、そこまでやらないとトップにはなれないのかな・・・。
巨人の星じゃないけど、子供が好きで自分からやり始めたというよりは、親のエゴとか親の夢を子供に託す感じで、個人的には、あんまり好きでは無かったりしますが・・・。
この小説のお母さんも、途中から娘本人よりも、夢中になってる感じもあって(いや本人も頑張っていたし、努力もすごいしていたけれど) でも、進路とかも押し付け感あったしなあ・・・。
なんだか娘が可哀想に思うシーンが色々あったわ・・。
最後は、若干お母さんを褒めてる感じでまとめているけれど、私的には、このお母さんは、ちょっと・・・。
フィギュアスケートのちょっと裏事情みたいな事とか、大学へのスポーツ推薦とか、色々調査を念入りにして書かれた本で、興味深く読みました。
雫井脩介さんの本は、2005年 『犯人に告ぐ』が初読みだったかな。
それ以外では「仮面同窓会」2014年を読んでいます。
「仮面同窓会」ネタバレ感想
銀色の絆 2011/11/10 雫井脩介
内容(「BOOK」データベースより)
夫の浮気で離婚、娘の小織とともに名古屋へと転居し、無気力な日々を送っていた藤里梨津子だったが、フィギュアスケートの名コーチに小織の才能を見出され、娘を支えることに生きがいを感じ始める。スケートクラブ内の異様な慣習、元夫の会社が倒産したため途絶えた養育費、練習方針を巡るコーチとの軋轢―人生のすべてを懸ける梨津子の思いに、小織はとまどいながらも成績を上げていき、やがて…。
女子フィギュアスケート選手の母と娘のお話。3つ★半
スケートってお金持ちしか出来ない、とてもお金がかかるんだ、っていうのは知っていたけど、こんなに母が付きっ切りで朝から晩までケアしたり、コーチのお弁当やらコーヒーやらお菓子まで順番に用意するとかっていうのは知らなかったので、衝撃でした。
コーチから何か言われる時は、母が椅子の上に正座!もびっくりだったなあ・・。
でも、全国すべてがそうなんではなくて、名古屋地区の一部では、そういう場所もあるとのことで、
浅田真央ちゃんとか、あの辺りの選手は、こういう感じだったのかな・・・
希和は真央ちゃん、美濤先生は山田満知子コーチあたりをモデルにしてるのかな・・?
★以下ネタバレ★
現在、結局小織はスケートを諦め、大学に進学しています。結構良い処まで行ったんだけれど、お金も無いし、やっぱりガッツというか・・・野心も、トップになるには若干足りなかったのかな・・。でも、身体能力はかなり良い物を持っていたからこそ、ここまで行ったんですよね。
でも精神的なものがとても重要なスポーツだし、厳しかったのかも・・。
ちなみに、この小説が書かれたのは2011年なので、読んでいると、あれ!?って思ってしまいますが、これって、真央ちゃんのお母さんが亡くなった時よりも先に書かれているんですね。以上
表彰台に立てるような選手なんて、ほんの一握り。そもそも表彰台どころか、まず選手権に出られる演技が出来る選手になるのも凄い事なんですよね・・・。スケートに限らず、どんなスポーツでもそうだけれど・・・。こういうトップ選手になるには、お母さんや家族の助けが半端ない事に改めて驚き、衝撃を受けました・・・。
この小説のお母さんは、元はお遊び程度の感じで娘を習わせていただけで(離婚前に暮らしていた頃の生活も裕福だったのよね)、名古屋に引っ越し後、急に本腰入れてヘルプをし始めたけれど、もっと子供が幼い頃から・・って親も多いですよね。
トップ選手の多くが、そういう印象。
逆を言えば、そこまでやらないとトップにはなれないのかな・・・。
巨人の星じゃないけど、子供が好きで自分からやり始めたというよりは、親のエゴとか親の夢を子供に託す感じで、個人的には、あんまり好きでは無かったりしますが・・・。
この小説のお母さんも、途中から娘本人よりも、夢中になってる感じもあって(いや本人も頑張っていたし、努力もすごいしていたけれど) でも、進路とかも押し付け感あったしなあ・・・。
なんだか娘が可哀想に思うシーンが色々あったわ・・。
最後は、若干お母さんを褒めてる感じでまとめているけれど、私的には、このお母さんは、ちょっと・・・。
フィギュアスケートのちょっと裏事情みたいな事とか、大学へのスポーツ推薦とか、色々調査を念入りにして書かれた本で、興味深く読みました。
雫井脩介さんの本は、2005年 『犯人に告ぐ』が初読みだったかな。
それ以外では「仮面同窓会」2014年を読んでいます。
「仮面同窓会」ネタバレ感想
銀色の絆 2011/11/10 雫井脩介
内容(「BOOK」データベースより)
夫の浮気で離婚、娘の小織とともに名古屋へと転居し、無気力な日々を送っていた藤里梨津子だったが、フィギュアスケートの名コーチに小織の才能を見出され、娘を支えることに生きがいを感じ始める。スケートクラブ内の異様な慣習、元夫の会社が倒産したため途絶えた養育費、練習方針を巡るコーチとの軋轢―人生のすべてを懸ける梨津子の思いに、小織はとまどいながらも成績を上げていき、やがて…。
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