だいぶ前にリクエストして、届いた本の装丁を見て、「あ、ティーンものかな?」と思ったのですが、そうではありませんでした。
一章目は高校生でしたが、次は子供を持つ女性のお話、3つめは食品会社の営業で働く人達のお話・・・最後の方になって、それらのお話が繋がっていたことが解るという凝った仕掛けになっている内容でした。
どれも、げげげ・・・って、実際にありそうなお話なので(ここまで一杯人が死ぬ事は無いだろうし、ただごとじゃないけど。ああいうちょっと変な人って、たまにいるから・・)そういう人と関わり合いになったら、逃げられないというかね・・・。参りますよ、職場とかクラスや子供がらみで一緒になったら、なんとかやり過ごすしか無いですもん。
後味は良くなかったのですが、ページをめくる手が止まらなかったです。
★以下ネタバレ★
ただ、怪しい気配や人間を見分けられる白石君が、最初コイツが悪魔的人間だと思い込んで、先輩がまともな人として読んでいたら、そうじゃなくて逆だったのにはビックリ。白石君が闇払いを行う側の人だったとは。そして澪が大学生になった後再会して、行方不明になった友人を探しに行って見つかって良かったわ。2章で同じく行方不明になっていた元アナウンサーの主婦も洗脳?というか、別人として生きてたし、この辺りの不思議な展開は、ちょっとついて行けなかったかも。
3つ目のお話で、人の良い怒られてばかりの非正規社員だったジンさんが、その後出世して、良い上司だった女性が課長になったら疎まれる様に変わってしまったのもビックリ。そして、ジンさんが怪しい家族の一人だったとはね・・・。以上
闇祓
第一章 転校生
第二章 隣人
第三章 同僚
第四章 班長
最終章 家族
エピローグ
闇祓: 辻村深月 2021年10月29日
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。
辻村深月さんの他の本の感想
傲慢と善良
かがみの孤城
一章目は高校生でしたが、次は子供を持つ女性のお話、3つめは食品会社の営業で働く人達のお話・・・最後の方になって、それらのお話が繋がっていたことが解るという凝った仕掛けになっている内容でした。
どれも、げげげ・・・って、実際にありそうなお話なので(ここまで一杯人が死ぬ事は無いだろうし、ただごとじゃないけど。ああいうちょっと変な人って、たまにいるから・・)そういう人と関わり合いになったら、逃げられないというかね・・・。参りますよ、職場とかクラスや子供がらみで一緒になったら、なんとかやり過ごすしか無いですもん。
後味は良くなかったのですが、ページをめくる手が止まらなかったです。
★以下ネタバレ★
ただ、怪しい気配や人間を見分けられる白石君が、最初コイツが悪魔的人間だと思い込んで、先輩がまともな人として読んでいたら、そうじゃなくて逆だったのにはビックリ。白石君が闇払いを行う側の人だったとは。そして澪が大学生になった後再会して、行方不明になった友人を探しに行って見つかって良かったわ。2章で同じく行方不明になっていた元アナウンサーの主婦も洗脳?というか、別人として生きてたし、この辺りの不思議な展開は、ちょっとついて行けなかったかも。
3つ目のお話で、人の良い怒られてばかりの非正規社員だったジンさんが、その後出世して、良い上司だった女性が課長になったら疎まれる様に変わってしまったのもビックリ。そして、ジンさんが怪しい家族の一人だったとはね・・・。以上
闇祓
第一章 転校生
第二章 隣人
第三章 同僚
第四章 班長
最終章 家族
エピローグ
闇祓: 辻村深月 2021年10月29日
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。
辻村深月さんの他の本の感想
傲慢と善良
かがみの孤城
現実的なリアルなお話なのかと思ったら意外な展開になったので驚きました。
なるべくこういう人たちとは関わりたくないですが、いつの間にか親密な関係の位置にいそうでそれも怖かったです。
私は同世代の女性として、団地の女たちのマウント?は怖かったなぁ。
イヤよね・・・^^;
結局、怖いのは人間なのかな?
コメントありがとうございます。
意外な展開でしたよね。
表紙と、そして2章目以後読んで行った時と、それぞれ予想外な内容でびっくりしました。
いやー、関わりたくないです。
怖いお話でした。
コメントありがとうございます。
団地のエピソードが私も一番印象に残っています。
綺麗でボス的な立場の女性、悪口は言わないし何もかも完璧なのに・・・ってキャラクターは初めて読んだ気がします。
夫も変だった。
あ、でも3時間も上司の愚痴電話につきあってたおじさん・・この人も凄かったなあ・・・
後味は最悪なものばかりでしたが^^;
辻村さんがここまでイヤミスに特化した作品を書くと思っていなかったので、ちょっと意外でした。
個人的には、一話目の白石君を軸にしたお話の方が読んでみたかったですね。
周りにこんな人がいたら絶望しかないですよね。こんなモンスターと出会わないことを願うばかりです。
コメントありがとうございます。
辻村さん、数冊しか読んでいないのですが、本作は他の本とは違っていました。
後味、悪かったです。でも、ぐいぐい引き込まれて読んだのですけれども。
私も1話目の白石君が、他のお話でも登場して、活躍?するお話読んでみたかったです。