やっと図書館の順番が回って来て読むことが出来ました。湊かなえさんの本は「少女」→「贖罪」→告白の順番に読みました。
全部読んで感じたことは、3冊とも読んでいる最中は、結構夢中になれます。引き込まれて一気読みせずにはおれません。この筆力は凄いと思う。
ただ、残念なことに、いつも後半~最後の展開で、がっかりしてしまう様です・・。 「告白」「贖罪」とも3つ★~3つ★半
「贖罪」 2009-06-11出版
「少女」よりも読みやすかったです。混乱することなく読めました。
色々繋がり過ぎていて、ビックラ。「少女」ほどではないものの・・・
☆以下ネタバレ 白文字で書いています☆そもそも犯人はフリースクールをやってる男(麻子の若い頃つき合っていた男で、エミリの実の父)だってことですよね? この男はいつから変態になってたんだろうか???
変態が多すぎじゃありませんか、あっちゃんのお兄ちゃんも血はつながらないとはいえ、娘に手を出してたし・・・。
登場人物整理
●紗英 生理が大人になっても来ない・・。東京で就職し、玉の輿とも言える人と結婚するも、その男とはフランス人形を盗んだ少年だった・・。人形愛?
●真紀 大人になって小学校の教師になった。背が高くいつもしっかりしてるね、と言われて育った。プールに侵入してきた不審者から子供を守ったものの・・
●晶子 事件後登校拒否になってしまった。外貌に自信が無く、身の丈以上の事を望むとしっぺ返しが来ると思いこんでいる。優しい兄は大人になって、わけあり子持ち女性と結婚する。
●由佳 喘息の姉が母を独占・・。事件の日、迎えに来てもらえず、淋しい思いをしている。姉の夫の手が、子供の頃優しくしてくれた駐在さんの手と似ていたことから義兄を好きになり、身ごもってしまう。
●母、麻子が語る、自身の大学時代の話や事件について・・・。
(内容紹介)誇るべきところは空気のきれいさ、夕方六時にはグリーンスリーブスの音色。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺人事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
「告白」2008-08-05
少年AとBの心の闇というか、深層心理の部分は興味深く読みました。特にプールに落とした側の少年の方。「優しい」と母親から褒められるのが辛いという男の子の部分でした。他に褒められる何か抜きん出た個性や長所がが無い時に「優しい」と言う・・というのには、ちょっと考えさせられました。
☆以下ネタバレ 白文字で書いています☆少年Bがプールに落とした理由が、優秀な少年Aの鼻をあかしたかったから。Aが電気財布で少女を殺しそこねた事を、自分は成し遂げることが出来るんだという達成感の為に・・・ってのには、ビックラ。
ラストで語られる、HIVを入れた牛乳を、旦那が直前にすりかえた(どうやって~)、先生が爆弾を解除し、しかもその爆弾を、少年の母の研究室に爆弾をしかけたって、ありえん!!
それにしても、後任の先生が、自分の前の担任が、尊敬する教師の奥さんだったことに気がつかないって~~あり得ない~。しかもその人に細かくいつも相談をしてるって・・・オイオイ!!
2人ともの男子が、ここまで母親べったりという設定にも疑問があるな・・・。
そもそもその2人の母親が、相当変。
とはいえ、部分部分に、誰もおおっぴらには言わない事だけど、おぉ~そうだよなぁ~!という部分が色々あって、そういう部分はさすが実際に教師をしておられるだけに鋭い・・と思いました。
「このミステリーが凄い」の4位、「本屋大賞」も受賞したそうですが・・・そこまで凄い作品とまでは思わなかったかも・・・。
なんと!「下妻物語」「松子~」の中島哲也監督、松たか子主演で来年映画化されるそうです 松さん、この先生役良いかも~!
(内容紹介)我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。
少女感想
こっちはもう学校既に始まってるよ~。2学期制だからかな?
映画を見た後小説読まれている方、数人お見かけしたのだけれど、両方凄く楽しめたって言われている方が多くて、それがベストな順番だったのかも。
私は小説を読んだ時、先生そこまでするか?って(怒る気持ちは解るけど)思っちゃったんだよな。
あ~~早く映画が見たいよー
レンタル開始を首を長くして待ってます。
今、我が家は宿題のために戦場のようになっています(笑)
で、、、映画に衝撃を受けたんだけど、原作にはなかなか手が出ませんでした。
やっと読んだんだけど、面白かった!
面白かったというと語弊があるけど、映画の場面場面を思い浮かべながら読んでいると、なんだかスゴクしっくりきたの。
でも、これって原作を先に読んでいたら、私、きっと嫌な話だってことで映画を未見にしたかもしれないなぁ~
本当はこういう系のお話って苦手だもの・・・
映画、やっぱり凄いのね?
中島監督だし、きっと予想外のビジュアルとか展開とか、インパクトあるようにできあがってるんだろうな~って期待はあるんだけど、
まだ見に行ってないんだ。
きっとレンタルになるまで待つことになっちゃいそう・・・。
原作も由香さんには読んでもらいたいな~。
そして、映画→原作の順番に読んだ方の感想に、すごい興味しんしん!是非聞いてみたいです~
原作は未読ですが、映画の『告白』を観て来ました。
いや~~~スゴイ映画でした!!!あまりにも衝撃的で圧倒されました。
でも内容を好きってわけでもないので、原作を読むかどうか悩んで覗かせてもらいました(笑)
やっぱり映画だけにしておいた方がいいかも・・・
latifaさんは映画は観る予定がないですか?
とにかく凄い映画でしたよ!
映画版のは劇場には見に行かないわ・・・。レンタルになったら見てみるつもり!
なんでもハリウッドでリメイクだかの話が来てるらしいね。
みみこさんも、少女→贖罪だったのね?
もしかしたら、その後「告白」を読むかもしれないの? もしそうなら、全く同じだねー
で、、贖罪。変態多すぎって、その通り!
普通の人が少な過ぎるよ~~。
湊さんって文章力凄いあると思うんだけど、設定が、繋がり過ぎ!とか、変態多すぎ!とか、どうも過剰な処があるような・・・
話題の映画の「告白」はみるのかな。
私はいいかな・・・笑
原作はまだだけどね。
今回、latifaさん同じく「少女」→「贖罪」と行ったわ。「贖罪」嫌な話だっわ~~
告白はそれ以上なのよね?イヤだ~~~
で、この「贖罪」
何がイヤかって
変態多いところよ・・・・笑
いくらなんでも、凄すぎ。
あれじゃあ、事件に巻き込まれたら
幸せになれない・・とでもいうようよね。
先ほど、無事コメント投稿が出来ました
とにかく良かったです!
そしてコメントの転記、ありがとうございました!失礼だなんて、とんでもないですよ~~
GAKUさんち、映画はもちろんのこと、写真や音楽など多岐に渡っての話題、これからも楽しみにしていますよ~!ありがとうございました~
ほかのコメントもできないとは、本当に申し訳ない限りです。
調べてみたのですが、ちょっと原因がわかりませんでした。
失礼とは思いましたが、こちらにいただいたコメントをlatifaさん名義で転記させていただきました。
ブログURLなどもlatifaさんちのものを使用させていただいたのですが、こちらからは入力することができました。やはりIP絡みの問題なのでしょうか。。。
よかったら簡単な内容でもかまいませんので、
またお時間のあるときにコメントを試してみていただけると助かります。
お手数おかけしてすいません(><)
今解ったんですが、GAKUさんちだけではなく、ライブドアの他のブロガーさんちにもコメント投稿出来ないことが解りました!
多分、数日中に治ると思います。
以前にも2,3回そういうことがありました。
報告まで^^
GAKUさんち、他の記事にもコメント出来なくなっちゃってます。
書けるとばかり思って、以下の様な文章を書いて投稿ボタンを押したものの、何度やってもダメでした。また数日、日をあけてトライしてみます。
GAKUさん、あちらはやっぱりダメでしたが、ちゃんとこちらにはコメント書けるので(^▽^)
いやいや子供って言っても、もう15才なんで・・・。小さい頃から、私が家の中でFM(J-WAVE)をかけっぱなしにしていて、FPMがよくかかってたという経緯もあるかもです。
この記事、喜んで見てました~。ありがとうございます☆
かえってすいません
さっそく今、再トライしたのですが、やっぱり受け付けられませんでした。オトメンとか、ピエロとか、怪しい言葉を削除して色々トライしたのですが・・・
もしかしたら、一回拒否になった後、色々文章を消しても、IP拒否になってしまったのかも。
ま、そういう事もたまにある!って事で
他の記事にはコメント書けることだし
>個人的にはいつもジャージ姿で体育会系の熱血筋肉バカ(失礼っ)のようなイメージがあったのですが +偽善者
そうそう!私も全くGAKUさんと同じイメージでウェルテルをとらえてました。
あの嫌な教師役を受けるなんて、岡田君もなかなか骨のある男ですな。
コメントがNGになってしまった件は本当にすいませんでした。
調べてみたところ、アダルトブログからの迷惑TB対策のNGワードに引っかかっていたようです。現在は解除しましたので、コメントも普通にしていただけると思います。
>ウェルテルが岡田君って。。。私も全然イメージと違います。
個人的にはいつもジャージ姿で体育会系の熱血筋肉バカ(失礼っ)のようなイメージがあったのですが、岡田君だとまだまだ新米で熱血教師にあこがれる若造な感じですね。
小説だとウェルテルが偽善者っぽくて、あまり良い印象がなかったので、岡田君だと物語がまた違った感じになるのかも。。。
GAKUさんちにお邪魔して、コメント何度トライしてもダメなんです。ワードで何か引っかかってるのかな?と思って変えたりしたのですが、何故ダメなんだろう・・・FPMの処にはすんなり書き込めたのに。
もしや・・と思い、FPMの方にコピペして投稿してみたのだけれど、やっぱりダメで・・・
すいませんが、この下に書いて置きます。
数日後、またトライしてみますね。
GAKUさん、「告白」レビュー発見♪
私もGAKUさんが書かれているのと同じ箇所が、すごく面白かったです。↓
>生徒に名前をニックネームで呼ばせたり、問題児の心の奥を熱く語ったりする先生が出てくる学園ドラマ。生徒は本当にそんなことを望んでいるの?」「ナンバーワンだか、オンリーワンだか言ってる歌が大好きな熱血先生が…」
ところで、この小説の映画化で、ウェルテル(後任の教師)を、岡田君(重力ピエロ・オトメンの)が演じるそうで、なんか全くイメージが違ってびっくり・・・。
クリスマスも終わっちゃったね。これから年賀状作らなくちゃ・・。
ところで、これ。真紅さんも読まれていたのね~。でもレビューは書かなかっただけなんだ・・。後味悪かったよねぇ・・・。
同じ後味悪さでも「母なる証明」は平気なんだけど、この「告白」は何故か、ちょっと気持ちが良くなかったのは何故なんだろか・・・。
で、なんですとー!!!
ほんとだぁ~~調べてびっくり行天。
ウェルテルに、岡田君???
全くイメージしてなかっただけに、これは大胆なキャスティングだね。読んでいた時はウェルテル、うざいヤツだな~って嫌いだったけど、岡田君が演じたら、どんな風に感じるんだろうか?ますます興味津々。
厚木、キョンキョンの出身地らしいね。私はいまだ故郷の方が高校名とか土地勘とかあって、なかなか関東には慣れないままだ~
感想は同感です。サクサク読めて「よくできてるなぁ」と思いつつ、ラストの後味の悪さったらありません(>_<)
映画化ですか!しかも松たか子が先生とは。
あのクールな感じは合ってるかもしれませんね。あとはあの後味をいかに悪すぎずに見せるか…かな。単なる「復讐完了!」といったチープなものにはしないでほしいものです。
私は『告白』しか読んでないんだけど。。読後感が、すっごく悪かったんです。
感想すら書く気になれませんでした。
だから、本屋大賞を受賞したと聞いてビックリ! そんなに凄い本なのか、、と思いました。
で、映画になっても観るもんか、、と思っていたんですが、岡田将生くんが出演すると知り、観る気満々です(笑)。
中島監督なんだよね。。どんなクセ球投げてくるかね~。
一つ↑の記事、「厚木」と聞くと「キョンキョンの出身地だ」と思います。
行ったことないけど。。
最初、映画の事は書いていなかったのですが、kinoさんちで、映画化のことを知り、追加させて頂いちゃいました。
中島監督っていうのが、ミソですよね。
映像とか、普通の映画にはなっていない気がするので、楽しみです。
もし今までと同じ様な感じ感じならば、豪華絢爛で、沢山の色が溢れるといった手法は、どういうシーンに使うんでしょうね?
もしかしたら、今までとは全く違った、色目抑えた感じで勝負してくるのかな~
私も最初に「告白」を読みたかったなあ・・・。3作のうち、最後に読んだので、やっぱり若干衝撃が薄まってしまったようです。
はまかぜさんも、そのうち機会があったら、他の作品も読んでみて下さい~。感想楽しみにしています。
そうか~、ゆうさんは「告白」の方が馴染めましたか。私は「告白」のお母さん(AとB両方)が、若干ありえんだろ~とか思って読んでしまいました。でも、面白かったんですけれどもね。
次回作は、どんな世代の、どんなお話なのか、、角田さんといい、ダークでグワグワ来る処は怖いもん見たさで嫌いじゃないです。
なんだかんだと言ってはいますが、ここまでハマって一気に読ませてくれる本って、そんなに出会えないです。
また4弾目が出たら、読みます。
次回作も、このままの感じで行くのかな・・・。そろそろ、30代くらいの女性数人の深層心理を暗くグワグワと描く系作品を出しそうな予感もするかな~
しんちゃんは、「告白」から「贖罪」まで順番に読まれたんですね~。
私も本当はそういう風に読みたかったなあ・・・。自分で本を買えば良いんですけどね・・・。なんだかんだと言っていますが、また4弾目が発売になったら、読む予定です。
PS 何故か、告白だけ、しんちゃんちにTBが飛ばないんですよ・・すいません・・
>そこまで凄い作品とまでは思わなかったかも
陰気な本だったので、私も、本屋大賞に選ばれるほどでは、と思った。
自分を納得させるため。勝手な理屈をつけてしまう暗い気持ちは、
うまく描かれてましたね。
この作品の映画化は、楽しみですね。
たしかに松たか子さんなら雰囲気的に合いそうですね
結構人間の考えの嫌な部分を突く記述やセリフもあり、その辺りはさすがだと思います。
いずれ他の作品も読んでみようかなと思います。
贖罪は、ちょっと(苦笑)
これからもこの路線でいかれるんでしょうね。
手にするのに勇気のいる作家さんですよね・・
つい嵌ってしまって、作品が出るたびに読んでいます。
作者はずっと、この暗い路線で行くのかな?
「告白」を映画化ですか。うーん。
結末を知ってるミステリを見ても…ねえ^^;