「ラブコメ今昔」と「レインツリーの国」と2冊有川浩さんの本を借りて来ました。レインツリーの国は4つ☆、ラブコメ今昔の方は・・・私の苦手な軍事系の部分が結構多くて・・・、自衛隊が苦手なんじゃなくて、なんとか部隊とか階級とか飛行機の種類とか、そういうのが良く解らないのでそういう話題が出て来ると置いてけぼりをくらった感覚になるというか・・。 それで、最初の話もやっと数日かかって読み終えた有様。読み終わってみると、ある亭主関白の自衛隊の偉い人の若い頃のお見合い最初の出会いの時の微笑ましいエピソードとか、楽しい話ではあったんだけれど・・・
2話目も、偶然混雑していた新幹線で出会った、あるオタクの自衛隊員と2個年上の女の子の出会いと交際中の微笑ましいお話で、この出会いのシーンとかも、すんごく良かった (満車の新幹線で疲れてやっと立ってる女子に、座っていた逞しい男の子がトイレに行く間ここ座っててもいいですよ、と声をかけてあげて、座席を譲ってあげて・・・その後親しくなっていく様子とかも、とっても良かった☆)
ただね、この男子が危険な地帯に志願して行くわけなんですが、そこの説明が、「みんなを守る為に、みんなを安心して暮らせるように誰かがが行かなくちゃいけないとしたら、自衛隊として訓練も受けている自分が行くのが・・」ってだいたいこういう事を言うわけですよ。ここで女子がカッコイイぞと感涙しちゃう・・って展開なのです。う~~ん、、、、確かに勇敢なのかもしれないけれど、なにか、こう・・・ストレートに、これがカッコイイとか勇ましいとかって思えないのは、なぜなんだろう(一日考えたんだけれど解らない)
「レインツリーの国」
これまた出会いと交際に進んで行く課程の描写が素晴らしい!
若い頃に感銘を受けたある一冊の本についての思いを分かちあえた事で知り合う2人。ネットの管理人とそれを読んだ人という立場から、一歩踏み込んで、実際に会うに至り・・・会ってみたら、彼女は耳が不自由だった・・・と解る。というお話。ちなみにその一冊の本とは、笹本祐一「妖精作戦」らしいという噂。
有川作品にしては珍しくアクション(戦隊系?)が無いお話とのことですが、どうやら最近解って来たことには、私はその普通じゃない有川作品は楽しめて、普通の有川作品は苦手らしい・・・。
この本の内容は一切知らずに読んだために(これが非常に良い方へ作用しました)初めてのデートでの彼女の行動にイライラする気持ちを私も持ち、その理由が解った時の衝撃たるや・・・。
この本は恋愛部分以外にも、難聴について知らなかった事を色々知る意味で、とても有意義でした。今まで私も、聴覚障害=手話と思いこんでいたので・・。
最初の処で、ある一冊の本について2人それぞれが感じてた部分や怒りの部分では、私は女性だっていうのに、伸さん的な風に思っちゃう処があって・・。
ラストの方、実際の2人の恋愛の行方が、その一冊の本について2人が語り合った事とクロスするような風になっていて、そこ良かったです。 諦めないで、がんばるだけがんばってみようよ!って方が私は好きだな。やっぱり・・。
どうせ、こうなってしまうなら黙って身を引いてしまおう、相手の幸せを陰で願いながら・・・みたいのはイヤだよー!!(←大人げない)
難聴で色々苦労はしているものの優しい元気な両親に恵まれ金銭的に何の苦労もしてこなかった女子と、お父さんが病気で倒れ、脳障害の為に自分だけが忘れられてしまって辛い思いをし、父亡き後金銭的に苦労した経験のある伸さん。それぞれみんな色々と辛い経験をしているんだよね。
とはいえ、野暮ったいとか、あか抜けないとか言われちゃうのは女の子はショックよねえ・・・。そんなぱっとしない外見に「面倒臭い」性格の女子、かたや会社の同僚のカワイイ外見勝負で生きて来た解りやすい面倒臭くない女の子。私は両方とも違うけど、でも部分的に解るな~って処がそれぞれあったので楽しめました
阪急電車
「三匹のおっさん」感想
「レインツリーの国」は今のところいちばん好きな有川作品です。有川作品特有のべた甘ではなく、恋愛の切なさや痛さを描いているところが好きです。
ラストも完全なハッピーエンドじゃないところも含めて。
>黙って身を引いてしまおう・・・みたいのはイヤだよー!
わたしも絶対イヤです。(>_<)めんどくさくてもつらくても、お互いに向き合って幸せになってほしい。会社の女の子も単純なキャラじゃないところもリアルでよかった。
そうっか~日月さんが現在のところ一番好きな有川作品なのね?
確かに恋愛の甘さだけじゃなくて、色々な部分が書かれていたし、私にとっては難聴についても知る部分が多くて読んで良かったな~って本当に思える本でした。
わ~!日月さんも、黙って身を引く系はイヤなのね? 同じで嬉しいな~。
ひとみさん、パンスト買いに走った伸さんに置き手紙・・ってシーンで、アワワ・・って思ったわ。
伸さんは、へこたれる様な人じゃなかったですね
PS 京大芸人読みましたー!!面白かった~。こういう勉強法あるんだぁ?って驚きました。感想は書くか書かないか解りませんが、読んで良かったです。
確かに有川ワールドは軍事系の設定が多くてこの世界観についていけるかどうかで好み分かれるところですよね。
ラブコメ今昔は私結構好きですー一番好きな「阪急電車」ほどではないけれど、ほんわかとした部分や様々な恋愛模様にキュンとさせられました。
レインツリーのピュアさもいいですよね!
<ネットの管理人とそれを読んだ人という立場>・・私たちもネットしている身だからか
自分だったらって考えてしまいがちだったわ。
実際に会うっていうのも勇気がいるものね。
でも共通の話題が出来る貴重な人って
それだけで興味がわくよね。(ちょっと横道かな)
で・・私は他の有川作品って読んでいないの。
そうなのね。他のほうが、普通の有川作品という感じなんだ。
個人的には自衛隊系はOK、詳しい方だと
思うんだけれど、物語が戦闘系となると
微妙だな・・・笑
そのうち確かめてみます~~♪
今日からまた暑くなるのかな。
お互い、体調崩さず過ごそうね~~
またね
有川さんといえば軍事もの・・っていうのを最近知った次第です
彼女ご本人の写真を本の最後で拝見したら、ボーイッシュな感じの女性で、若々しくて、この人がベタ甘な恋愛ものを書いているんだぁ~^^とニヤけてしまいました。
軍事ものや自衛隊系に詳しいのは、有川さんのかつての彼or旦那さんが、自衛隊関係の人だったのかしら?
>私たちもネットしている身だからか、自分だったらって考えてしまいがちだったわ。
うん、うん。そうだよね。私もみみこさんと出会った時、同じ様な時代に同じ様な映画で楽しんで来たお仲間で、ツボも似てる~って、それはそれは嬉しくて気持ちが高揚したもんだったもん。もし、自分が独身で相手も独身で異性だったら・・・って考えると、もしや、もしや・・・って事もあるよな、って思うわ~
たださ、ネットで凄く楽しくお話はしていても「実際に会う」っていうのは、またすごい高いハードルよね。
私ねネットじゃないんだけど、仕事関係でいつも電話でだけで話していて親しくなっちゃった人とか昔何人かいたのよ。で、その電話の人と、別にプライベートで会うってわけじゃなく、仕事で実際に会う機会が来たわけ。ところが「え~っ・・・イメージ違う・」と、私も思っただろうし、向こうも思ったんだろうね、 と盛り下がり、それ以後電話で前の様に楽しく話すって事がぱったり無くなりました~~って事が2回あったのよね~。
>個人的には自衛隊系はOK、詳しい方だと思うんだけれど、物語が戦闘系となると
うわっ みみこさん、自衛隊系OKなのね?それじゃ楽しめるはず!!戦闘系は世間の人が話しているにはそうらしいんだけど、そこの戦闘に至る前に挫折しちゃってるから実際私は読んでいないのよ。
私は米軍基地の公開日だっけ?ああいうのに1回行ったことがある位なので、軍もの拒否!とかってわけじゃないんだけれど・・・・
志願して自衛隊とか軍隊とか行く・・ってのは、どうもなにか・・うん・・・私的にはあまり共感出来ない感じかなあ・・・
でも、やっぱりああいうふうに知り合うのは今の世の中怖いって気がする。
特に異性の場合はねぇ。
もうご存知だと思うけれど、なぜだか自衛隊系とか警察系のお話も私は大丈夫みたいなのよね。
米軍基地を見に行ったことはないのだけれどね(汗)
アニメでも華々しいものより男っぽい物を好んで見てきたせいかもしれない~。
そうだよね・・・。最近は怖い事件も多いし、実際に会うとか個人情報を明かすとかって不安なもんがあるよね・・・。ほとんどの人は普通の良い人で、ごくわずかな人が危険な人なんだろうけれど。
私のかつてのネットの友人(今は縁が途絶えてしまった)が言っていたんだけれど、彼女はネットで知り合った人と数人会うに至っていて、ネットでは話がはずまなくて、どうしたもんか・・って思ってた人が、実際会ったら話しやすくてびっくりして、で、帰宅してまたメールをしたら、やっぱり直に会った後だっていうのに、あまりかみ合わないっていうかで・・・って言ってたわ
その逆にネットでは凄く話がはずむのに、直接会ったら、なんだかしっくり来ないってこともあるんだろうな~。なんとなくそれが怖くて私はブログがらみの人と会った事が無いのかも。
私の親戚に(イトコ)ネットで知り合って結婚に至り、結婚してもう6年位経ってるカップルがいるわ。
そうっか~ミチさんは自衛隊や警察系OKなのね。そういえば、そういう題材のお話の本や映画よく読んでいらっしゃる
私は基地を見に行ったこともあるんだけど、映像としては平気でも、文章で色々書かれても頭が混乱するのよ。 警察や戦争時代の軍隊とかなら良いんだけど、自衛隊っていうのは私としては、ちょっとその2つとは趣を異にしてる・・って感じなのよ。上手く説明出来ないんだけどね。 あ、でも友達のお父さんとか、友達の昔の彼とかで自衛隊の人が数人いて、間接的ではあるけどお話は聞いたことがあるし、悪い印象は無いんだけども。
私は組織物・軍隊物が好きなので有川浩さんがどんぴしゃなんです。
同じネタでも男性の描く世界観とは違って、痒い所に手が届く感じというか(笑)
latifaさんのお気持ちは、多分そういった世界を遠く思っている事からくる違和感なのかなと思います。
私は身内に自衛隊を志す者がいるので、あまり違和感や不思議はありません。
誰か又は何かを守ろうとする気持ちの強い人の行き着くところなのかと自己分析しております。
ではではこんなに語ってしまってすみませんでした、また遊びに来させて頂きます。
コメントありがとうございます~~
さくこさんは、軍隊や組織物が大好きとのこと。同じお好みの有川さんの作品は、きっとすご~~くしっくり来て、ツボを押しまくってくれるんだろうな~と思います。
私は、有川さんの、そういう部分じゃない処で、恋愛初期のキュートな心理状態など・・は、とても好きです。
私にとって有川さんは、同じクラスだった時は、ほとんど話す事のない違った趣味嗜好の女の子と、卒業後に偶然バイト先で再会して、恋愛話をしたら、とっても気が合った・・みたいな、そんな人なのかもしれません。
さくこさんは、身内に自衛隊を志されている方もいらっしゃるんですね~。
私も直接ではありませんが、間接的だと数人自衛隊の方がいらっしゃいます。
私も二人が会ってデートしているとき、ひとみさんの不可解な態度に疑問を持ちました。
ところがそれが難聴の障害によるものだとわかって、愕然としました。
その後はどうなることかと思いましたが、衝突しつつも良い感じになっていったので良かったです
エレベーターのブザーのところで、難聴に気付いた人はいるのでしょうかね。
私は気付きませんでした
はまかぜさんも、全然内容とか知らないで読んだんですね~^^
だからこそ、最初のデートでのひとみさんの行動に???だったわけで。そこ、絶対知らないで読んだ方がインパクトありますよね
エレベーターのブザーのところ、難聴に気がついた人はそうそういないかもしれませんね・・・私も気がつきませんでしたもん・・・
私は年間に2、3冊しか文庫本は読まない人間です。そして久しぶりに本屋で内容も知らずに何となく買って読んだ「レインツリーの国」にとても感動しました。
ひとみさんが伸さんと会ってみてデートしているときの雰囲気がなんとなく不自然で違和感を感じながら読んでいましたが「そーゆーことだったんかぃ!」と驚いてしまいました。
途中、二人の関係にギクシャクした時があって心が締め付けられる場面もありましたが、最後はとても心暖まるさわやかな締めくくりで、偶然この本を読んだことを本当に良かったと思いました。
もしまた本屋で文庫本を買う機会があればまた「レインツリーの国」のような素敵な本に巡り会いたいです。
コメントありがとうございます。
あまり文庫本を読まないとのことですが、年に2,3冊読まれている中で、良い作品に出会えて、良かったですねー!
私もこの本、好きです。
その後、有川作品を幾つか読みましたが、これと、植物図鑑が特に好きかもです。
本も人と同じに、一期一会というか、偶然の出会いで、自分とはまる本、合わない本、ありますよね~。またそんな素敵な本との出会い、私も期待しています。
ダイさんが良かったな~って本があったら、是非教えてくださいね。