先日、映画で「私たちの幸せな時間」と「シークレット・サンシャイン」を見て、キリスト教の宗教観に考えさせられる部分があって、お友達から遠藤周作さんの「沈黙」も是非~!とお薦めされて読みました。
いやぁ~もうなんというか、凄かったです・・・。4つ☆半~5つ☆
遠藤周作さんっていったら、子供の頃、ネスカフェのCMの「こりあん先生」が印象的だったくらいで、全然読んだことがなかったんです。
でも、これ、昭和40年頃に書かれた本なのに、今読んでも、圧倒的な引き込み度とパワーでした。
今まで考えたことがなかったのですが、ザビエルさんや初期に日本に布教にやってきた外国人宣教師さんたち(歓迎されていた頃滞在していた人たち)と、キリスト教を禁止した後にやってきたor滞在していた人の、雲泥の差・・・。そして、隠れキリシタンの人たちが、どんな迫害や拷問を受けて来たのか?という部分も衝撃でした・・・。
そしてそもそもキリシタンか否かとは無関係に、この時代の多くの農民が、これほどまでに悲惨な暮らしをしており、ボロ布のように必死で働くだけで死んでいくという毎日が辛くて・・・、死んで天国に行けるという事を願い、キリシタンになっていった・・・という状況が切なかったです。 救いを求めるためにこうやって多くの日本人が宗教にすがって行ったんだなあ・・・と感じさせられました・・・。
ちょっと不思議なのは、この当時既にあった仏教も、色々な宗派があり、立派なお坊さんもいたでしょうし、たとえば親鸞さんとかは誰でもが解り救われるという様な内容を説いていたと(さだかではないです・・)思うのですが、そういう仏教よりもキリスト教に人々が次々と改宗?して行き、熱心な教徒が増えたのは何故なんだろうなあ・・・。
この小説は、基本、ロドリゴの心の中の様子をずっと丁寧に描いている内容なので、読みやすく解りやすかったです。ロドリゴの心の中での葛藤、日本で、キチジローという男に裏切られ、さらしものとなって連れ回される経験をする際は、自らをキリストがユダに裏切られた事を重ね合わせる。
「神よ、なぜあなたは沈黙したままなのですか? 助けてくださらないのですか?」と問う。
そして、「踏むがいい」という声が聞こえる・・
そしてこの本を読んで、もうひとつすごいな~と思った部分は、フェレイラの行った「日本人は神(キリスト)を勝手に自分達流に変えてしまって、その彼らの作り上げた神を信仰してしまっていただけだ・・・」という部分でした。確かにそういう傾向がある様な・・・。
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「海と毒薬」
遠藤周作さんの「沈黙」を読んだら、想像していたよりずっと文章が読みやすく、面白かったので、他の作品も読んでみようと次に選んだのが「海と毒薬」でした。映画の方は興味津々だし見たいと思って来たのに、なんだかんだで、見のがしてしまって今に至っています。
こちらは、戦争時代の人体実験のお話。
とはいえ、それだけに絞っている訳じゃなく、どちらかといったら、日本人にとっての罪と罰について・・・みたいなテーマなのかな。
その人体実験手術に参加することになってしまった若き医者の戸田と勝呂。この対称的な2人の人物掘り下げと心理描写がとても面白い。
戸田君については、過去にさかのぼって、大阪のぼっちゃんだった幼少時代の小狡さと優越感等が凄く上手く書かれています。
そして、田舎出身の真面目な勝呂がおばはんという、もう助からないであろう患者に、こだわって一生懸命手を尽くしていたのに、そのおばはんがあっけなく死んでしまったことで、気が抜けてしまう・・・という部分も、絶妙だったと思いました。
そして、こんな昔にも「白い巨塔」みたいな、教授争いみたいのが普通にあったんだなあ・・・と思いました。
そして、予想外に面白かった(言葉は変ですが)のが、上田という看護婦の深層心理でした。結婚してすぐ夫と大連に行ったが、悲しくも死産してしまい、子宮を摘出するしかなかった。それ以後、彼女は絶望してしまうのです・・。夫は他に女がいて、結局2年後離婚。日本に戻って来て、また同じ病院で看護婦として復帰するも、自分が働いていなかった間に、自分の後輩だった看護婦の方が今では自分より上の立場になってしまっている・・という状態。
そして、おやじ=橋本部長先生(海外留学中に、ヒルダさんという白人女性と結婚した)に対する羨望と、ヒルダさんのクリスチャン的奉仕の行動など(クッキーを焼いてみんなに配ったり、患者さんの汚れ物を洗ってあげる・・)
上田さんが、このヒルダさんに対して感じる気持ちとか、深層心理などが、読んでいて、凄く引き込まれました。
なかなか面白い小説でした!4つ☆半
第二次世界線中の日本人がやった人体実験といえば、先日「黒い太陽七三一」 (1988年 香港映画)を、あまりにグロ過ぎて見るに耐えず途中で辞めてしまいました。日本の731部隊の事を描いた内容で、この「海と毒薬」どころじゃない酷さでした・・・。
こちらまで来ていただいて、嬉しいです。ありがとう!ななさんのレビュー、やっぱりクリスチャンの人の感想、とても興味深かったです!
そうなんですよね、こりあん先生、なかなか凄い作家さんなのですよね。私もあのダバダー!のCMの印象が強かったのですが、実際本を読んでびっくり、数十年経って読んでも、時代に関係なく、心に染みる小説でした。
神の沈黙、、、
なんだか前にも、ななさんにお話したような気がするのですが・・・。
伊坂幸太郎さんの小説に、「神さまがいるとしたら、何故神さまは、戦争とか・・・救ってくれないのか?」って事に対して、
神はいつも世界中を全てを、ずーっと見ているわけではなく、たまたま、見て気がついた時には救ってくださるのでは?
神とて、全てを見ているわけではない説を書いていて、そうかもなーって思ったりしました。
味わいながら読み終わってから,書き上げるまで少しまとまりませんでした。
それくらい,共感したり反論したくなったり感銘したりと
いろいろな感情が起こる本でした。
こりあん先生,偉大ですね~~ 深い!それにぐいぐい読ませる筆力も凄いです。
熱心なクリスチャンには完全に共感はしてもらえない内容だとは思います。
でも共感するクリスチャンも多いはず。ここに書かれているテーマで悩んだり転んだりする信徒は今も多いはずだからです。
完全に異を唱えるのは聖職についている信徒だけかもしれません。
人間は弱いし,感じ方はそれぞれだし,神はほんとに沈黙するし,それはとってもキツイものだからです。弱者にとっては。
こりあん先生・・・そうそうあのネスカフェのCM…懐かしいなぁ。ダバダ~バ~♪というBGMが浮かんできました。
この2冊を読まれたのって、ミチさんが大学生の頃だったのね。その後も、立て続けに色々遠藤周作作品を読まれたんだ~。
「わたしが・棄てた・女」はタイトルにインパクトがあるので、印象に残っていたんだけれど、今度読んでみようかな。
昨日、図書館から「女の一生」が届いたってお知らせが来てるところなので、それをまず読んでみます。
「深い河」も興味津々なの。お友達と感想を言い合うなんて、ミチさん、いいなぁ~!大学時代も今も、ミチさんの読書の楽しみ?の部分って、共通する部分があるのね
私は何か本を読んで誰かと感想言い合うとか、情報交換~とかってことが無いまんまず~っと来てて、だからブログやるようになってから、そういう喜びを感じることが出来て、ますます読書好きになっちゃった
この「沈黙」もミチさんとお話したことがきっかけだったもん いつもありがとう~!!
ところで、アンティーク、DVDまでも中止って、、そこまで徹底することないのに・・・
私がこの二冊を読んだのは大学生の頃だったかな。
やっぱりすごい衝撃度だったわ。
その後興味を持って「白い人・黄色い人」「死海のほとり」などを読み進め、なんと遠藤周作が書く「王妃マリーアントワネット」まで読んだのよ(笑)
林真理子だったかが読んでおきたい本に挙げていた「わたしが・棄てた・女」もかなり面白かった。
そして、遠藤周作が最後にたどり着いた心境のような「深い河」は友人と同時に読んで感想を言い合ったりしたな~。これはかなり難しかったけれど・・・。
「沈黙」をもうちょっと気楽な感じにしたのが「女の一生」でした。
あれこれ読んだけど「沈黙」を超えるものにはまだ出会ってない気がします。
な、なんと!みどりさん、かつて遠藤周作ファンだったとは
ちょうど今日、私にとって遠藤周作さんの3冊目の本になる「悲しみの歌」を読んだところだったんです。(これも、すごく良かったです)
3冊読んで、私この遠藤さんの読みやすい文章、そして小説から漂って来るお人柄?って好きだわ~と、なかばこれで確定しつつあるところなんです
そーなんですよね!時代設定とか古いのに、基本になる部分というかが、今も昔も変わらないので、ぐいぐい引き込まれて入って行けるんです。何年経っても色あせないというか・・こうやって時を越えても、感動とか色々考えさせられる本を書ける凄い作家さんなんだな~と感じています。
>松本清張などもそうだけど、いくら時代が古くても、人の様々な、愛憎、悲哀などは共通なんだな、と感じます。
私もそれ全く同じに思っていました~ 松本清張さんの小説も、今もドラマや映像化が耐えないですよね。あの人の描く人間ドラマ的部分が、好きです。
で、「ミツ」さんという女性。アワワ・・・沈黙と海と毒薬には出て来ていたかな・・・?もう忘れてしまって、、出て来ていたなら、チェックしておくべきだったなー。今後読む時、頭にインプットしておいて、必ずチェックします
10年ほどまえ・・・まだOLだった頃に読み漁りましたよー。時代背景が、安保闘争時に大学生くらいの方たちが主人公のものが多く、ちょっと私よりは上の人たちの話だなあ、と読んでいくのだけど、引き込まれてすんなりと入っていけました。松本清張などもそうだけど、いくら時代が古くても、人の様々な、愛憎、悲哀などは共通なんだな、と感じます。
遠藤さんの様々な小説に、なんと一人の女性が度々出てくるんです。多分同一人物では、ありません。でもミツという名前は一緒です。このミツは本当に献身的で、心底純粋です。何作か読むと、ああ、遠藤さんはこの女性を神のあるべき姿として描いてるんではないか?と考えてしまいます。どんなに辛い目にあっても人を愛し、恨むことのなかったボロボロのキリストのように。
また昔の遠藤さんの本を読みたくなってきました
ちっとも海と毒薬の感想でなくて、すみません!!
同じIP拒否の文字が出て、にっちもさっちも行きませんでした・・・
なんだか、かえって色々調査して頂く事になってしまって、ごめんなさい。
せっかくの休日なので、のんびりして下さい!
明日になったら、また再度トライしてみます。
存在する音楽さんちにも、昨日だかやっぱりコメント出来なかったのですが、次の日やったら出来たし・・。
私側に問題があるのかも!!
IP拒否の件は、すみません、全く気がつきませんでした。
エキサイトブログで、トラックバックとコメントのスパムを発信しているPCのIPアドレスを拒否するシステムが最近出来たので、16件のIPアドレスの拒否設定をしていたのです。
でも、今、過去にコメントしたIPアドレスを確認したら、同じ人なのに、IPアドレスが違ったり、どうもエキサイトのIPアドレスの認識が問題がありそうです。
従って、IPアドレスの拒否設定を全部外してみたので、試しに、もう一度コメントしてみていただけませんか?
>高校のとき、夏休みの宿題で、同じ遠藤周作の「悲しみの歌」
そうですかー!学生時代に課題とか宿題とかで、遠藤周作さんを読まれた方って、こうしてみると、結構いらっしゃるんですね
なんか、羨ましいなぁ・・・。私の学生時代の記憶で、そういう国語の授業で「~~を読んで、感想文を」って言われた記憶がほとんど無いんですよ・・・。あったのかもしれないけれど、記憶に無いってことは、後まで印象に残る本を先生が指定しなかったって事ですよね。
>「海と毒薬」に登場した勝呂医師が、米軍捕虜の生体解剖実験で戦犯になって刑期を終えた後、新宿の開業医となったのですが、過去を引きずり虚無的に生きていて、人工妊娠中絶を隠れて希望する患者の受診が多く、彼を追い詰める新聞記者やその恋人、あらゆる人間を愛するフランス人、安楽死を希望する末期がん患者などの様々な登場人物が、新宿を舞台にストーリーを展開するという現代的な内容で
ちょ、ちょっと~~hideさん!!すんごい面白そうなんですけど!!
まさに、「海と毒薬」を読んだ後は、これを読みたくなっちゃいますよ。よ~し決めた!遠藤周作さんの次の本は「悲しみのうた」を読むことにします
すいませんが、こちらで、坂本さんのコンサートについて書かれていた記事に、さっき書いたコメント、貼らせてください
hideさ~~ん!ほんと良いコンサートだったみたいで、羨ましくて死にそう・・・ヘ(´o`)ヘ 存在する音楽さんにしても、hideさんにしても、ほんっといいなぁ~いいなぁ~~グスグス(T_T)
諦め切れずオークションでチケットを見ていたりもしたんですが、相模大野のコンサートの日、ちょうど東京で会議が入ってしまい、諦めがつきました・・・。毎日私がうるさいので、家族からは、「ま~た見てんの?(i-tuneとミクシィと2ちゃん) ほんっとしつこいね~」と呆れられてました・・・。
> 「Music for Yohji Yamamoto Collection 1995 THE SHOW vol.7」のことだと
ひぇ~~~!それが解ってしまうhideさん、すごい(^○^)!!
私も高校のとき、夏休みの宿題で、同じ遠藤周作の「悲しみの歌」という作品を読みました。
「海と毒薬」に登場した勝呂医師が、米軍捕虜の生体解剖実験で戦犯になって刑期を終えた後、新宿の開業医となったのですが、過去を引きずり虚無的に生きていて、人工妊娠中絶を隠れて希望する患者の受診が多く、彼を追い詰める新聞記者やその恋人、あらゆる人間を愛するフランス人、安楽死を希望する末期がん患者などの様々な登場人物が、新宿を舞台にストーリーを展開するという現代的な内容で、なかなか面白かったです。
この話にも、ガストン・ボナパルト というキリストの生まれ変わりのような人が出てきて、キリスト教と遠藤周作の関わりみたいなものを、ちょっと感じました。
遠藤周作文学館に行かれたばっかりとは!!
知ってますとも!!(もちろん行ったことは無いけれど・・・)
遠藤周作さんのことをネットで調べていた時かな?それとも、あとがきか何かでかな?、その遠藤周作文学館からの夕日が綺麗なことや、立地条件が素晴らしいことなど書かれていて、いいなぁ~と思っていたんです。
そこに、みのりさんが行かれたとは~
そもそも、長崎には凄い強い憧れが子供の頃からあって、それと大人になってから派遣で働いていたある会社が、もともと長崎が本社?本拠地なのかな・・・? よく出張で、大村にホテルとか飛行機とか手配したり、当然回りの社員は長崎出身者が多く、またその人たちが優しくて良い感じの人ばかりで、ますます長崎の印象がアップ!
あと長年仲良くしてる友達が福岡の子なんです、この子も凄い良い人でね。なんだかんだで、九州には良いイメージがあります。
と、私も関係ない自分のことばっかり沢山書いちゃってスイマセン。
GW中に、遠藤周作さんを~♪ やっぱり「遠藤周作文学館」に実際行かれたら、遠藤さんへの親近感も凄く増しちゃうだろうし、ますます読書意欲がメラメラとわいて来ちゃうはず
女の一生シリーズ、メモメモ。
実は私、先週末、沈黙の舞台となった旧・外海町の『遠藤周作文学館』に行ってきたばっかりなんです!!!→http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/endou/
ご存知かもしれませんが、この文学館は夕日の町としてとても有名な所にあるんです。
目の前に広がる海も絶景なんですが、
入館するともっと壮大な景色に出逢えるんです。
中にちょっとした休憩所があるんですね、そこから
見る角力灘と水平線、遠くに見える船と夕日に照らされた海...。
涙が出るほど美しいんです。
遠藤周作さんの作品に触れながら静かで優雅で
贅沢な時間を過ごせる場所だと思います。
私もゴールデンウィーク中に遠藤周作さんの作品を読みたいと思っています。
女の一生シリーズも本の帯を見ただけで興味をそそられましたよ♪
カトリックの文化と長崎の歴史についてかなり
多くの作品を残されているんですよね。
あーほんと今日は興奮しちゃっていっぱい書きすぎちゃいました。スミマセン
でも学校側がちゃんと解ってくれているみたいなのが、せめてもの救いだわ・・・。やっぱり時々いるよね、そういうとんでもない人って!!私は学校関係では運良く今の処巡り会って無いんだけど、集合住宅の「モンスター住人?」で、死ぬほど苦労したことあるわ。
むこうさんがカーッとなったのが冷めてくれて、落ち着いてくれると良いんだけど・・。とばっちり受ける側は、ほんとたまったもんじゃないよね。やっぱり同じ様に苦労してるママさん一杯いるわ・・・。元気出して!!
>海外小説を読むと、必ずといっていいほど聖書の一文なんかが登場するでしょ?
解る、解る。海外ものの映画とかもそうですよね。だから、ちょっとは宗教観念とか知ってないと、いわんとしてる処とか解らなかったりするんだよね。だから、ちょっと聖書を読んでみようかな・・っていう気持ち、解るわ~。
エドガー・アラン・ポーなんてすごい~。江戸川乱歩の名前の由来とか、推理・恐怖小説の大家って事くらいしか知らなくて、どんなのかな?って興味はあったんだけれど、今度私もトライしてみようかな。芥川龍之介サンは最近若い子にも人気が復活してるとか!こちらも少ししか読んだことが無いし、長年ブランクがあるので、トライしてみたいわ!
PS さっき、両親が「スラムドッグ」を見に行って来たんだけど、2人とも、あんまり・・・だったみたい。感動が無かった・・って。母は「チェンジリング」の方が好き!と言ってたわ
昔だなんて、とんでもない!!私にとっては、最近の感じですよ。それに、ここ数週間前にも、実は密かにおじゃましてます
またコメント残してくださって、とっても嬉しいです~
高校生から大学生の頃、遠藤周作を~だなんて、渋カッコイイですね~~~!! そんな男の子、私の高校にいたらなぁ・・・。
「砂の城」もインプットしておきます!
中学校の頃ですかぃ?!うわ~っ、そうですか、それじゃ覚えていませんよね
>竹中直人演じる遠藤周作
これに反応して、クフフ・・と笑ってしまいました
あの人、昔は物まね芸人として名をはせてましたよね。
いや~~~私のブログの方のお返事で書いたけど、スッゴク疲れ果てることに遭遇して、、、参っています(汗)とほほ・・・
さて、沈黙ですが、衝撃的でしたよね~
なんというか・・・身につまされるというか、切ないというか、、、時々気分が悪くなる程の衝撃度でした。
それにしてもlatifaさんがこの本に手を出した理由『キリスト教の宗教観に考えさせられる部分があって』ってのがとっても分かるわ~
私は海外小説を読むと、必ずといっていいほど聖書の一文なんかが登場するでしょ?それで聖書を読んだんですよ(不純な動機・汗)
言い方が悪くて申し訳ないけど興味深くって、面白くって、暫くの間折を見ては何度も読み返したの。
海と毒薬も衝撃的でした。
暗澹たる気持ちになりながらページを捲った記憶があります。
昔の小説も読んで見ると新鮮だったりするよね?
最近では、エドガー・アラン・ポーを読んだり、芥川龍之介を読んだりしています♪
もので、またまた唐突に失礼します。
遠藤周作とみえたので思わずコメント。
僕は高校生から大学生のころでしょうか!
かなり遠藤周作にはまりまして読み漁っていました。
遠藤周作の砂の城とか比較的軽小説の青春ものも素晴らしく、当時読んで涙したものです。
中学生ぐらいの時に読んだのかな?
長らく読んでいませんが、人と国家、宗教といったことを考えるきっかけを与えた作品かもしれません。でも、あんまり詳細までは覚えてないのですが、latifaさんのエントリーを読んで、アアこんな感じだったかなーと思い出したような気になっているだけです。
タイトルのようなことをふと思い出したりもしました。