煙草と珈琲とお月様

趣向品は煙草と珈琲。
趣味は、星空観察。
星空の中でも、お月様が大好きな天体バカ。

19/05/19 視床(ししょう)脳内出血…。アレから12ヶ月が経ちました…。

2019-05-19 16:08:33 | 闘病記
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。


奥さんが左視床部脳内出血を発症して…。

あっという間に一年が経ちました…。

入院〜リハビリ〜帰宅とバタバタの一年間でした…。

最初の1ヶ月間は、生死をさまよい三度の手術…。

その後、命は助かりましたが、障害の多さに途方に暮れた日々…。

半年間におよぶリハビリの結果、ある程度改善された障害と全く先の見えない障害…。

その後の老健施設での生活を拒み…。

11ヶ月間闘病生活を経て、ゴールデンウィークに自宅へ帰ってきました。

私の仕事も4月から在宅業務となり、仕事と家事と介護の三本立て…。

犠牲にしなければならない事も多々ありますが、奥さんの「泣き顔」を見ないで済むので、今の介護生活を後悔はしていません。

っと言うのも…。

リハビリ病院や老健施設にいた時に酷かった「痴呆」の症状が、少し変化してきました。

「記憶力が悪かったり」、「訳の分からない事」を言う事もありますけど、頻度としたら、入院中を「10」とすれば、今は「7」位なんです。

調子の良い時だとボケなかったりするんです。

先日も実家のお袋に電話をさせたんですけど、スピーカーフォンで30分近く、お袋と普通にお喋りしたり…。

先週末と先々週末に奥さんのお友達が自宅に遊びに来てくれた時も、普通にお喋りして…。

もちろん「病気をする前の状態」とは全然違います。

けど…。

入院中のボケ方とは全く違うんです。

身体的な改善は、まだまだ前途多難ですが、痴呆症に関しては、私自身も多少慣れてしまっているかもしれませんが、驚くほど良くなってきたと思っています。

厄介だった排泄コントロールも、痴呆が良くなるのと同時に少し改善されてきて、パットを着けない状態には出来ませんが、ほぼ失敗をしなくなりました。

もちろん失敗が少ないって事で、夜中には、起こされてトイレに連れて行きますけどね。

生活リズムも崩さずにやってます。

家にいる時は…。

7時(早い時半6時…)起床
7時半には朝食
10時にはお茶タイム
12時にお昼
13時頃に睡魔がやってきてお昼寝
14時から夕方までドラマの再放送観て
途中15時にはオヤツを食べ
19時には夕飯
そして20時に就寝
午前零時頃と午前3時頃にトイレ…。

ほぼ、この繰り返し日々を過ごしています。

私はその間にご飯作って片付けして…。

洗濯と掃除もあったり…。

もちろん仕事もあって…。

趣味のお月見は、少しサボり気味ですけど、そこそこ楽しんで…。

新月期の星見も、奥さんにショートステイに行ってもらって出掛けたり…。

奥さんが帰宅して、まだたった3週間ですけど、なんとか楽しくやってます。

先週末は、車で公園に出掛けてきました。



昨日も、市内で有名な公園の「バラ祭り」を見に電車で出掛けてきました。







出掛けるには、交通機関や食事やトイレ等々、いろんな困難(障害)がありますけど、楽しく出掛けています。

週2回のデイサービスや隔週二泊三日のショートステイ以外にも、平日には「在宅看護」や「在宅往診」と「在宅マッサージ」なんかもやってもらっていますので、奥さんも一週間で空いている日は土曜と日曜しかないくらい忙しい日々を送っています。

自宅での「新しい生活」で事故や怪我の無いように過ごせるように、13ヶ月目を過ごしていきます。

では、また。
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19/04/19 視床(ししょう)脳内出血…。アレから11ヶ月が経ちました…。

2019-04-19 18:50:08 | 闘病記
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。


奥さんが昨年の5月に視床脳出血を発症して・・・。

また季節は春に戻ってきました・・・。

あっという間に、もう少しで一年になります・・・。

今の老健施設での短期集中リハビリ期間も4/3に終わってしまい、実費で追加のリハビリを少しだけやってもらっています。

でも…。

奥さんの「進化」は、やはり限界のようです…。

当たり前ですけど…。

左側の視床脳出血の為、「右半身麻痺」の改善は「ゼロ」…。

ピクリとも動きませんし、痛みや痒みも感じない状態です…。

口の中も右側が鈍いのか、麻痺しているのか、味覚感覚もおかしいようです…。

今は「右半身の痙縮」を避ける為のマッサージを続けていき、関節を「動かしてあげる」ことをひたすら続いていくしかありません…。

「言葉」は…。

痴呆の影響なのか、とにかく言い間違いが多いです…。
そして、一度言い間違えてしまうと、修正するのに一苦労します…。
しかし…。
元々言い間違いの多かった奥さんだったので、この事は全く気にならなくて、笑いながら会話してます…。

でも…。

「記憶」に関しては…。

相変わらず「痴呆」もあり短期間の記憶力が全く改善されなくて…。

何でも、直ぐに忘れちゃうんです…。

何度も何度も同じことを言います…。

自分で出来ない事を出来るって言い出したり、動かない右半身を見て、泣いて悲しんだり…。

「排泄行為」も成功率5割くらい…。

可愛そうですけど、なかなか上手に制御が出来ないです…。

そして…。

ボケのある時も無い時も必ず言うのが…。

「家に帰りたい」

泣きながら訴えてきます…。

サラリーマンの私にとっては、一番辛い一言です…。

サラリーマンは、会社に行って仕事をして給与がもらえます…。

もちろん、奥さんに障害があっても「自活」出来るのであれば、私も会社に行けます…。

しかし、今の状態だと…。
自活は難しいです…。
いや、無理です…。

「帰宅願望」を無視したら、奥さんのこれからは「特養」へ行くしかありません…。

今の「老健」へ入所してから、ずっと悩んでいました…。

突然の病気に襲われて、生死をさまよった最初1ヶ月間も、辛く・苦しい日々でしたが、ここ数ヶ月間は、避けられない現実と奥さんの願望との板挟みでした…。

私の仕事は「建設関係の設計」…。

独立して自宅で仕事をするか…。

サラリーマンを続けて、奥さんを特養に入れるか…。

そんな時…。

今も付き合いのある、昔の仕事仲間から…。

「自分会社に来て、在宅で設計業務をして、奥さんを家に帰してあげるのが一番!」

って、有難いお話しを!

個人経営の小さな会社ですが、私の事を「在宅勤務」でも雇っていただけると言う、本当に「救いの提案」でした。

もちろん年収は激減…。

でも…。

「年収」よりも「奥さんの願望」を叶えてあげられる最後の架け橋でした…。

もちろん…。

仕事以外に家事も介護もしなければいけません…。

でも…。

「今の年齢だから出来る。もし10年後に奥さんを受け入れ出来ない事になったら、一生後悔する。」

だから…。

在宅勤務を決心し、仲間会社に転職する準備を開始…。

今勤めている会社に退職届けを出すと…。

奥さんが倒れて10ヶ月間、何もアクションの無かった会社が、退職届けを受理してくれない事態に…。

「降格・減給・賞与無し」の3条件で在宅勤務を打診されました…。

3条件のベースは、通常業務の8掛けベースだそうです…。

前例が無い為、会社が出した結論でした。

とは言え、仲間の会社の年収よりも多い年収が確保出来る提案…。

仲間からは…。

「いつまでも待つから、給与の良い条件を選べ」と…。

本当に良い仲間…。

本当に有難い…。

結局、仲間の会社には一年だけ待ってもらう事にして、今の会社に席を置き、在宅勤務を始める事になりました。

奥さんが調子の良い時にこの話をしたのですが、泣いて喜んでくれました。

でも、相変わらず「痴呆」で忘れちゃうので「家に帰りたい」って言いますよ。

3月の最終週に事務所の私物を引き払い、自宅の仕事場と奥さんの休憩場所を作り…。

実際、4月1日から自宅で仕事を始めています。

っと言っても、会社からは「週一度、出社するように」って後から言われちゃいました…。

在宅勤務の話の時に「隔週のショートステイの日ならば出社出来る」と伝えてあったんですけどね…。

奥さんは、3月末から隔週で一時帰宅し、のんびり過ごしている中で、私の「仕事・家事・介護」の三つ巴生活の練習が始まりました。

元々、休日に家で仕事をしたことも多々あったので、仕事をしている時の奥さんは、静かにしています。

午前中に数時間、午後から数時間の仕事をし、奥さんが寝てから深夜まで、不足した分の仕事。

何とか在宅勤務でも「8時間労働」を確保して頑張っています。

そして…。

奥さんの退院は…。

来週末の4月27日に決まりました。

退院・帰宅に合わせて「デイサービス」と「ショートステイ」、更に「在宅診療」と「在宅マッサージ」や家で必要な備品等の打ち合わせと手配と契約をケアマネジャーさんと日々やっています。

介護専門の方かしたら「仕事・家事・介護の三つ巴生活」は無理では?って思われるかもしれませんが、今は「奥さんの笑顔」が見たいので、「絶対に出来る!」って思っています。

長かった「奥さんの不在生活」も、この1週間でお終いです。

そして、いよいよ「介護生活」の本番が始まります。

家に帰る事により、少しでも「痴呆」が良くなると良いなぁ〜って思っています。

そして、奥さんに怪我をさせないように気をつけていかないと。

これからが「本番」です。

頑張っていきます。

では、また。
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19/03/19 視床(ししょう)脳内出血…。アレから10ヶ月が経ちました…。

2019-03-19 21:55:16 | 闘病記
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。

早いもので、奥さんが倒れて、早10ヶ月が経ちました。

最近の我が家では、奥さんの一時外泊が隔週であったりして、なんだかバタバタしています。

施設での奥さんの生活は…。

相変わらず「家に帰りたい」の願望が強くて…。

「会えば泣く」日々が続いています。

多分…。

一時外泊が頻繁にあるので、本人は「帰れる」って認識しているんだと思います。

可愛そうですが…。

今すぐに「帰宅」をさせてあげられないのが現実です…。

でも…。

ほぼ隔週での一時帰宅の為なのか、最近の奥さんの「痴呆度合い」が変化してきました。

とは言え「ボケ状態」の時は本当に酷いですけど、「配線の合っている時」は病気をする前の奥さんそのもので、こちらが呆気に取られるような発言もあります。

先日なんて、チョット寝癖をからかっていたら…。

「これ以上茶化すと、ぶっ飛ばす!( *`ω´)」って!!

思わず笑ってしまいました。
(^_^)

精神的なリハビリは、やっぱり「自宅」が最も効果があると思います。

身体の方は…。

半側空間無視は、やはり右側が認識できないようです…。

でも、食事の配膳位置を工夫して置いてあげれば、左手を使いトレーニング箸を上手に使って食事をしています。

麺類も上手に啜って食べていますよ。

でも、食事の際にエプロンは欠かせません。

麻痺のある右側の口元から食べ物や飲み物が溢れちゃうんですよ。

最近では奥さん自身も「どうしてかな?」って言う事もある位酷くて…。

口元のトレーニングが足らないのかな…。

右半身の麻痺は…。

やはり深刻ですね。

右側は触っても感覚は無いそうです。

奥さん自身も良く言っていますが、
右手がどこにあるのかすら分からなくて、寝ている時に探しちゃうことがあります。

排泄は…。

まだまだしばらく介護用パットにご厄介になりそうです…。

歩行に関しては…。

少し進化がありました。

歩行方法も変わり、四点杖を使い、体重を左右に移動させる事により、麻痺のある右足を振り子のように振り出す方法を練習しています。

ヨタヨタと歩き始めた赤ちゃんのようにフラフラしながらも、軽く介助してあげるだけで歩ける?って言うか動ける?ようになってきました。

これには驚きました。

ほんの数メートルしか移動が出来ませんが、出先でトイレに行く時に助かります。

この歩行が出来るようになった頃から、自力での自立もしっかりと立っていられるようになって、杖や手すりがあれば結構な時間を立っていられます。

そのお陰でパット交換やトイレ介助やズボンの履き替え等々、本当にラクになってきました。

先日も出先で多目的トイレに行ったのですが、いつも利用しているトイレと手摺の向きが逆だったのですが、問題なく利用出来ました。

今の老健施設に転院して2ヶ月半で、まだまだ進化してくれていて、本当に嬉しいです!
(^-^)

短期集中リハビリ期間も、残すところあと2週間…。

短期集中リハビリ期間が終わっても、ほんの少しだけ通常よりリハビリ量を増やしてくれるそうです。

さて…。

あと数週間のリハビリで、どこまで進化してくれるのか?

その後の進化を期待し過ぎない程度に期待して、11ヶ月目を迎えていきます。

そして…。

この11ヶ月目には…。

私達家族にとって「吉報となるか?」の賭けに出ようとしています…。

それはまたの機会に…。



では。
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19/02/19 視床(ししょう)脳内出血…。アレから9ヶ月が経ちました…。

2019-02-19 20:36:02 | 闘病記
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。


前月の1/4にリハビリ病院から老健施設へ転院して、1ヶ月半が経ちました。

転院当日から老健施設での生活とリハビリを「拒絶」…。

「家に帰して」、「家に帰りたい」の発言が多く、私にとって本当にシンドイ日々が続いています…。

しかし…。

リハビリでの歩行訓練では、四点杖を使って、麻痺のある右脚を振り出す訓練と記憶の訓練を頑張っていて、リハビリ病院退院時よりも良い方向へと向かっています。

これからの短期集中リハビリ期間の残り1ヶ月半で、どこまで進展(進化)してくれるのか?

「期待」でもあるし、「不安」でもあります…。

でも、きっと良い方向に向かってくれると信じています…。

老健へ入所してからモチベーションが下がった奥さんの気持ちをあげる為に、結婚記念日に合わせて一月下旬、「一泊二日の一時外泊」を予定していました。

巷でもインフルエンザが流行り始めた頃でした。

そうしたら…。

奥さんのいる老健でも入所している患者さんが数名発症!

一時外泊の直前に看護師長さんから連絡があり…。

「一泊二日だとドクターのOKが出ないので外泊日数を増やせないか?」

との事でした…。

なので…。

会社の上司に相談して…。

仕事を在宅業務に切り替えて…。

一時外泊の最長記録の「四泊五日」を経験しました。

介護と仕事と家事の3本立て…。

結構大変?!って思っていたのですが、結構うまく立ち回って出来ちゃいました。

確かに「深夜のパット交換」は、正直大変でした…。

でも…。

日頃の星見の夜遊びの為なのか?
仕事で夜遅くまで起きていたからなのか?

仮眠〜パット交換〜仮眠〜パット交換〜爆睡のペースでも、翌日の昼間も昼寝もしないで家事と仕事が出来ました。

いろんな意味で「良い経験」でした。

コレを1年365日間ヤレれば…。

きっと奥さんは、泣く事も無くなる…。

そんな経験をした2週間後にも「二泊三日」の一時外泊をしました。

この4週間のうち1週間分を自宅で過ごした奥さんは、最近では「頭の中のモヤモヤ(痴呆)」が少し晴れてきたようで、リハビリの先生が驚く程良い状態のようです。

やはり「病院や施設での生活」よりも「自宅での生活」が一番のリハビリなのかもしれませんね。

二月は「施設でのインフルエンザ発生」に伴い…。
①面会場所はエレベーターホールのみ
②時間は極力短時間
っとなってしまい、施設で奥さんに会えるのは土日を除くと週二回程度で時間も30分位になってしまいました…。

コレには奥さんも毎回…>_<…。

でも…。

その代わりに「一時外泊」の日数を隔週でやろうって思って頑張っています!
いや「頑張る」って言うか「楽しんでる」って言うのが正解かな!

献立考えたり、オヤツ考えたり楽しいです。

お陰で夕飯の「自分流レシピ」が増えました。
(笑)

前回の一時外泊では、バレンタインDAY間近だったので、奥さんと娘が二人共同作業で「オレンジ風味のチョコ」を作ってくれました。



コレには嬉しかったです。
涙が出てしまって、ちょっと恥ずかしかったです…。

この一か月の一時外泊では、奥さんに「洗濯物のおたたみ」を頼んでみました。

タオルはたたんでもらう。
下着もたたんでもらう。
靴下は種類毎にまとめてもらう。

タオルと下着は左手一本で、キチンとたたんでくれます。
靴下は…。
靴下を履くゴムの部分をクルッとひっくり返して一つの束になって置いてありました。
コレには驚きました。
「どうやったの?」の問い掛けに「手と口」ってあっけらかんとして言ってて、本当に驚きました。
「助かった。ありがとう。」って言ったらニコって笑って「まだやるよ!」って!
笑顔の奥さんは、髪型が違うだけで、病気をする前の奥さんの笑顔のままでした。
…>_<…
本当に嬉しかったです。
これからも奥さんの出来そうな事をどんどんチャレンジしてもらって、リハビリを兼ねて家事を助けてもらおうって思いました。

最近の娘は…。

奥さんの一時外泊にも慣れてきて、せっかく奥さんが帰って来ているのに「遊んでくる!」って出掛けちゃったりしてますよ。

奥さんと二人で「若いっていいね!」って大笑い。

私といえば…。

奥さんの介護、仕事、家事をしてばかりの私に娘からは…。

「そろそろ山に出かけたら?」

って言われます。

山に出かけるって「薪」を取りに行くみたいに言うので、毎回笑っちゃうんですけど、お言葉に甘えて「月一の星見」と可能な範囲で「お月見」を楽しんでいます。

現地で綺麗な星空を満喫して、星仲間の先輩方とおしゃべりをして、楽しいひとときを過ごしています。
(^_^)

なんだかんだと「奥さんの進化」が続いていることが一番嬉しいです。

今の老健での短期集中リハビリ期間も、あと1ヶ月半…。

最後の折り返し地点に来てしまいました…。

一体どこまで「進化」してくれるのか?

私は今のままでも良いのですが、一歩でも前進してくれるならって、ほんの少しだけ「夢」を見ています。

そして…。

春になって…。

老健施設でのリハビリ期間が終わったら…。

…………。

でも…。

その前に…。

今週末に奥さんが、またまた一時外泊で帰宅します!

満開の我が家の盆栽「梅ちゃん」を見せてあげよぉ〜っと!



では。
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19/01/19 視床(ししょう)脳内出血…。アレから8ヶ月が経ちました…。

2019-01-19 13:55:18 | 闘病記
※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。


年末年始を挟んだ奥さんの闘病生活8ヶ月目は、いろんなことがあって、本当に忙しかったです…。

っと言うのも、小学校の先生をしている娘が歯の抜歯手術で入院したんですよ。
下の親知らず2本共、横向きに生えてしまい、さらに本来ならとっくに生え変わっているべき永久歯が出てこなくて鼻の鼻腔に食い込んでいた!って事で歯医者さんでは抜けない為に総合病院の口腔外科の先生に抜歯してもらうことになってしまいました。

12/25のクリスマスに入院して、翌日には全身麻酔をしての2時間半の抜歯手術でした。
抜歯後一週間、娘の顔は「食パンマン」のようになっていました。
娘の入院3日目には、奥さんの外出許可をもらって、娘のお見舞いに2人で出掛けました。
奥さんの病院から車椅子で最寄りのJRの駅まで行き、障害者手帳を窓口で提示して割引切符を購入。
2人で初めて車椅子を使って電車でお出掛けでした。
無事に病院に着き、娘の病室でお喋りをして楽しみました。

実は娘が入院した病院は、奥さんが倒れて救急車で搬送された病院でした。
抜歯手術の日、エレベーターで手術室迄移動するのですが・・・。
たまたま、奥さんがお世話になった脳神経外科の婦長さんと遭遇!
私も驚きましたけど、婦長さんも「どうしたの!」って驚いていました。
短い時間でしたが、奥さんの状態と翌日には娘のお見舞いに来る事を伝えたところ「是非病棟へいらっしゃい。みんな喜ぶよ!」って言われました。
なので・・・。
娘の病棟の婦長さんから脳神経外科病棟の婦長さんに連絡をしていただき「お礼」をしに家族3人でご挨拶に行ってきました。
たまたま最初に出逢えたのが担当看護師さん。
そして、あっという間に看護師さんや介護士さんが集まってきて、入院した頃の「寝たきり」しか知らない看護師さん達が奥さんを見て「車椅子に座っている!」、「元気になったね!」って。
私が介助して「立ち上がり」をさせたら「わぁ〜やっぱり大きいね!」って。
そう、ウチの奥さんは身長が170cmあるんですよ。
(苦笑)
15分程お邪魔して、全員の看護師さんや介護士さんにはお逢い出来ませんでしたが、お礼が出来て良かったです。

その後も、しばらく娘の病室でお喋りして、私と奥さんは近くのイルミネーションを見てから中華料理店で夕飯を食べて・・・。



奥さんと久しぶりの外食でした。

娘の3泊4日の入院で2箇所掛け持ちのお見舞いにヘトヘトでした…。

その後、暮れには12/31から1/2迄、一次外泊で奥さんが2泊3日で帰宅。

大晦日から年越し、そして初詣を家族3人で楽しく過ごすことができました。



そして・・・。

1/4・・・。

7/10に救急病院からリハビリ病院に転院し179日目・・・。

いよいよ老健施設(介護老人保健施設)にお引越しでした・・・。

担当看護師さんや担当介護士さんに見送られ涙の別れでした・・・。

30分程のドライブを楽しみながら老健施設へ到着。

入所手続きを済ませフロアーへ移動・・・。

ところが・・・。

周りを見て、奥さんが段々と無口に・・・。

そして・・・。

涙が溢れ出て・・・。

「家に帰る」・・・。

「家に帰して」・・・。

「もう少しリハビリ出来るから頑張ろう」って言っても泣くばかり・・・。

お年寄りばかりの施設なので、かなりショックが大きすぎたようでした・・・。

初日は、口も聞いてくれなくなり、数日間、食事も8割程しか食べなかったようです・・・。

入所して一週間程で、食事も食べ、リハビリも頑張るようになりました。

何故か?

その訳は、また改めて書こうと思います。

今、短期集中リハビリで「運動」、「作業」、「言語」のリハビリを日曜以外に1日一時間だけやっています。

歩行訓練も、今までのように動かない右足を介助されて足を動かすのでは無く、自分の体重移動で右足を振り出し歩く練習をしています。
とは言え、身体を支える介助は必要ですが、麻痺した右足を振り出せると、介助量も減りますので、今のリハビリを頑張って欲しいです。

新しい歩行方法を習っている関係で、私がリハビリ病院で習った歩行介助方法は、奥さんの頭(身体)が混乱してしまうので、一旦中断しています。

トイレは・・・。

私が居ると教えてくれるのですが・・・。
普段は・・・。
まだまだパットが外せません・・・。

痴呆は・・・。

相変わらず「出たり」、「出なかったり」の繰り返しですね・・・。

でも、痴呆の無い時の会話は、病気をする前の奥さんとの会話をと同じで楽しいですよ。

医学的にはどの様なジャッジになるかは知りませんが、私的には「ちょぉ〜スローペースな進化」は、まだしていると思っています。

老健施設への引っ越しで、少し平常心を失ってしまいましたけど、今はなんとか平常心を保って、リハビリを続けています。

さて、闘病生活もいよいよ9ヶ月目・・・。

少しでもいいから「進化」し続けて欲しいです。

では。
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