日本書紀 巻第三十
高天原廣野姫天皇 三十
・持統天皇5年9月の出来事
九月四日、
音博士(おんはかせ)の大唐の
続守言(しょくしゅげん)、
薩弘恪(さつこうかく)、
書博士(しょはかせ)の
百濟の末士善信(ばっしぜんしん)に、
銀を、人二十兩、賜りました。
九日、
淨大參の皇子川嶋が薨(みまか)りました。
二十三日、
直大貳を佐伯宿禰大目
(さえきのすくねおおめ)に贈りました。
あわせて、
賻物(ふもつ)を賜りました。
・音博士(おんはかせ/こえのはかせ)
日本の律令制において置かれた博士の1つ。大学寮に属して、明経道の学生に経書の白読(中国語(漢音)による音読)を教えた
・書博士(しょはかせ)
令制で、大学寮の官人。定員二人。書学生に書道・書法を教えた。従七位上相当。ふみのはかせ。てのはかせ
・賻物(ふもつ)
死者をとむらうために喪家におくる財貨。令制では、位階に応じてその額が定められていた。賻物(ふもつ)
(感想)
(持統天皇5年)
9月4日、
音博士の大唐の続守言、薩弘恪、
書博士の百済の末士善信に、
銀を、人ごとに20両、与えました。
9日、
淨大參の川嶋皇子が亡くなりました。
23日、
直大弍を佐伯宿禰大目に与えました。
あわせて、賻物を与えました。
明日に続きます。
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