日本書紀 巻第二十九
天命開別天皇 八十八
・天皇の病のために誓願する
・崩御
・発哭する
・殯
・大津皇子の謀反
九月四日、
親王以下、諸臣におよぶまで、
悉く川原寺に集め、
天皇の病のために誓願しました。云々。
九日、
天皇の病は、
遂になおらず、
正宮で崩じました。
十一日、
始めて発哭(みねたてまつる)しました。
則ち殯宮(もがりのみや)を
南庭に起こしました。
二十四日、
南庭で殯(もがり)をしました。
卽ち、発哭をしました。
この時にあたり、
大津皇子は、
皇太子に謀反しようとしました。
・発哭(みねたてまつる)
=挙哀(こあい)・死者を弔うために泣き声をあげる礼の一つ。発哀・発哭・奉哀・慟哭などとも記される
・殯(もがり)
日本の古代に行われていた葬送儀礼。 死者を埋葬するまでの長い期間、遺体を納棺して仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること
(感想)
(朱鳥元年)
9月4日、
親王以下、諸臣におよぶまで、
ことごとく川原寺に集め、
天皇の病のために誓願しました。云々。
9日、
天皇の病は、ついに治らず、
正宮で崩御しました。
11日、
始めて死者を弔うために、
泣き声をあげる礼をしました。
そして、
殯宮を南庭に建てました。
24日、
南庭で葬送儀礼をしました。
そして、発哭をしました。
この時にあたり、
大津皇子は、
皇太子に謀反しようとしました。
明日に続きます。
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