日本書紀 巻第三十
高天原廣野姫天皇 四十八
・醴泉の試飲
十一月五日、
吉野宮に幸しました。
七日、
耽羅(たむら)の王子の佐平等に
賜りましたが、各々差がありました。
十日、
車駕が、宮に還りました。
十四日、
沙門の法員(ほういん)、
善往(ぜんおう)、真義(しんぎ)等を
遣わして、
試しに、
近江国の益須郡(やすのこおり)の
醴泉(れいせん)を
服飲(ふくいん)させました。
二十三日、
直大肆を直廣肆の引田朝臣少麻呂
(ひけたのあそみすくなまろ)に
授けました。
かさねて、食封・五十戸を賜りました。
十二月二十一日、
陣法博士等を遣わして、
諸国に教習(きょうしゅう)させました。
・耽羅(たむら)
済州島
・醴泉(れいせん)
甘い味の泉。 中国で、太平の世にわき出たといわれる
・服飲(ふくいん)
薬やサプリメントなどを飲むことを意味する表現
・教習(きょうしゅう)
特別な知識・技術などを教えて習得させること
(感想)
(持統天皇7年)
11月5日、
吉野宮に行幸しました。
7日、
耽羅の王子の佐平らに、
物を与えましたが、各々差がありました。
10日、
車駕が、宮に還りました。
14日、
沙門の法員、善往、真義らを派遣して、
試しに、
近江国の益須郡の醴泉を服飲させました。
23日、
直大肆を直広肆の
引田朝臣少麻呂に授けました。
かさねて、食封・50戸を与えました。
12月21日、
陣法博士等を派遣して、
諸国に教え、習わせました。
明日に続きます。
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