リートリンの覚書

日本書紀 巻第三十 高天原廣野姫天皇 五十五 ・徒刑囚を放免する ・小野朝臣毛野らが新羅に出発する



日本書紀 巻第三十
高天原廣野姫天皇 五十五

・徒刑囚を放免する
・小野朝臣毛野らが新羅に出発する



秋七月二十三日、
使者を遣わして、
廣瀬の大忌神と龍田の風神を祀りました。

二十六日、
遣新羅使に擬えた、
直廣肆の小野朝臣毛野
(おののあそみけの)、

務大貳の伊吉連博徳
(いきのむらじはかとこ)等に
物を賜りましたが、各々差がありました。

八月二十四日、
吉野に幸しました。

三十日、
吉野からかえりました。

九月四日、
行獄徒繋を原放(げんほう)しました。

六日、
小野朝臣毛野(おののあそみけの)等が、
新羅に向けて発しました。

十月十一日、
菟田の吉隱(よなばり)に行幸しました。

十二日、
吉隱からかえりました。

十二月五日、
吉野宮に幸しました。

十三日、
吉野からかえりました。

淨大肆の泊瀬王(はつせのおおきみ)に
賻物(ふもつ)を賜りました。



・原放(げんほう)
放免。ゆるすこと。義務を免除し、あるいは処罰することをやめ、あるいは怒りを解くこと
吉隱(よなばり)
奈良県桜井市吉隠
・賻物(ふもつ)
古代において,位を有する者が死亡した際に支給される葬祭料



(感想)

(持統天皇9年)

秋7月23日、
使者を派遣して、
広瀬の大忌神と龍田の風神を祀りました。

26日、
遣新羅使に擬えた、
直広肆の小野朝臣毛野、
務大弐の伊吉連博徳らに、

物を与えましたが、各々差がありました。

8月24日、
吉野に行幸しました。

30日、
吉野からかえりました。

9月4日、
禁獄されている獄囚を放免しました。

6日、
小野朝臣毛野らが、
新羅に向けて出発しました。

10月11日、
菟田の吉隠に行幸しました。

12日、
吉隠からかえりました。

12月5日、
吉野宮に行幸しました。

13日、
吉野からかえりました。
淨大肆の泊瀬王に賻物を与えました。

明日に続きます。

読んでいただき
ありがとうございました。



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