名所江戸百景を訪ねて
名所江戸百景
第2景 「霞かせき」
出典・Wikipedia
門松、空高く舞い上がる凧。
正月の風景を描いた作品です。
作品は、霞が関坂の坂上から、東の海を望んで描いています。
遠景の町並みで、飛びぬけて高い建物は、築地本願寺。
凧に書かれている「魚」とは、版元の「魚栄」のことです。
右側のなまこ壁は、福岡藩黒田家五十二万石の上屋敷。左側は広島藩浅野家です。
霞ヶ関坂
霞ヶ関坂(かすみがせきざか)は、霞が関二丁目の人事院と外務省の間を西から東へ下る坂です。
江戸時代には広壮な大名屋敷が建ち並んでいました。
築地本願寺
築地本願寺(つきじほんがんじ)は、東京都中央区築地3丁目にある浄土真宗本願寺派の寺院です。
描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。
最後に
霞ヶ関二丁目の交差点辺りで撮影してみました。
江戸時代には、海まで見渡せた場所ですが、現在は、高層ビルしか見えません。
かつての霞ヶ関の痕跡は、ポツンと霞ヶ関跡の柱が立っているだけです。
何だかなぁ…
次回に続きます。
御訪問ありがとうございました。
第1景 「日本橋雪晴」<<<
参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅