原発事故はまだ終わっていない。むしろこれから。

2011年3月11日は過去のことでなく、これから私たちに降りかかる大きな問題だとわかりました。
吉本興業東京所属のお笑いコンビ「おしどりマコ・ケン」さんがさよなら原発・岸和田の会 4周年記念講演会で約2時間スライドと笑いも交えながら、「なぜ、お笑いがジャーナリストになったか」を詳細に話されました。

要はテレビから流れてくる「大丈夫は本当なのか？あの福島原発の建屋からモクモク出ている白いものは何か？それは放射性物質含むのか？含むのなら数字で示して、人体への影響や地理的範囲でどれぐらいか？」
堂々と東京電力の記者会見場に入り「吉本興業の〇〇です」と言ってから質問したら、全員振り返ったそうです。
4月の一番初め質問で、白い煙は水蒸気で放射性物質の数値は調査するといって応えてくれなかったが、ずっとその質問続けて、やっと7月に毎時10億ベクレルと回答が。
遡って2011年の4月は毎時2900億ベクレルで、当時、東京から人々が脱出ラッシュになっている映像はどこのメディアも流さなかったそうです。それを後日謝罪に来た報道ステーションのプロデューサーは命かけて原発の報道し続けましたが、自死されたそうです。悲しい出来事。

今でも放射性物質は毎時54000ベクレル放出されているとのこと。

原発建屋内部やがれき撤去作業員、福島の子どもたち、農民の人たちの健康被害は今後もっと深刻になる。
現に福島県立医科大学には血液内科(白血病)
小児腫瘍内科(甲状腺ガン)の新しい病棟が昨年12月オープンし今年から稼働している。
こんな特異な科が病棟建てることはまずない。福島だけの健康被害を想定して、早くから準備していたのだという。それも無性に腹がたつ。

とにかく病院は人が多くてエレベーターホールに人が並び、なかなかエレベーターに乗れないくらいの入院患者や見舞いの人だそうだ。

福島農民連の人たちは健康被害の保障をもとめているが、自営業だからと枠からはずされ、汚染された土壌にはカリウムを入れたらセシウムが、作物に入らないから、そうしなさいとの指示が。作物はいいか知らんけど、耕す私らはどないなんねんって話ですよね。本来なら安全な代替地を提供すべきです。

農家の方は全国の方に向けて「風評被害で食べて支援」なんていらない。心配で食べないならそれでいい。風評被害後と原発事故前の収入の差額のみが保障だから、無理に心配な作物は食べなくていいとのこと。福島農民連の方々は土地を離れると何の保障も無くなるので生活のためには作るしかないとのこと。

本当に人間を大事にしない政治この上ない。しかも、汚染土を福島県内で処理せずに、全国の公共事業に使用させることがきまり、全国の自治体に汚染土をどうやって受け取らせるかを考え中とのこと。
どうせ交付金で釣るんでしょうね。最悪。

日本中に放射性物質撒き散らす政府の方針は本当におかしいでしょ！ホンマにアベは辞めさせなあかんわ！
写真はマコ・ケンさん掲載のさよなら原発岸和田の会のチラシ、
ドイツの観測所で日本の福島原発のセシウムが観測された。
ふくしまの玉ねぎは四つも根がある。