第39回市町村議会議員研修in東京に来ています。
今日は来年度予算の歴史的な流れと特徴、議会改革とはなんぞやの講義をうけました。
2017年度の政府予算案の一般会計総額は97兆円。5年連続で過去最高額。2013年度から比較すると5兆円上回る。
地方交付税は5年連続減額。
その代わり地方創生関連では昨年に引き続き、1000億円が計上。これはひも付き交付金でまち、ひと、しごと創業事業が進められ、成果主義への転換、歳出見直しやサービスの合理化、民間委託など推進すれば交付される。
元来、一般会計地方交付税財源は、国民の生存権や生活権を保障し、国家的最低水準を、保障する上で不可欠なもの。
ところが、各地方自治体に公共施設の統廃合や、民間委託の数値目標を設定させ、歳出効率化に向けた業務改革でモデルとなるようなものを地方交付税の算定基準にするという、トップランナー方式が導入され、自治体同士で競い合わせる。
2017年度以降は図書館、博物館、公民館、公園管理についての指定管理や民間委託制度導入の到達度=業務改革が算定基礎となる。
すなわち、保険料税金の徴収率をあげ、公務員を非正規、民間委託にして、コスト削減し、市民の利用する公共施設は統廃合を進めた度合いにより成績をつけ、それに応じて地方交付財源を回してやろう。という考え。
本来地方創生というのなら、財源だけまわして、あとは地方独自の施策でやってくれというのが筋だ。
社会保障が削られていく中で、防衛費だけが膨張している。
ブラック企業、公務労働での官製ワーキングプアなど雇用の不安定化が進行している。
東日本大震災の生活再建はいっこうに進んでいない反面、防潮堤などの大規模公共事業が進められている。
国は地方にムチ打って住民の暮らしを削らさせ、その成果に基づいてアメをやるというやり方は、本当の地方創生に逆行している。
住民の暮らしが豊かになってこそ、地方が活気付き、国全体の景気も浮上してくる。
税金の使い方が全く間違っている。
しかし悲しいかな、その中でより多くの交付金を取りに行かなければならず、住民の福祉、教育、暮らしを削る計画を立てなければならないというジレンマ。
そうそう、会場でFB友達の埼玉県朝霞市の石川けいこ市議に「大変でしたね」って声かけてもらいましたよ。
全国どこでもFB友達でいつも繋がってる感がある一瞬でした!
今日は来年度予算の歴史的な流れと特徴、議会改革とはなんぞやの講義をうけました。
2017年度の政府予算案の一般会計総額は97兆円。5年連続で過去最高額。2013年度から比較すると5兆円上回る。
地方交付税は5年連続減額。
その代わり地方創生関連では昨年に引き続き、1000億円が計上。これはひも付き交付金でまち、ひと、しごと創業事業が進められ、成果主義への転換、歳出見直しやサービスの合理化、民間委託など推進すれば交付される。
元来、一般会計地方交付税財源は、国民の生存権や生活権を保障し、国家的最低水準を、保障する上で不可欠なもの。
ところが、各地方自治体に公共施設の統廃合や、民間委託の数値目標を設定させ、歳出効率化に向けた業務改革でモデルとなるようなものを地方交付税の算定基準にするという、トップランナー方式が導入され、自治体同士で競い合わせる。
2017年度以降は図書館、博物館、公民館、公園管理についての指定管理や民間委託制度導入の到達度=業務改革が算定基礎となる。
すなわち、保険料税金の徴収率をあげ、公務員を非正規、民間委託にして、コスト削減し、市民の利用する公共施設は統廃合を進めた度合いにより成績をつけ、それに応じて地方交付財源を回してやろう。という考え。
本来地方創生というのなら、財源だけまわして、あとは地方独自の施策でやってくれというのが筋だ。
社会保障が削られていく中で、防衛費だけが膨張している。
ブラック企業、公務労働での官製ワーキングプアなど雇用の不安定化が進行している。
東日本大震災の生活再建はいっこうに進んでいない反面、防潮堤などの大規模公共事業が進められている。
国は地方にムチ打って住民の暮らしを削らさせ、その成果に基づいてアメをやるというやり方は、本当の地方創生に逆行している。
住民の暮らしが豊かになってこそ、地方が活気付き、国全体の景気も浮上してくる。
税金の使い方が全く間違っている。
しかし悲しいかな、その中でより多くの交付金を取りに行かなければならず、住民の福祉、教育、暮らしを削る計画を立てなければならないというジレンマ。
そうそう、会場でFB友達の埼玉県朝霞市の石川けいこ市議に「大変でしたね」って声かけてもらいましたよ。
全国どこでもFB友達でいつも繋がってる感がある一瞬でした!