さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

総務常任委員会 2日目 秦野市(神奈川)

2018-10-17 23:24:08 | 日記
10/16
視察2日目
岸和田は斎場の老朽化を今後どうしていくのかが課題となっています。
そのため、総務常任委員会では
昨日の愛知県豊川市の視察を終えて、すぐに新幹線で小田原へ移動。
明けて本日午前中は神奈川県秦野市(はだの)市に、お邪魔しました。

古い斎場改修に増築をくわえ、秦野市と伊勢原市で組合方式で運営しています。
簡単に言うと岸貝清掃組合が、斎場運営もコラボしてるイメージ。

夫々の市の職員の出向、組合職員、清掃作業委託会社(炉前、待合室の清掃、売店)、3年間の契約で宮本火葬炉製造会社から、炉のメンテナンス運用などのためにお一人職員が出向されておられるそうです。
4年目からどうするか課題だとの事。

最新式炉はご遺体を火葬するのに45分、前後合わせて90分で骨上げとなり、その間待合室で軽食がとれる部屋があり、ロビーには売店もあります。
ゆっくり待てるようになっていました。
今年4月から火葬炉7機(1機2000万円)セラミックで対応年数はレンガより大幅アップしているとの事。

待合室4部屋が完成し、運用開始となっています。待合室はテーブル席40席で湯沸かし室付き。更に4部屋増築中。

更衣室、授乳室も完備されていました。
建物は秦野市の伝統工芸寄木細工が所々に施され、壁は土と現地の紅葉をあしらった温もりのある素材。床は秦野市原産の杉材でこれもまた温かみのあるものでした。

死を悼み、また、別の世界へと旅立っていく場所として細々とした思いの込められた建物でした。

あくまで、火葬する場のみとしての機能。
告別式は別場所で。

近隣住宅への説明会を行い、意見を聞いたところ、あまり関心もなく、説明会に来られた方も「煙、臭い、交通アクセスなどについて「いいものを作って欲しい」と前向きな意見は出されましたが反対の声は無かったそうです。

環境、遺族、故人、コスト、災害、職員、葬儀会社の動線など全てのことに気配りされた斎場でした。

小規模施設なので、従来方式での公設公営で設計施工されました。


これは火葬炉の裏側です。2段式、有害物質、匂いを全て燃やしてフィルター除去でクリーンにして排出。斎場の際まで、新興住宅が迫っていても全く苦情なし。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。