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僕は名もない凡人でいたい

バイオリン オペラ 文芸 旅行 絵……そして、日常。白血病闘病記も

フルートコンサート

2016年10月12日 | 観劇・コンサート
フルートコンサートへ行って来ました。
華やかなカラードレスを着た女性を見ているだけで癒されます
(おじさんみたい。この前も、すっごい美人さんが隣に来ただけで緊張してしまった^^;)

フルート10人ほどに、チェロ2、コントラバス1の編成。
指揮者なしで合わせるには、ちょっと難しい人数です。
(チェロが弱すぎる~もっと頑張って!)
と、心の中で叫んでおりました。

低弦がしっかり出ると、音楽が豊かになります。
最近、バスや内声が気になって仕方ないのです(^^;)



避難訓練コンサート

2016年09月09日 | 観劇・コンサート
避難訓練コンサートに行ってきました。
コンサート中に地震警報が鳴ると照明が落ち、ゴゴゴゴゴ……と音が響いている間、ホール係員が「落ち着いてください」「動かないでください」などと指示。
その間、観客は頭を低くして鞄などによる防御姿勢を取り、照明がついてから、誘導に従い外に出る。
ここまでが、避難訓練のストーリーです。
最近は、各地でこのようなイベントがあるようですね。

この日は台風が近づいており、ちょうど落雷で、本当に一瞬だけ停電したのだと、後で知りました。
基本的には、ホールは耐震構造で照明も予備電源が数十分間付くとの説明があり、とにかくパニックにならないこと、落ち着くことが大切だと学びました。
(実際は難しいと思いますが……知っているだけでも良いと思います)

家には、7年間貯蔵可能な水と、トイレ、お金、ラジオ、缶詰類など……備蓄はしていますが、まずは死なない事! 
ヘルメット必要かしら? とちょっと思いました。

ヴァイオリンとピアノのコンサートは、ロマン~現代音楽の超絶技巧が多く、マニアックすぎて眠くなってしまいました
久しぶりの友人とのランチは楽しく
なんだかんだで、お互い長くヴァイオリンを続けているもんだねぇ~

女子力アゲ×2でミッチーコンサート!

2016年06月20日 | 観劇・コンサート
眼(まつエクの影響)と、口腔内の障害(帯状疱疹後、麻痺ってるところに激辛カレーで火傷)が、ようやく落ち着いてまあ元気になりました。
元気ない時のこのブログ、内容ひどいね(^^;)
ま、引き続き、ぼちぼちやっていきましょう

先日、及川光博さんのコンサートへ行き、わたしはここ一番の【お洒落計画】を遂行。
普段着はGパン(今はデニムというのか、まぁいいか)愛用者であるワタクシですが、ピンク系花柄ワンピースを着て、自作のやはりピンク系花柄シュシュを腕にはめ、まだ眼の充血がおさまっていなかったのでグラサンをかけ、ヘアスタイルは細い三つ編みを4本作って残りを挟み込んでいくアップヘアにするなど、誰に笑われようと後ろ指をさされようと、見事ここ一番女子力を発揮計画を遂行しきりました。

コンサート会場は満席、立ち見も出るほど盛況でした。
すごいですねぇ~!
ミッチーのときめきビームに撃たれて、楽しかったです


METライヴビューイング【蝶々夫人】

2016年05月09日 | 観劇・コンサート
いつもは一人で行くライヴビューイングですが、今回は友人と一緒で、嬉し恥ずかし、楽しいひと時

今回の演目は「蝶々夫人」です。
舞台は日本の長崎、実際にあった悲しい逸話をもとに、美しいプッチーニの音楽が感動を誘います。

質素だけれど、ちょうちんのほのかな灯りが美しい、まさに日本を演出していました。
1幕フィナーレなど、その美しさで涙が止まりません。

しかし、衣装や髪型、所作などは、日本人から見ると変! の一言です。
花嫁の母親が角隠しをしていたり、ヤマドリが(バカ)殿様みたいな恰好をしていたり、お辞儀が膝裏のストレッチ?みたいだったり。
ま、でも、言い出したらキリがないから、そこは気にしないようにした方が楽しめるんだろうな(^^;)

ああ、でも、どうしても言いたいことが一つ。
蝶々さんの子供が、つるっぱげの人形でかわいくない、どころかちょっと怖かったです
シリアスな場面で、人形のピカピカ光る頭やうつろな目や、抱き上げられる時にみにょーんと伸びる首が気になって、泣けるのに笑えるという、よくわからない状況に何度かなりました。
せめて、髪の毛があれば!(髪は大事)
異国の人には、これが自然に見えるのかもしれませんが……

えーと。
色々、言ってしまいましたが、これらはすべて、自分が日本人であるがゆえに気になってしまったのだと思います!

演出と音楽は最高に美しく、難易度の高い役柄を楽々と(のように見える)歌い演じたMETの「蝶々夫人」は、凄かったです。
台詞は、蝶々さん、スズキ、シャープレスの、一言一言はズシリと重い。
対するピンカートン、ゴローの舌はコロコロとよく回り、愛の言葉も飛んでいくほどに軽いです。

わたしは普段、「悲劇では泣かない」と言っているのですが、この演目はもう最初から泣きっぱなし。
だって、蝶々さんの最期を知っているんですもの……
運命を知らず、花嫁衣装に身を包んだ幸せそうな蝶々さんの姿を見ると、かわいそうで悲しくて、自然と涙がこぼれてしまいます

  【有名すぎる「蝶々夫人」のあらすじをざっくり】

「いとしい人と結ばれて、私は日本一、いえ世界一幸せな花嫁だわ……!」

純真無垢な武家の娘・蝶々さん(15)の羽をもいだのは、アメリカ海軍出身のピンカートン。
彼は、蝶々さんとはほんの遊びで、ゆくゆくは本国アメリカで妻を娶ろうと考えており、「必ず戻る」との軽口を残して、蝶々さんの元を去りました。
蝶々さんは、どんなに貧しくても、家族・親類・友人らに絶縁されても、ピンカートンを信じ、3年もの年月を、幼い息子とともに待ち続けます。
しかし、とうとう己の非情な運命を知る時が。
蝶々さんは、短刀を手にたった一人、自害してしまうのでした。


現代に置き換えたなら、「若気の至りじゃん」って一言で済ませられるかもしれない。
でも、女が生き方を選べなかった時代に、異国の夫に捨てられ、子供も奪われた蝶々さんは、何を支えに生きていけばいいのだろう……

今日は、綺麗な涙を流して、魂が浄化された気がしました。
素晴らしいオペラを残してくれたプッチーニ、METライヴビューイングに感謝です


観劇 『毛皮のマリー』

2016年04月12日 | 観劇・コンサート
美輪明宏さんの舞台『毛皮のマリー』を、一人で見てきました。

一言で言うと、

ぶっ飛んでる……!!!

酒池肉林とでも申しましょうか。
男だらけの異様な光景が広がります。

私は、原作である寺山修二の戯曲を読んで内容は知っていたのですが、本を読むのと舞台を見るのとは、違う感覚器官を刺激されました。
美輪さんの舞台は、戦後昭和の雰囲気を醸しながら、現代風のアレンジにも挑戦し、さらに過激な誇大妄想が暴走している……という印象。

客席の反応は様々でした。
スタンディングオーベーションしている人、号泣してる人、「何が言いたいかわからない」「ここにいる人たちは内容を知ってて来てるの?」とぼやきながら帰っていく人など、賛否両論のようでした。



【業界人からのお花がずらり】

私個人は、
「この世は虚構の塊のようなもの……だから人生を楽しんで、辛いことも涙を飲んで生きていく、バカをやってハメを外しても、恥をかきながらでも生きていくのだ……」
というメッセージを強く受け取ったのでした。
でも、それもちょっと違うかもしれません。
他にも色々あるような気がします。
むしろ、
「人間の人生なんてくだらない!」
と、言いたいのかもしれません。
でもやっぱり、それも違うかも。
よくわからなくなってきました。


途中、眠くなるところもあり、ものすごく感動したというほどではなかったのですが、なぜか帰りの足取りは軽く、気力が湧いてきたように思います。
(この日は風邪気味で体調が良いわけではありませんでした)

生の舞台の力は、やはり凄いです


【中劇場に向かう道すがら、オペラの衣装が展示されている】

【こ、これは! 大好きな魔笛のパパゲーノ&パパゲーナじゃないですか!】

話は脱線しますが、今年度の新国立劇場では『魔笛』を公演するようです。
もし、演出が変わっていなければ、ここの『魔笛』は最高に面白いです!(私は号泣しました^^)