僕は名もない凡人でいたい

バイオリン オペラ 文芸 旅行 絵……そして、日常。白血病闘病記も

アニメのヒーローは働かない

2014年05月28日 | アニメ・コミック・ゲーム

この頃、楽しみにしているアニメはドラゴンボール。

後ろに改とかZとか付く? 

両方付くのかも?!

再放送のようだけど、すっごく面白い。

入院中は、ドラゴンボールに出てくる仙豆(せんず)が欲しいと何度も思った。

豆を食べるだけで、病気も骨折もすべて一瞬で完治して超回復するんだよ。

死んだらドラゴンボールを集めて神龍(シェンロン)に、「生き返らせて」ってお願いすればいいんだもんね。

おお~人口がどんどん増え続ける。

肉体改造ばかりしてるベジータのことを、ブルマが「サイヤ人って働かないのかしら」って不機嫌そうにしてるのには大笑いした。

悟空もルフィもナツも(ナツは一応稼いでるか?)、アニメのヒーローは戦闘ばっかりで働かないんだね。


唄の中に先人たちの生きる知恵

2014年01月31日 | アニメ・コミック・ゲーム

「精霊の守り人」サントラCDが届きました。

Img_0003

赤ジャケット(左)サントラ1は、主人公の女用心棒・短槍(たんそう)使いのバルサが、

青ジャケット(右)サントラ2は、水の精霊の卵を産み付けられた新ヨゴ皇国の第2皇子チャグムがそれぞれ描かれています。

物語の世界観が、日本の江戸時代の暮らしを再現したような雰囲気なので、民族的な音楽が多く、聞きごたえがありました。

わたしは特に「ナージの唄」が気に入っています。

春に子供たちが口ずさむ田植え唄……この唄は、物語中で重要なキーワードとなってきます。

わたしたちが生きている現代でも、形を変え、宗教的意味をなさなくなった祭りや唄の中に、先人たちが残した生きる知恵が潜んでいるのでしょう。

例えば、先日のどんど焼きにしてもその歴史的意味をひも解いていったら、とても面白いことがわかりそうです。


「精霊の守り人」サントラを買いました

2014年01月27日 | アニメ・コミック・ゲーム

ネット通販で「精霊の守り人」CD音楽篇1&2を買いました。

CD2の方はすごいプレミアがついていて、定価2800円くらいのものが、新品なんと19000円、中古でも6000円以上

だけど、ツ〇ヤ、ブック〇フ、ヨ〇バシにもない、そして再販もしなさそう

CD2には、主人公の孤独、悲哀に寄り添う名曲「定道のバルサ」が入っているので、ぜひ聞きたいと思い中古を購入です。

アマゾンのコメントにも書かれているけれど、アニメサントラを聞く人が少なくて、どうしても価格が上がってしまう……アニメ大国なのにね。

◇◆◇

原作は、文化人類学者・上橋菜穂子氏が書いている小説です。

何回か、当ブログにも書いたことがありますが……。

入院中、わたしはこの物語に幾度となく救われました。

主人公バルサやジグロの生き様、そして成長するチャグムの心の変化を見て、ものすごい心の支えになりました。

人生は損得ではなく、人として生きる事、死ぬ事、またその死によって受け継がれていくものもあるのだと気づきました。

「たとえ妊娠していても、母体の命を最優先します」

そう告げられた時の衝撃は忘れられません。

だけど、誰でもいつかは死ぬのだし、これもわたしの運命なので、その中でどこまでいけるか、どのくらい大切な人を守れるか、自分なりにあがいてみようと思っています。


行け行け! ロケット!

2013年12月22日 | アニメ・コミック・ゲーム

2013年12月21日、日比谷公会堂にて。

Img_0017

【宇宙兄弟 オーケストラフィルムコンサート】が公演されました

余裕でチケットが取れたので、ガラガラだったらどうしようと思っていましたが、子どもから大人まで、男性も女性も、1人で来ている人も友人同士も家族連れも、様々な人が大勢集まり、満席でした

Img_0023

アニメ映像と生オーケストラ演奏がコラボレーションする、1日限りの大イベントです。

わたしのアニメ愛とオケ愛も、ここに炸裂するのであります

冒頭から涙がチョチョぎれ(ん?死語?)、鼻水が暴走しました。

右隣の若い女性も大号泣。

うんうん、そうだよね、泣けるよね

他人様とも感動を共有出来るのは、コンサートの醍醐味。

生オケをバックにRakeさんが歌う「素晴らしき世界」も感動的でした

※Rakeさんは仙台出身のミュージシャン。宇宙兄弟のエンディングにも使われた「素晴らしき世界」は、Rakeさんが震災時に仙台の空を見上げた時に感じた思いを詩におこしたもので、震災の応援歌としても有名です。

ロケット発射の映像と音楽の時には、

「悩みなんか吹っ飛ばせ!」

という声が聞こえてきそうなほどの、勢いと迫力、そして感動の嵐

行け行け! ロケット! 天まで昇れ!!

◇◆◇◆

【宇宙兄弟って?】

「宇宙兄弟」は、兄ムッタが、弟ヒビトの悪口を言った上司に頭突きをくらわせ、会社をクビになるところから物語は始まります。

弟は子供の頃の夢を叶え、宇宙飛行士になって月へ行くというのに、兄の方は無職……しかしとうとう、ムッタも決心し、ヒビトの後を追うように宇宙飛行士を目指します。

実写版の方では宇宙飛行士になるところまでしか描かれていませんが、原作の漫画とそれに追随しているアニメの方は、続きがあり終わっていません。

肩書きが宇宙飛行士になってもなかなかアサイン(任命)されずに、何年も訓練だけをしている先輩宇宙飛行士が何人もいるという現実。

そして、兄弟を母のように優しく導いてくれた天文学者シャロン博士が、進行性の難病ALSを発症してしまったことで、ムッタの夢はムッタ一人の夢ではなくなっていきます。

残された時間は決して多くはありません。

月面望遠鏡を作るというシャロンの夢を、ムッタは彼女が生きている間に叶えたい。

ムッタは仲間やライバルたちと、海や空、砂漠、特殊な閉塞空間などで、数々の訓練をこなしていきます。

一方、弟ヒビトは月面で酸素がなくなるという絶体絶命のピンチを脱したものの、そのことによってパニック障害を負ってしまい、事実上の戦力外通告をされてしまいます。

ムッタやヒビトだけではなく、宇宙飛行士として宇宙へ行きたいと思っている人は大勢いて、それぞれの思いや夢のために犠牲にしているもの(家族)もあります。

でも、全員が仲良く手を取り合って宇宙へ行けるわけではない……。

試験に落ちたり選ばれなかったりして、悔しい思いをした人たちが、宇宙飛行士としてではなく別の道からでも宇宙に関わり続けようとする、その姿にも教えられます。

挫折しても失敗しても、そして一つの夢が叶えられなかったとしても、自分がやめさえしなければ終わりではないのだと。

そして、宇宙兄弟の合言葉。

---It's a piece of cake. (楽勝だよ)

会話も出来なくなった難病のシャロンがこの言葉を文字にする時、その言霊は絶大な力となって、心に響いてくるのです。