オペラが楽しいです!
ソリストと合唱の合同音楽稽古を終え、今週末には立ち稽古が始まります。
今回のソリストは皆さん適役で、お人柄も素敵な方ばかり。
私たち弱小合唱団にも温かい拍手を送ってくださって、嬉しくて涙が出そうでした。
無事、本番を迎えることができるよう頑張ります。
まずは暗譜しなくちゃ。
憧れのソプラノ歌手・星野由香利さんとお会いしました。
今年の初めくらいに見たガラコンサートについて「素晴らしかったです」とお伝えすると、
「オケは歌いやすいんですよ。オケが盛り上げてくれるから、私はフワッ~と、ね。それに乗って歌っただけなの」
と、自分よりオーケストラを褒めます。
お歌も演技も素晴らしい上、人としても優しくて謙虚で、ますますファンになりました。
私の事は「カルメンで派手な喧嘩をした人でしょ!」と、かなり昔のことを覚えてくださっていました。
(私の暴れまわっていた過去が暴露……じゃなくて、オペラ『カルメン』での女同士の喧嘩の場面。国立劇場など大きな舞台では歌う人と演技する人とで分かれていることが多いのですが、人手不足の舞台では合唱団が歌いながら暴れるというタフな演出がつけられたのでした。当時は若かったので、友人とアクション俳優並?に暴れておりました)
星野さんのアメーリア役は、人を惹きつけるすごい引力があります。
深いソプラノで、ppは天空に無数の星が瞬くよう。儚げで美しいです。
『仮面舞踏会』のヒロイン・アメーリアは、うつ病みたいにずっと憂いています。長調の部分ってあるのかしら。
アメーリアさんは夫の親友に恋しちゃって、苦しくて苦しくてしょうがないのですね。
「お願い、あの人を忘れさせて」
と、怪しげな占い師にすがりつくほどに。
オペラのお話って仮想不倫が多いです。
色々突っ込みどころがあって面白いので、その件はまた書きたいと思います。