僕は名もない凡人でいたい

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移植から丸3年たちました

2016年02月02日 | 闘病記
※【追記:移植について少し恐いことを書いてしまいましたが、辛い症状は時間がたてばちゃんと落ち着いてきます! これから移植を受ける方に】

1月30日、移植して生まれ変わって後、3年がたちました。
(おめでとうメールをくださった方、ありがとうございます
4年目突入です!

3年前の今頃は、完全無菌室で命を賭けた闘いの真っ只中。
夫の誕生日(2月13日)までには、楽になるだろう楽になるはずいや楽になるんだ! と、夫婦で励まし合って(夫にとっても過酷な日々でしたから)これまでの人生でもっとも厳しい日々を過ごしていました。
「あまりに酷かった時の記憶はないのではないか」
と、夫に言われますが、自分ではそんなことはないと思います。

毎日、上からも下からも血反吐を吐いていましたし、モルヒネで幻覚も見ましたし、手足の皮膚がはがれる痛みは耐えがたいものでした。
無菌室に閉じ込められ、ご飯も水も口に入れることが出来ず、喋ることもほとんどできず、手が震えて文字もろくに書けない。シャワーも一人で浴びられず、着替えも人手が必要で、トイレというか便器まではかろうじて辿り着ける(ベッドから数歩の距離)が、大も小も計量され究極の個人情報を開示。

全てが過酷すぎたせいか、小さなことがものすごい幸福に思えた時期でした。とくに、個室の外に出て窓の外の海が見られた時。そして、完全無菌室から出た時! 
胃カメラ検査のために、車いすで運ばれて無菌室の外に出ただけなのですが、わたしにとっては至上の喜びでした

  ☆

3年たったので、今日の内科受診は絶対マルク(骨髄穿刺)をやるだろうと覚悟して行ったのですが、はてな? 先生忘れてるような気がします。
でも、こちらから「マルクやって」とは言いたくありません(笑)
血液検査はまぁ平気そうだし、また次回、かな。

とりあえず、今のわたしの頑張りどころは婦人科。
今月末に迫る「子宮摘出手術」です。
全身麻酔、初めてだなぁ。どんな感じなのかしらね?

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (チロル)
2016-02-02 22:10:20
おめでとうございます
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チロルさんへ (lib)
2016-02-02 23:38:00
ありがとうございます。
長い道です。
ここまで来られたことに感謝します
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Unknown (MI)
2016-02-03 09:30:07
本当に、すごい道のりです。四国のお遍路道、サンチャゴへの巡礼路、インカ道、全部歩き通したよりすごいです!ゴールはないかもしれないけど、自分の力を信じてこの先も一歩一歩進んでください。陰ながら応援しています。
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Unknown (えり)
2016-02-03 10:05:14
凄い道のり・・・
私の胃痛だぁ~頭痛だぁ~
なんて足元にも及ばない
闘いを乗り越えられたのですねぇ~

今月末の手術も
頑張って下さいねっ!

応援してます♪
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MIさんへ (lib)
2016-02-03 10:21:23
ありがとうございます。
お遍路さんも大変そうです。いい道ばかりではないところに、意味があるのでしょうけれど
わたしも負けずにがんばります。
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えりさんへ (lib)
2016-02-03 10:27:30
ありがとうございます。
日々の中で、ジワジワ痛みが継続するのも辛いです

移植は、ニュースなんかだと「成功したかどうか?」ばかりが取り上げられているけど、本当は「予後にどれだけ日常生活が送れるか?」の方が大事なんですよね。

手術、がんばります。
えりさんも頑張ってくださいね
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