僕は名もない凡人でいたい

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文明の利器

2014年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

わたしは昔から、文明の利器とやらにとんと疎いのでございます。

パソコンや家電、携帯にスマホ……最新機種などに興味はなく、不便がなければ別にそれでいいんじゃない? という感じなのです。

2年前に病気を発症して初めて入院した時(もう2年もたつんですね)、今ほどスマホは普及していませんでした。

病棟は9時に就寝時間となり電気が消えますが、まぁ、普通に9時に寝られる人はそうはいないので、大体患者の皆さんは、暗い中で携帯をいじったりテレビを見たりして過ごしています。

カチカチカチ……

当時は、携帯のボタンを押す音がよく聞こえてきました。

わたしも寝転がって携帯でニュースを見たり、友達とメールしたりしていました。

1~2週間ほどの一時退院を繰り返しながら、長い入院生活をつづけました。

その間に、世の中は携帯からスマホへと確実に変わって行きました。

1年半に及ぶ入院生活の最後の方では、カチカチと携帯のボタンを押しているのはわたしだけだったように思います。

ほとんどの人がスマホを使っていたのです。

すごいですね!

あんなに値段が高くてつながりにくいのに……

(わたしの夫はスマホにしてからつながりにくくなりました)

でも、やはりWEBが簡単に見られるのは魅力なんでしょうね!

そう思いながらも、いまだにスマホを所持せずカチカチやってる自分です。

移植の入院前に、NEXUS7というのを買ってみたのですが、重くて持っていられませんでした。

きっと寝転がって楽に使えるだろうと思って購入したのですが、マグカップさえ片手で持てないくらい弱っていたわたしにとって、NEXUSは超重量級でした。

結局、捨てちゃいました。

(もったいなかった?)

通信料金の見直しをしようか~と我が家で話題になりましたが、今のところ、どうしていいかわかりません。

とりあえず、携帯から離れる生活をしてみることにしました。

そうしたら、あら不思議!

本を読む時間が増えて、大学の勉強が進んでいます。

やはりわたしは、文明の利器から遠ざかる運命なのか。


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