みなさんご自身の登山靴を大切にしていらっしゃいますか?
帰ったらそのまんまって方はおられませんか?
防水スプレーをかけていないから、草露でもすぐにベトベトとか?
ソールに泥や土が付きっぱなしで置いているとか?
最悪なのは、ビニール袋や靴の箱に入れっぱなしとか?
そんな事では全く性能を発揮出来ていないし、寿命を急激に縮めているだけです。
しっかりメンテナンスして、本来持っているポテンシャルをフルに発揮してもらいましょう。
山から帰られましたら、まずは汚れをしっかり落として下さい。
少しの汚れならブラッシング、程々の汚れなら濡れ雑巾で拭く、頑固な汚れなら水洗いをしてください。
頻繁な水洗いは革や縫合糸を痛める原因になりますので、ご注意下さい。
よっぽどひどい状態でない限り、洗うのは表面と底面だけで十分です。
泥汚れは、ナイロン生地、革、ゴム底の劣化を進めてしまいますので、汚れはしっかりと落として下さい。
次は乾燥させます。
インソールもたっぷり汗を吸っていますから、靴から引き抜きます。
靴とインソールを別々に、完全に乾くまで陰干しします。
乾いたらソール以外のアッパー部分に防水処理を施します。
革靴ならコンディショナースプレー(栄養スプレー)を吹き、陰干し、靴専用の防水スプレーを吹きつけ、完全に乾くまで陰干ししてください。
ナイロンとの合わせの靴なら、靴専用の防水スプレーを吹き付け、完全に乾くまで陰干しします。
乾きましたら、インソールを入れて、新聞紙を丸めたものを靴に詰めていきます。
形を整え、靴ひもをしめて、風通しの良い、日の当たらないところに保管します。
最後に「今回も頑張ってくれてありがとう。また今度の山もがんばってや!」と靴に感謝してメンテナンスは終了です。
靴は山中では絶対に足から離れない大切なパートナーですから、ぜひ丁寧なメンテナンスを実践してくださいね。
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