久々の山行報告となってしまいましたが、10月7日~10日の4日間で信越トレイルを歩いてきました。
信越トレイルは2021年の9月に、それまで約80kmだったコースが約110kmへ延伸されました。西は長野県の斑尾山、東は新潟県の苗場山へと一本のトレイルとして繋がり、より変化に富んだ風景を楽しめるようになっています。
今回は、新潟県側から長野県側に向かって歩くルートで3泊4日のテント泊のソロハイキングです。夜行バスで大阪から新潟へ行き、新幹線で越後湯沢駅に向かいます。
大阪よりもいくらか涼しく、空も晴れ渡っています。
公式ガイドブックでは、越後湯沢駅からタクシーを利用して苗場山スキー場の中腹にある和田小屋というところから歩き始める行程が紹介されていますが、僕は越後湯沢駅からスキー場方面へは路線バスを利用し、苗場山も自分の足で登ることにしました。
苗場山へ登る途中、はっきりとは見えませんが群馬県方面には谷川岳などの山域が見えます。
標高2000m近い苗場山域は紅葉も見ごろで、地元のデイハイカーの方々も多く見受けられました。
苗場山の上は、高層湿原と呼ばれる地形になっています。植生を保護するために木道が敷かれ、散策するのはとても気分がいいです。
信越トレイルはこの苗場山が東の起点となっています。今回はここから西向き(WB:ウエストバウンドと呼ばれています)に歩きますが、ガイドブックに記載されているモデルコースは斑尾山スタートの苗場山をゴールとする東向き(EB:イーストバウンド)の道のりが紹介されています。
信越トレイルの中では苗場山が最も標高が高く、苗場山からスタートする方が全体として下り基調となります。
苗場山上を散策したあとは、豪雪地帯としても有名な秋山郷の結東集落へと山を下ります。
途中、時間が無くなってきたのでトレイルのルートを外れ、トレイルの正規ルートではなく車道を歩きました。
この日は、かつて分校として使われていた校舎を再利用した、「かたくりの宿」という旅館で一泊しました。夕飯と温泉は旅館を利用し、校庭でテントを張らせてもらいました。
信越トレイルのハイカーや、グランピングの利用者は校庭でキャンプするという一風変わった体験ができるようになっています。
夕飯は地元の食材で丁寧に作られたコース料理です。この他に、メインのつくねとてんぷら、白いご飯と、デザートのアイスもいただきました。
夕飯の後は、館内の温泉にも利用させて頂きました。山旅の途中に温泉に入れるのはとてもありがたいです。
二日目の行程は、里歩き、山歩きが半々のようなコースとなり、ガイドブック等では「里のステージ」と呼ばれている、牧場や田園地帯の中を歩いていきます。
広々とした草原は、どこか日本離れした趣があり、向かう先にはトレイルが続く関田山脈が見えています。
一度、里に下りてJR森宮野原駅を横切ります。正規のルートが駅舎の中を通っています。
駅前には昭和20年に記録した積雪量を示す標識や、2011年の東北の震災の翌日に栄村で起きた地震を記念する施設があります。当時、中学生だった僕は生徒会を通じて募金活動をしたことを思い出しました。
駅前には小さなスーパーがあり、ハイカーも食料などを補給することができます。
僕は栄村のトマトジュースとアイスを買って一休みしました。足がつったときにはトマトが効くと聞いたことがあります。
森宮野原駅を後にして、関田山脈にある天水山(あまみずやま)へと再び山を登ります。80kmのルートだったときは、天水山が北の起点でした。収穫間近の田んぼの風景は鮮やかでまぶしいです。
信越トレイルの道標で、トンボが休憩しています。
トレイルにはこのような標識が適度な間隔で設置してあるので、道に迷うことも少ないと思います。
天水山への登り途中で、これまで歩いてきた苗場山域や田園地帯を一望できます。
中央部が台地のようになっているのは、長い年月をかけて川の流れが作り出した河岸段丘という地形で、台地状になっているのが観察できます。その奥の山々が苗場山域です。
天水山に登ってからは、山脈に沿って歩く形となります。数時間の山歩きの後、野々海湿原というところに到着します。
湿原のすぐ近くに2日目の幕営地となるテントサイトがあります。
トイレ、水場が利用でき、信越トレイルクラブが管理しています。事前の予約・利用料支払いが必要です。
この日は、アルファ米とレトルトのカレーを湯煎して夕ご飯にしました。
後編につづく
投稿者:大阪店 北村
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ロッジ大阪店と京都店では、現在ネット通販のPC業務をお手伝いしてくださるアルバイトさんを募集中です。
通販業務、画像加工、バナー作成の経験者は大歓迎です。
くわしくは各店までお電話くださいませ。
大阪店:06-6341-5578 担当 野間
京都店:075-222-0363 担当 谷本
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ロッジ オフィシャルサイトはコチラ → ロッジ オフィシャルサイト
ロッジ 京都店のインスタはコチラ → ロッジ 京都店 インスタグラム
ロッジ 大阪店のインスタはコチラ → ロッジ 大阪店 インスタグラム
ロッジ 楽天市場店はコチラ → ロッジ プレミアムショップ 楽天市場店
ロッジ ヤフー店はコチラ → ロッジ プレミアムショップ ヤフー店
ロッジ ユーチューブはコチラ → ロッジ ユーチューブ チャンネル
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★