ヘッドランプを点け山荘を4時前に出発するが、
濃霧のため視界は真っ白で足元の登山道を
たどりながら歩く。ほどなく、旭岳との雪渓に出会うが
足元の紅ガラがうまく判別できずにコースをロストする。
(シナノキンバイとショウジョバカマ)
後続には休憩してもらいながら行ったり来たり、
登ったり下りたりしながら出口を見つける頃には
ガスも晴れはじめ、これからの好天に期待がもてた。
旭岳ガレ場のトラバースを抜けお花畑の広場からは
杓子岳から五竜岳迄の眺めも良く、そこで朝食をとる。
(コバイケソウの群生地の向こうに五竜岳と鹿島槍ガ岳)
昨日は見られなかったコマクサをはじめたくさんの種類の
お花畑尾根道を30分ほどいくと、広々とした清水岳
頂上直下に到着。高山とはここでお別れ、樹林帯の
中へと分け入っていくことになる。
(毛勝三山)
正面に見えていた剱岳北東面も樹林で見えなくなるころに
ようやく中間地の不帰の小屋に到着。
(剱岳に向かって歩いていくみたい)
本コースは白馬のメインルートとははずれるためか、
登山道の整備がいきわたっておらず、崩れたままに
放置されているところや多少歩きにくいところが随所に
でてくる。
(お花畑の中を降りていく)
樹林帯の中を昇り降りしながら、歩けど歩けど
百貫の下りの分岐にどり着けない。
(険しい下りもある)
ようやく百貫山らしき頂を左に折れ大下りが始まると
ゴールも大分と近づいてきたような安堵感がわいてきた。
(樹林の道が延々と続く)
ジグザグの下りにトラバースさらにジグザグ、
というような状態で高度をどんどん下げていく
道ながら膝への負担はさほどでもない様な感じ。
(やっとこ、祖母谷温泉に到着)
祖母谷温泉は佐伯源次郎のひ孫にあたる
お母さん夫婦が小屋を経営されており、
サービスの良い温泉旅館の風。登山客だけではなく
他に釣りで宿泊のご夫婦もいらっしゃいました。
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