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犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

トイレをおもちゃ・ベッドにしてしまうわんちゃん

2006-06-13 14:23:06 | しつけ
トイレシーツの上で眠ってしまう場合も、ビリビリに破いてしまう場合も、誰かが仔犬の行動を見ていることができるときには問題にならないはずです。

トイレのルールを完全に覚えるまでは、犬の行動範囲を制限するのがトイレのしつけの基本なので、犬がひとりでトイレにいることはありえないのですから。

問題は留守中や忙しいときなど、犬を長時間残しておくときに起こります。

その原因と解決方法を探ることにします。

理由1 ハウスの寝心地が悪い

●解決方法
ハウスの居心地がよくなるように、工夫をしてあげましょう。

ハウスにはフカフカのベッドや、自分の匂いがついたタオルなどを敷いてあげてください。

また食事は必ずハウスの中で与えてください。

その際には、フードをコングなどのおもちゃに詰めてあげましょう。

食器から食べるよりも時間がかかるため、ハウスの中で楽しい思い(=フードを食べる)をする時間が長くなります。

これにより、ハウスのお気に入り度はグーンと高くなるのです。

そして必ず、出かけるときにはハウスの中にフード入りのおもちゃを入れておくことも忘れないようにしましょう。

理由2 トイレの寝心地があまりにもよいので、そこを寝床にしてしまった

●解決方法

ハウスの居心地を良くすると同時に、使用中のトイレについても考えてみましょう。

高いフチに囲まれた形のトイレは、ここがベッドであると犬に勘違いさせます。

トイレはなるべくフチの低いものを選んでください。

また、繊維がたくさん詰められている種類のトイレシーツはフワフワ感があり、犬には最高の布団になります。

犬が完全にハウスとトイレの区別をすることができるようになるまでは、なるべく薄手のシーツを選びましょう。

理由3 トイレシーツの上で眠る癖がついてしまっている

●解決方法

ペットショップ等で育てられていた間、トイレシーツが敷き詰められたショーケースやハウスの中で寝ていた仔犬は、それが癖になってしまっていることがあります。

このような悪い癖は、根気強く直していくことが大切です。

仔犬と一緒にいる間は、一緒に遊ぶとき以外ハウスの中に居場所を制限し、定期的にトイレに連れて行くしつけを繰り返してください。

上手にできたら褒めてご褒美を与えましょう。

これにより次第に「トイレは排泄をする場所であり、ハウスは休んだり、ごはんを食べたり、遊ぶ場所」と理解するはずです。

留守中にトイレシーツを破いてしまう癖も、ハウスよりもトイレに居心地のよさを感じている場合と基本的に変わりありません。

つまりその原因は、現在与えられたおもちゃよりも、トイレシーツを破くことに楽しさを感じてしまっているのです。

まずはおもちゃの楽しさを教えてあげることが大切です。

愛犬が一番好きなタイプのおもちゃを探してください。おもちゃはいろいろな種類があります。

犬の関心事であるトイレシーツを破くことにエネルギーが向かないくらい、運動で発散することです。

遊び疲れて、ハウスでぐっすり寝てくれる仔犬ほど、しつけはラクなのです。

ロープ・タオルを使い、引っ張りっこや追いかけっこを日課にしましょう。


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