愛犬家が2000人集まる犬の幼稚園 BuddyDog

犬の幼稚園 Buddy Dogのようす

ブログ説明





特別なトレーニングをして何かを教えるというよりも、社会化を重視

吠える、噛むなどの問題行動が出る愛犬たちは、とても多いです。

ひどくしないためには、家庭に迎えてからすぐにでも、社会化の勉強を始める必要があります。

愛犬の問題行動の原因は社会化不足と飼主さんの無知・無関心や誤ったしつけだと思います。

問題の原因を理解し、それに対してどう接したら良いかを指導し、飼主さんが自らできるようにする。

多くは犬を甘やかし飼主が犯してしまった間違いを見つけ、愛犬とうまくつき合えるようにすることです。

それが犬幼稚園 Buddy Dogのしつけ方です。

園長が飼主として、一番にこころがけていること、それは、他人に迷惑をかけないことです。

犬が好き、苦手、どっちでもない、すべての人に、犬がいることで、できるだけ迷惑をかけないことです。

そのために「社会化」「しつけ方」は絶対に必要です。

事件発生 2010/01/05

2010-01-05 14:06:12 | 危険な犬


Animal protection

Love

犬のさわり方

初めて接する犬にさわろうとして指を咬まれた!!

初めて接する犬にさわる場合、みなさんはどのような触り方をしていますか?

犬をさわろうとしたとき、なかなか慣れなかったり、威嚇されたり、咬まれそうになったりした事はありませんか?

一概には言えませんが、触り方に原因があるようです。

不用意に犬に触ろうとした場合などです。

犬は人に危害を加えようとしたのではなく、自分の身を守るために「さわられるの、イヤだ!」「やめて!」という気持ちからの行動です。

犬は生まれたときから人嫌いな犬なんていません。

経験から何かされるのではないかという不安感からそうするのです。

例えば、初対面の犬をさわる時、いきなり頭をさわったりしていませんか?

犬は知らない人に頭をさわられることが非常に不安なのです。


何故か?

頭をさわるときには人の手は犬の視線から外れ、頭の上から手が出てきますから、犬は頭を叩かれるのではないかと感じるのです。
(不用意に頭を叩いている飼主の犬に多いです。)

こちらの気持ちは「可愛がってあげるよ」っていう気持ちからだと思いますが、相手の犬にすればとても不安なのです。

もし、あなたが知らない人にいきなり頭をさわりにこられたら、あなたならどう感じますか? 

イヤでしょう自分自身に置き換えれば理解できることです。

動物には自己防衛という本能があり、自分自身が危険だと感じればそれから身を守ろうとしたり、逃げたりという行動を起こします。

ですから初めての犬に触る場合に注意してほしいことは、こちらからはさわりに行かないことです。

つまり、犬の方に寄って来てもらうようにすればいいのです。

「君には何も敵意は持ってないからね。もしさわられるのがイヤだったら来なくていいんだよ。」という気持ちで、

腰を落とし、低い位置から手をグーにして前に出します。

すると犬は安心感と好奇心から近寄って来るものです。

そうなれば、グーを開き手のひらを見せ(何も持ってない)無防備だということを示します。

体に触れさせてもらった状態でゆっくりさわってあげればいいのです。

より早く初対面の犬と親和をとる方法です。

しかし、もしそうしても犬が寄って来なければさわるのは諦めましょう、無理に親和を取ろうとすると、いい結果は望めません。

注)
日本犬(秋田犬・紀州犬・柴犬など)の場合は、例え、しっぽを振りながら寄って来たとしても、さわらないで下さい。

いきなり噛まれたりします。特に無表情で近づいてくる日本犬は要注意です。

犬の表情を読みとって対応して下さい。

日本犬場合は、園長も心の内を読み切れないところがあります。 そこが日本犬のすばらしいところでもあります。

心を許した人でない限り心の中は見せません。それだけ主人に忠実なのですね。

どのような犬でも生まれたときは純粋です。 犬の性格を変えるのは人です。

犬の気持ちを理解し、人と共同生活をできるような躾をしてあげて下さい。

正しい犬の飼い方の基本は他人に迷惑をかけないことだと思います。

犬に「しつけ」と大騒ぎしている飼主は多いのだが、自分たちの「しつけ」や「マナー」については...落第?

犬幼稚園 Buddy Dog

犬幼稚園 Buddy Dog




ガブガブモンスター犬の矯正

2009-10-14 13:12:25 | 危険な犬
Dog's discipline

ガブガブモンスター犬の矯正


*本文とは無関係


「犬の支配的攻撃性の要因」についてコルドバ大学(スペイン)の調査結果が発表されています。

【文献】
・Journal of Animal and Veterinary Advances, 2009; 8 (2): 336-342
原文はこちら(Factors Linked to Dominance Aggression in Dogs. )

この調査結果で支配的攻撃性に最も大きな影響をあたえる修正可能な環境要因とされたのは次の5つでした。

服従訓練
甘やかし度
抑制・叱責の方法
飼い主が散歩にかける時間 
飼い主が犬と一緒にいる時間

しっかり愛情を持って犬と向き合え、と言っているように.........。

この調査はスペインだから必ずしもすべての要因が日本にも当てはまるというものではありませんが、なんとなく傾向は似ていると思います。



ガブガブモンスター犬が生れる理由(2)

2009-10-14 12:48:09 | 危険な犬
Dog's discipline

ガブガブモンスター犬が生れる理由(2)


*本文とは無関係


「犬の支配的攻撃性の要因」についてコルドバ大学(スペイン)の調査結果が発表されています。

【文献】
・Journal of Animal and Veterinary Advances, 2009; 8 (2): 336-342
原文はこちら(Factors Linked to Dominance Aggression in Dogs. )

この調査結果で最も興味深かったのは「フードのタイプ」。

ウェットタイプのフード(缶フードなど)で高レベルの支配的攻撃性が見られたのは意外だった。

「生肉を与えると犬が攻撃的になる」と今でもまことしやかにささやかれているのですが、

これからは「ウエットタイプフードを与えると犬が攻撃的になる」と言うことになる?

他に興味深かったのは「叱り方」でした。

「言葉」>「叱らない」>「体罰」の順に攻撃性が高く示されるという結果です。

体罰で最も犬の支配的攻撃性が抑えられるということですが、支配的攻撃性を既に持っている犬の矯正方法にはならないと思います。

むしろこの結果からは「言葉だけで叱るのは叱らないよりも劣る」つまり言葉でしか叱らないのならば無視した方がマシだということを調査は物語っています。

概要はやはりといってしまえばそれまでだが、若い女性で初めて犬を飼い、飼い始めた理由が「衝動買い」「かわいいから」だったり、さらには仕事のため愛犬は長時間の留守番、そのため愛犬が問題行動をしても、愛犬に怒りの態度を示すなんてことができず、ただ言葉でやんわりとたしなめる程度でしか叱ることしかできない。
おまけにハイレベルの甘やかしときたら......

犬の支配的攻撃性が最高を示してもなんら不思議ではない。



U^ェ^U ガブガブモンスター犬が生れる理由

2009-10-14 12:19:15 | 危険な犬
Dog's discipline

ガブガブモンスター犬が生れる理由


*本文とは無関係


「犬の支配的攻撃性の要因」についてコルドバ大学(スペイン)の調査結果が発表されています。

【文献】
・Journal of Animal and Veterinary Advances, 2009; 8 (2): 336-342
原文はこちら(Factors Linked to Dominance Aggression in Dogs. )

この調査はスペインの1歳以上の711頭の犬とその飼い主を対象にインタビューと犬の行動観察によって行われた。

この調査での攻撃性の評価は状況別の犬の行動を0から9点のポイント制をとって集計された。

状況とは

犬が休んでいるところを邪魔する
犬のお気に入りのもの(骨、おもちゃなど)を取り上げようと試みる
犬の食餌中または給仕中に犬を触る
犬が食べている横やお気に入りのものを抱えている横を通り過ぎる
犬をジッと見つめる
犬の体を触る(手足・足先・顔・口を掴む、爪切、首輪の脱着など)
家族が屋内へ出入りする
犬が禁止されている場所・行為を抑制するまたは叱る
家族の動作の妨害

これらの状況による犬の噛み付き傾向に加え、家庭内で食卓からのおこぼれをもらう、
ソファやイス・ベッドに乗る、寝室内に寝るまたはベッドで飼い主と一緒に寝るなどの状況も
甘やかし度として評価され、さらに基本的な服従訓練を受けているかを考慮された。



しつけ本の教えの決定的な間違い

2009-10-14 11:57:25 | 危険な犬
Dog's discipline

しつけ本の教えの決定的な間違い

頑張って実践したしつけ本の教えの中には多くの誤りがありましたが、決定的な間違いは、

【悪いことをしたら犬をリードで叩く】
【犬がジャレて噛んで来たらマズルを叩いて(弾いて)叱る】という教えです。

これではモンスターたちにはリードや人の手がとても恐ろしく、自分に強い痛みを与えるものだと思うに違いありません。

決して愛犬が悪いわけでは無い・・ということです。

きちんとしつけをしたいという思いは、飼主として当然抱く考えです。

飼主として向上心のある方が、信じて実践した事が間違っていて、愛犬に強い不信感を持たせ深刻な問題行動の引金になってしまうことが多々あります。

気の毒な事態なのですが、適切なしつけを行えば必ず改善できると思います。

改善には時間がかかることもありますが、まず愛犬についてしっかり理解してあげることが大切です。

多くのモンスターは生後2ヶ月弱でペットショップから購入した愛犬です。

そんな時期に親・兄弟と離れ、社会は何が怖くて何が怖くないのか、遊ぶとはどういうことか、自分の身をどうやって守るのか、誰が守ってくれるのか、何にも知らない状態です。

この段階から学習することは、良いことも悪いことも、愛犬の心身に深く刻まれます。

大好きなママから叱られる経験や、縄張りや主従関係の意識が芽生えたりなど、様々な混乱を通して、多くのモンスター犬は攻撃(叱られること)に負けない、やられる前に噛み付く、侵入者(来客)に自分の強さを知らしめる行動へと試行錯誤でたどり着いたのでしょう。

家の中でのマーキングや排便は自分の上位を示したり、飼主さんが嫌がることを分かっていてしている行動です。

とにかく、モンスターたちにとっては自分の強さをアピールしないと不安でたまらない日々なのです。

自分が弱いと思われたら恐ろしいことや痛いことが起きるかもしれないという恐怖と闘う日々です。

食欲や消化・吸収の機能に影響するほどのストレスなのでしょう。

愛犬たちは誤解してしまっています。

誰も愛犬を傷付けたり恐怖に追い込む気は無かったのに・・・

愛犬を理解した上で、その誤解をどう伝え、安心感を与えてあげられるかが、問題行動の改善への近道でもあります。