仔犬を個室に入れ、その行動範囲を制限することによって、基本的なしつけを効率的に教える手順についてご紹介します。
はじめに、仔犬の個室を用意しましょう。
状況によって次の2つの個室を使い分けます。
1.家族が家にいて仔犬の行動を見張っていられるとき/または1時間以内の短い外出時に仔犬を入れるための小さな個室
2.家族が留守をしている時に仔犬を入れるための大きな個室
ここでは1の方式を解説します。
この方法はトレーニングを始めたばかりの仔犬に効果的です。
実践するには家族の誰かが仔犬の行動に気を配らなければなりませんが、特にトレーニングに関する難しい技術は必要ありません。
【手順】
1.キャリーの中に、マットを敷きます。仔犬の個室となる空間を、心地よく演出してあげるのです。
2.デンタルコングの中に、仔犬が喜ぶフードを詰めます。仔犬の間は食器を使わずに、デンタルコングと家族の手(ご褒美を与える際)のみを使って食事をさせるようにしてください。デンタルコングをより好きになってもらうための工夫です。そのため、1日の給餌量を6個のデンタルコングに分けて用意してください。
3.まずは仔犬を自分のキャリーの中で休むことに慣れさせます。フードを詰めたデンタルコングをキャリーの外で見せて仔犬に匂いを嗅がせます。仔犬は中に詰められているフードの匂いに気付き、興味津々となるでしょう。
4.デンタルコングを2、3個キャリーの中に入れ、ドアを閉めてしまいます。この時仔犬はまだキャリーの外にいます。
5.仔犬はデンタルコングを欲しがり、ドアをノックしてキャリーの中に入りたがるはずです。こうなったらドアを開けて仔犬を中に導きます。キャリーの中で存分にデンタルコングを咬ませてあげましょう。しばらくするとそこをお気に入りのスペースとして認識し、そこでデンタルコングを噛むことが楽しいことであると感じます。
6.1時間おきに仔犬をキャリーから出して、トイレに連れて行きます。自分でトイレに向かうようになるまでは、仔犬にリードをつけてトイレに導いてあげるとよいでしょう。
7.トイレの上で排泄するまで待ちます。その時に「オシッコ」「ピー」などの言葉をかけてあげましょう。後にそれが排泄をうながすコマンドとなります。通常は3分以内に排泄するはずですが、それ以上待ってもしない場合にはキャリーに戻して30分後に再トライしてください。
8.トイレで上手にオシッコすることができたら褒めてあげ、ご褒美として3粒程おやつを与えます。排泄を済ませた仔犬は膀胱が空になっていますので、トイレのミスをすることがありません。10分程度、デンタルコングを使ってキャリーの外で遊ばせたり、「おすわり」などの練習をして過ごしましょう。
9.またキャリーに仔犬を戻し、次のトイレの時間(前のトイレ終了から1時間後)まで休ませます。フードを詰めたデンタルコングを一緒に入れてあげることを忘れないで下さい。
この単純な繰り返しが、とても重要なトレーニングとなります。簡単ですね。ポイントは次の5つです。
・1時間おきにキャリーから出して、トイレに連れていくこと。
・トイレが上手にできたら褒めてご褒美を与えること。
・トイレとその後10分間の自由時間以外は、キャリーから出さないこと。
・デンタルコングには仔犬が喜ぶフードとおやつを必ず詰めておくこと。
・デンタルコングと手からのみ食事を与えること。
キャリーは持ち運びをすることが可能ですので、あなたが好きな場所でこのトレーニングを続けることができます。
本を読みながら、テレビを見ながら、ソファーで横になりながら…キャリーを移動させて、楽な体制で行ってもよいでしょう。
逆に、将来留守番をさせることに慣らすために、あえて誰もいない部屋にキャリーを置いて一時間おきにトイレに連れ出すという方法も可能です。
試しみてください。たのしくトレーニングをしましょう!!
はじめに、仔犬の個室を用意しましょう。
状況によって次の2つの個室を使い分けます。
1.家族が家にいて仔犬の行動を見張っていられるとき/または1時間以内の短い外出時に仔犬を入れるための小さな個室
2.家族が留守をしている時に仔犬を入れるための大きな個室
ここでは1の方式を解説します。
この方法はトレーニングを始めたばかりの仔犬に効果的です。
実践するには家族の誰かが仔犬の行動に気を配らなければなりませんが、特にトレーニングに関する難しい技術は必要ありません。
【手順】
1.キャリーの中に、マットを敷きます。仔犬の個室となる空間を、心地よく演出してあげるのです。
2.デンタルコングの中に、仔犬が喜ぶフードを詰めます。仔犬の間は食器を使わずに、デンタルコングと家族の手(ご褒美を与える際)のみを使って食事をさせるようにしてください。デンタルコングをより好きになってもらうための工夫です。そのため、1日の給餌量を6個のデンタルコングに分けて用意してください。
3.まずは仔犬を自分のキャリーの中で休むことに慣れさせます。フードを詰めたデンタルコングをキャリーの外で見せて仔犬に匂いを嗅がせます。仔犬は中に詰められているフードの匂いに気付き、興味津々となるでしょう。
4.デンタルコングを2、3個キャリーの中に入れ、ドアを閉めてしまいます。この時仔犬はまだキャリーの外にいます。
5.仔犬はデンタルコングを欲しがり、ドアをノックしてキャリーの中に入りたがるはずです。こうなったらドアを開けて仔犬を中に導きます。キャリーの中で存分にデンタルコングを咬ませてあげましょう。しばらくするとそこをお気に入りのスペースとして認識し、そこでデンタルコングを噛むことが楽しいことであると感じます。
6.1時間おきに仔犬をキャリーから出して、トイレに連れて行きます。自分でトイレに向かうようになるまでは、仔犬にリードをつけてトイレに導いてあげるとよいでしょう。
7.トイレの上で排泄するまで待ちます。その時に「オシッコ」「ピー」などの言葉をかけてあげましょう。後にそれが排泄をうながすコマンドとなります。通常は3分以内に排泄するはずですが、それ以上待ってもしない場合にはキャリーに戻して30分後に再トライしてください。
8.トイレで上手にオシッコすることができたら褒めてあげ、ご褒美として3粒程おやつを与えます。排泄を済ませた仔犬は膀胱が空になっていますので、トイレのミスをすることがありません。10分程度、デンタルコングを使ってキャリーの外で遊ばせたり、「おすわり」などの練習をして過ごしましょう。
9.またキャリーに仔犬を戻し、次のトイレの時間(前のトイレ終了から1時間後)まで休ませます。フードを詰めたデンタルコングを一緒に入れてあげることを忘れないで下さい。
この単純な繰り返しが、とても重要なトレーニングとなります。簡単ですね。ポイントは次の5つです。
・1時間おきにキャリーから出して、トイレに連れていくこと。
・トイレが上手にできたら褒めてご褒美を与えること。
・トイレとその後10分間の自由時間以外は、キャリーから出さないこと。
・デンタルコングには仔犬が喜ぶフードとおやつを必ず詰めておくこと。
・デンタルコングと手からのみ食事を与えること。
キャリーは持ち運びをすることが可能ですので、あなたが好きな場所でこのトレーニングを続けることができます。
本を読みながら、テレビを見ながら、ソファーで横になりながら…キャリーを移動させて、楽な体制で行ってもよいでしょう。
逆に、将来留守番をさせることに慣らすために、あえて誰もいない部屋にキャリーを置いて一時間おきにトイレに連れ出すという方法も可能です。
試しみてください。たのしくトレーニングをしましょう!!