ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

ターシャ・テューダーさんの言霊

2017年10月14日 16時11分37秒 | Weblog
若い人には、挫折や失敗、思い通りにいかないことがあっても、自信をなくしたり、悲観したりしないでと言いたいわ。
世の中は動いているんですもの。
あきらめてしまったらそれまでよ。

それより、世の中にある良いこと、楽しいことをつかむ努力をしてほしいわ。
昔から言うでしょう?
何もしなければ、何も生まれないって。

辛抱することは、大きな夢をつかむこと。
価値のある良いことは、時間も手間もかかること。
無理をしないで、今の自分にできることを楽しんだら?

季節は確実に進み、それぞれの季節に、それぞれの美しさと、やるべき仕事がある。

わたしにとって、人生でいちばん大切なことは、心の充足です。
与えられた運命、自分が置かれた環境に、満足して生きることです。

老いは、自然の贈りもの。
私たちは、みな死に向かっていくのよ。
でも、決して死を恐れることはない。
それより大切なのは、今この時を、精一杯生きること。
どんな瞬間にも、生きていることの喜びを感じとること。
人生は短いから、不幸になってる暇なんてないのよ。

朝日の輝きが、風にゆれる枝が、心を満たしてくれる。
その喜びを忘れずに生きていきなさい。

何かに夢中になるのは大事なことです、何でもいいの。
それが人を前に進ませます。

急ぐことがいいとは思いません、私は何でもマイペース。
仕事も、納得するまで時間をかけます。

子供達には家の手伝いをよくさせました、責任を果たすのは当たり前という気持ちを持つことは大切だと思います。

最初から恵まれすぎてるより、足りないくらいの方が人生からより多くの喜びを引き出せる、ということもあります。

私が心掛けてきたことは、騒音、ごたごた、攻撃的で付き合いにくい人を避けること。
自分の経済力に見合った生活をすること。
できるだけ自給自足すること。

ほかの人が何をどうしようと、自分がいいと思うようにすればいいのです。

動物にも鳥にも、心や感情があることを忘れている人がいるのは、悲しいことです。

子供は、のびのびとした楽しい子供時代を過ごし、その間に自分で感じ、考え、夢を見、決断し、実験する必要があるのです。
親が子供にしてやれる事で、とくに大切なのは、子供時代に楽しい思い出をたくさん作ってあげる事です。

ユーモアは、人を笑顔にさせ、幸せにし、人の営みを豊かにします。

わたしは八十九歳になりますが、やりたいこと、学びたいことが、まだたくさんあります。
長生きして、生きる喜びを満喫するつもりよ。
生きているって、すばらしいと思いませんか。

家事をしている時、あるいは納屋で仕事をしている時、これまでの失敗や過ちを思い出すことがあります。
そんな時は考えるのを急いでやめて、スイレンの花を思い浮かべるの。
スイレンはいつも、沈んだ気持ちを明るくしてくれます。
思い浮かべるのは、ガチョウのひなでもいいんだけど。

わたしはジョージ・バーナード・ショーの次の言葉を座右の銘として生きて来ました。

「人は自分が置かれている立場を、すぐ状況のせいにするけれど、
この世で成功するのは、立ち上がって自分の望む状況を探しに行く人、見つからなかったら創り出す人である」

もし、わたしに人生哲学のようなものがあるとすれば、ソローの言葉がいちばんよく代弁しています。

「夢に向かって自信をもって進み、思い描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手にするだろう」

まったくそのとおりです。
この言葉は、わたしの人生そのものです。
人を喜ばせ、人の役に立ち、自分もおもしろいと思う生き方をして来られたこと、これからもそのように生きていけそうなことを、嬉しいと思います。

生きていれば、落ち込むこともあります。
状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。
でも、変えられないなら、それを受け入れて歩み続けるしかありません。
何があっても「生きていることを楽しもう」という気持ちを忘れないで。

今が、人生でいちばんいい時だと思います。
若い頃は、やりたくないこともやらなければならなかったし、疲れることも、やってもやっても終わらないことも多かったわ。
家計のやりくり、税金の支払い、仕事の締め切り、契約の更新といったことのうえに、途中からは、四人の子どもをひとりで育てるという仕事が加わりました。
それらのことが、全部なくなり、今は子どもや孫にしてやりたいことをし、好きなように絵を描き、大好きな庭仕事をし、動物との生活を楽しめるのですもの。

私は、社会通念より自分の価値観に従って生きるほうを選びました。
だから、おもしろくて充実した人生を歩んできたのだと思います。

年齢については現実的にならなければ。
若い頃に戻りたいと思っても、何の役にも立ちません。
歳を取っても、できることは、たくさんあります。
新しいことも発見できるはずよ。
無理をしないで、今の自分にできることを楽しんではどうかしら?

これまでの人生は無駄だったなんて、どうして思う必要があるでしょう。
そう思う人がいたら、残り人生を、これまでの分まで楽しんで、と言いたいわ。
一生は短いんですもの。やりたくないことに時間を費やすなんてもったいないわ。

***

ターシャ・テューダー(Tasha Tudor)1915~2008
アメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家・人形作家。彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われています。50歳代半ばより自給自足の一人暮らしを始め、1800年代の農村の生活に学び、広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めました。

世界中のガーデナーたちが憧れた偉大なターシャ・テューダーさんは、2008年6月 92歳で永眠されました。

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ターシャさんのTVドキュメンタリー映像を何度か拝見した。
庭に出て木々や花を愛でているお姿がいいなあと観ていた。
自分のペースで、生きたいように暮らしたいように、過ごすことの素晴らしさを体験されているのがいいなあと自分もそうありたいと願う。
ごちゃごちゃ生きるより、静かにゆったりと草花を愛でて、創作もして、美味しいお茶を入れて、自然を眺めたり、家族や友人とおしゃべりして過ごしたい。

ただ、そこに至るまでに、アスリートを入れたい。
その準備で、体を整えている。
なんとかやってみたい。

すべてに感謝。


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