身近な花見

暖かな春の日中に、自転車を走らせる。
信号待ちをしながら、大きな街道越しの民家の庭に桜の花が咲いているのを発見する。
急いでいなければ、ゆっくり立ち寄りたいのに、余裕が無い自分に気づく。

花見をするときはするのだから、そのときを楽しみとしよう。
用事をするときに、ふっとした隙間に観る花の美しさも良いではないか。

朝晩は、肌寒いので、せっかく花を咲かせても、縮こまる花もあるだろうに、日中はそんなことがないように、可愛い様子を見せてくれる。

ちまたのニュースでは、インフルエンザの話でもちきりだ。
豚インフルエンザの疑いがあると言われた高校生が陰性だったことにほっとする。
しかし、みな不安でいっぱいで、マスクの売り切れが続出している。
トイレットペーパーが無くなると聞いて、買いだめしたオイルショックの日々を思い出す。
満員電車に乗って通勤しないといけない人たちは、マスクは必須だろう。

こんな真面目でよく働く国民である日本人に生まれて、感謝だ。