贅沢な誕生日前夜

友人は8年くらいの付き合いで、子どものママ友。
主婦で関白な旦那様に我慢して仕えて、ストレスフルな方だ。
優しくいろんなことを気付く女性らしさがあるので、私はいつも彼女のように気使いができるといいなあとは思っていた。
彼女は、自立していそうな私を尊敬しているという。
そんな偉くはないのに。

その女性の旦那様は、下積みからのし上がって、今は右肩上がりの会社を経営している。
その方とも仲良く男同士のような遠慮のない話をする。

もうひとりの友人がどうしてもビアガーデンで飲みたいというので、この３人で飲むことになった。
いろいろ自己開示をした話をした後で、2次会へ、旦那様の接待でよく利用するお寿司屋さんへ行かないかという。
私とその主婦が行くことになって、寿司カウンターで飲んで食べていると、お互いに明日が誕生日だと判明した。
主婦の友達が、酔っているのもあって、感激して、お寿司をどんどん食べさせてくれた。
私と一緒にお寿司を食べるなら、何でも食べて良いと旦那様に了解をもらったようだった。
私は明日の誕生日にうな重をデパートで買って、家で食べようと予定していたので、お寿司屋さんでうなぎのかば焼きを食べることができて、その嬉しさと感謝から、自分の誕生日前日にこれを食べることができて、ありがとう、とお礼を言って、誕生日が発覚したのだった。

嬉しかったなあ。
美食が続くが、ラタティーユを作ったから、それで低カロリー食にしていこう。
すべてに感謝。