脳梗塞の症状らしい、ので、病院に連れて行くので、家族に来て欲しいとのことで、帰宅してすぐに自転車で駆けつける。
自転車で20分。余り通ることのないタクシーをつかまえて乗っても同じくらいの時間だ。
今日は、朝一番に、予約診察していた母の病院へ受付しておく。
予約時間の15分前に、母と介護をしてくださる方が病院へ到着。
車椅子で診察を待つ。
なぜ病院に来ているのか、何度も聞いてくる、母の不思議そうな表情を観ながら、寒くて冷たくなった手を握る。
「あー暖かい手だねえ」と喜ぶ母。
診察をして薬ももう飲まなくても良い、という診断にほっとする。
担当の女医の優しい言葉に、心のなかでウルウルしている。
母を病院から見送り、病院の会計を済ませ、すぐに区役所へ自転車で向かう。
「バリアフリーに改築できない、今のグループホームでは、最後の看取りは出来ない」と宣言され、他の施設への転居の説明を聴きに、区役所の福祉課へ情報を求める。
予約待ちで3年だろう、といわれ、それでも、母がそろそろ歩けなくなることも考え、また、父との同居も可能な施設を探したい。
最後は夫婦として、一緒に暮らすことをかなえられたら、と考える。
老いた父が母の介護に疲れて、二人一緒に暮らすことは危険だ、と医師が判断しての別居だった。
そんな二人でも、介護をされる方がケアしてくだされば、別々の部屋でも同じ施設で暮らすことが良いように思う。先日、父が入院している母を見舞った際、二人が会話している姿に、心を打たれた。夫婦っていいなあと教えてくれた。
区役所で情報をもらって帰宅してすぐに、母が住むグループホームの方から電話がきたのだった。
ホームに着いてすぐに母の眼を見る。元気そうだ。手を握る。暖かい。話しかける。
ホームの方が心配そうに歩けるか、と母を歩かせてみる。大丈夫だ。
一時の体調不良だったようだ。
石油ストーブが焚いてあったので、少し空気がよくなかったように感じる。
ホームの責任者と今後の母のケアの話をして、特別養護老人ホーム施設への予約申し込みをしておくことを了承してもらう。
母の安全を見届けて、帰宅する。
すっかり日が落ちた。
今月誕生日を迎える母は79歳になる。
母の命を見守ってくださる方々の優しさと仕事ぶりに感謝する。
母も大事だが、息子も大事なのだ。ごめん、息子も風邪か体調不良で学校をめずらしく早退してきているので、家路を急ぐ。
今はもう、息子は体調が良くなったようで、TVを観ている。
両親も息子も、両方大事だ。母はホームの方がついてくださる。
出来ることをそのときの判断でやらせてもらうしかない、ということを学ぶ。
感謝
自転車で20分。余り通ることのないタクシーをつかまえて乗っても同じくらいの時間だ。
今日は、朝一番に、予約診察していた母の病院へ受付しておく。
予約時間の15分前に、母と介護をしてくださる方が病院へ到着。
車椅子で診察を待つ。
なぜ病院に来ているのか、何度も聞いてくる、母の不思議そうな表情を観ながら、寒くて冷たくなった手を握る。
「あー暖かい手だねえ」と喜ぶ母。
診察をして薬ももう飲まなくても良い、という診断にほっとする。
担当の女医の優しい言葉に、心のなかでウルウルしている。
母を病院から見送り、病院の会計を済ませ、すぐに区役所へ自転車で向かう。
「バリアフリーに改築できない、今のグループホームでは、最後の看取りは出来ない」と宣言され、他の施設への転居の説明を聴きに、区役所の福祉課へ情報を求める。
予約待ちで3年だろう、といわれ、それでも、母がそろそろ歩けなくなることも考え、また、父との同居も可能な施設を探したい。
最後は夫婦として、一緒に暮らすことをかなえられたら、と考える。
老いた父が母の介護に疲れて、二人一緒に暮らすことは危険だ、と医師が判断しての別居だった。
そんな二人でも、介護をされる方がケアしてくだされば、別々の部屋でも同じ施設で暮らすことが良いように思う。先日、父が入院している母を見舞った際、二人が会話している姿に、心を打たれた。夫婦っていいなあと教えてくれた。
区役所で情報をもらって帰宅してすぐに、母が住むグループホームの方から電話がきたのだった。
ホームに着いてすぐに母の眼を見る。元気そうだ。手を握る。暖かい。話しかける。
ホームの方が心配そうに歩けるか、と母を歩かせてみる。大丈夫だ。
一時の体調不良だったようだ。
石油ストーブが焚いてあったので、少し空気がよくなかったように感じる。
ホームの責任者と今後の母のケアの話をして、特別養護老人ホーム施設への予約申し込みをしておくことを了承してもらう。
母の安全を見届けて、帰宅する。
すっかり日が落ちた。
今月誕生日を迎える母は79歳になる。
母の命を見守ってくださる方々の優しさと仕事ぶりに感謝する。
母も大事だが、息子も大事なのだ。ごめん、息子も風邪か体調不良で学校をめずらしく早退してきているので、家路を急ぐ。
今はもう、息子は体調が良くなったようで、TVを観ている。
両親も息子も、両方大事だ。母はホームの方がついてくださる。
出来ることをそのときの判断でやらせてもらうしかない、ということを学ぶ。
感謝
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