きききりんさんの葬儀ニュースを読んで

１つの家庭のありかたを見せてくださった。
きききりんさんのほうが、夫よりお金を稼いでおられたということ。
夫の方は、ミュージシャンできりんさんの夫として破天荒な生き方をされたというメディアの報道が多い。
娘と妻が住む家から出て一人で暮らしておられた。
でもその家族を養っていたとは思えない。
家を建て娘を育てていたのは、きりんさんだろう。
夫より妻のほうが収入が多い。
夫は、ギャンブルも好きだったと報道であるから、経済的にきりんさんがサポートされていたかもしれない。
でもそうせざるを得ない、夫婦の何かがあったのか。

きりんさんとしては、一緒に暮らすと喧嘩ばかりになるから、別居して暮らしたほうがいい。
たまにお会いする形で夫婦生活を送ることでよかったのだろう。
夫のほうも、ミュージシャンだから、一人の時間を音楽やその仲間と一緒に過ごすことがよかったのかもしれない。

何をいいたいかというと、夫婦のそれぞれの生き方は、心地よく人生を暮らすことでいいんじゃないかと見せてくださった。
そんな簡単なことじゃありませんよ、ときりんさんは言われるかもしれないが、自分がそう感じた。

破天荒な夫で経済的にもサポートするわけでもなく、逆に大変だったかもしれないのに、好きだったから、離婚しなかった。
これが素晴らしい。

自分の元パートナーの仕事上の技術力を尊敬していた。
今もその脳や技術に関して、尊敬している。
そのDNAを息子が受け継いでいるだろうと思うと、彼の子供を産んで育てたことをよかったと思っている。
でもきりんさんのように、彼をサポートすることなく、別れることを選択した自分を見る。
もう一緒に暮らせない、経済的にもサポートできない、と判断した。
きりんさんが、娘さんを育てながら、女優を続けてこられたことの凄さを想像する。

ただそう思った。

すべてに感謝。