死生観を伺う

高齢のご両親、障害のある弟さんを自宅で介護されながら、独身を貫いて年金生活をされながら社会活動をされている７０代の女性にお会いした。

ご自身も持病があり、膝の痛みで歩行も長時間できないご様子。
しかし、食べることが大好きで、いろいろな食べる団体の役員をされて、夜の会合で交流や食事を楽しんでおられるようだ。

介護されながらどうやってそんな活動をされているのか、と思いきや、夕方早めの食事をご家族にしていただくとすぐに眠られるので、その後は自分の活動の時間だそう。

あ～、そういう人生も良いなと思う。

ただ、ご自身はご家族を持たなかったので、自分がどこかで今、生を終えると、家族全員の介護はどうなるのか、将来自分一人になった場合どうやって死を迎えるのか、を考えて、いっとき悩まれたとのこと。

しかし、もう考えてもどうもならないので、なるようになれ、と思ったら、気が軽くなったとのこと。

自分は運よく息子がいるが、それでも死を迎えることを考える。
老いた両親を看取ること、最後まで笑顔で話を聴いてあげられるようにしたいと願っている。
息子には、自分の人生を選択して歩んでほしいと願っている。それを見届けたい。
最近は、人間として成長してきているのを観て、ちょっと安心している。

さてそのうえで、自分の人生の幸せを考える。
仕事も自分のやりたいところの半分に関わっている。
まだまだやりたいことに届いていないが、それでも間違っていないと確信はある。
体力気力を観ながら、時間管理に直面する。

今日も良い出会い、癒される時間だった。
全てにありがとうです。