両親に会う

家族だから会うだけでいい。
母とは手をつないで話をする。
それで安心する。母は目を赤くする。
前に会ったことも忘れてしまうので、嬉しいと淋しかった思いが来るのかと想像する。

父は認知症の奇行の方が許せないでいるので、グループホームに住むのは精神的に大変そうだ。でも、人のミスを許せず怒鳴ってばかりいるので、私たちとも一緒に住めない。

一人で住むには高齢で経済的にも厳しく、また現実的にも人と関わるのが苦手なので、介護サービスの方とも気を合わせるということが苦手だろう。

よって、まだ安心して衣食住入浴が提供される、今の環境がベストだろうと思う。

父のグループホームは、母のホームより2万円ほど高くかかる。
父の自室が広くて、母のほうよりも築年数が新しいからだろう。
いや、サービスも少し良い。
それでも、会うと他の入居者の愚痴を並べる。
この父が働き盛りの頃は、よく働き温厚で、夫の教科書のような愛妻家だったのに、人間はわからないものだ。

老いるというのは、こういう老いて自分を客観的に見つめることができないことも含めるのかもしれない。

睡眠不足と疲労で、夕方のトレーニングを休むことにした。
明日朝、走るとしよう。
感謝