思いがけない残業食

その専門学校の講師の方や学生は、素直というか、気持ちが良い表現をしてくださる。

今日中に読んで評価を出さないといけない学生の提出物を必死に読み込んでいると、講師室の入り口で大きな声で話されている女性たちがいる。

聞き耳を立てていると、実習で作ったパンを食べてください、という言葉がある。

夕方6時半。ちょうど小腹が空いてきた。

その学科は製菓学科で、ホテルのパテシエたちが講師となっておられるから、本格的の実習製菓で、前にパーティで試食をさせてもらって、美味しさについ欲を出した思い出がある。

８つくらいあったパン。
甘いものとピザ風のパン、焼きそばパン。
甘いものを早速いただいた。
バターが濃厚で、甘さも上品で、やはりホテル仕様の品の良さが伺える。

スーパーの特売のパンの味に慣れてしまっている自分としては、思いがけない美味しいパンを焼きたてでいただいて、元気になった。

目を使いすぎてショボショボしていたのに、元気になって、その後1時間でやり終えて、帰宅できた。

その学科の方々にどんなお礼を返したらよいのか。
いや、とても美味しくて、元気になりました、とだけ伝えさせてもらおう。
感謝感謝。