時事通信社のテキストより
被告や妻の証言によると、長男は中学でいじめに遭い、妻の肋骨(ろっこつ)にひびが入るほどの暴力を振るうようになった。その後、統合失調症と診断され、大学からは1人暮らしを始めた。
卒業後も就職が決まらず、被告は「生きがいを持たせたい」とアニメやパンの専門学校に通わせた。アニメプロダクションを志望したが採用されず、被告から仕送りを受け、約11年前からオンラインゲーム中心の生活を送った。
2015年には、新しい主治医から発達障害と診断された。被告は薬を届けたり、ごみを片付けたりするため、月2回ほど長男宅を訪問。ツイッターでも「床屋行くのだよ。まず第一歩だよ」などと生活指導をしていた。
長男は今年5月、約26年ぶりに実家に戻ってきた。妻の前で「お父さんはいいよね。人生、自由になって。自分の人生は何だったんだ」と涙を流したという。直後に被告に暴力を振るい、その6日後、事件が起きた。
事件前、被告から外部に相談はなかった。被告は「警察沙汰にしても、結局世話をするのは私たち。関係が悪くなるだけ」としつつ、「主治医に相談しなかったのは最大の後悔」と声を振り絞った。証人として出廷した主治医は「連絡があれば措置入院など対応できた」と悔やんだ。
自分ひとりで背負られたことに胸が苦しくなる。専門家に相談して、措置入院が正解だが、命の危険を感じる、眠ることも厳しくなるほど追い詰められた人が、冷静に判断できなかったのだろう、と感じる。
自分も昔のパートナーがDVでアルコール依存症だった。
包丁をもったら同じような事件になったと今でも恐怖を感じる。
幼い息子がいたから、息子を安心した環境で育てたいと、措置入院することが運よくできて、別れて今がある。
いつ向かってくるかわからなくて、恐怖で眠りが浅い日々のことは、忘れない。
でもそこにトラウマでい続けても、子供は成長するし、一度の自分の人生を楽しくしないともったいない。
経験した人間だけが知る。
今、幸せに暮らすことができて、感謝する。
すべてに感謝。
被告や妻の証言によると、長男は中学でいじめに遭い、妻の肋骨(ろっこつ)にひびが入るほどの暴力を振るうようになった。その後、統合失調症と診断され、大学からは1人暮らしを始めた。
卒業後も就職が決まらず、被告は「生きがいを持たせたい」とアニメやパンの専門学校に通わせた。アニメプロダクションを志望したが採用されず、被告から仕送りを受け、約11年前からオンラインゲーム中心の生活を送った。
2015年には、新しい主治医から発達障害と診断された。被告は薬を届けたり、ごみを片付けたりするため、月2回ほど長男宅を訪問。ツイッターでも「床屋行くのだよ。まず第一歩だよ」などと生活指導をしていた。
長男は今年5月、約26年ぶりに実家に戻ってきた。妻の前で「お父さんはいいよね。人生、自由になって。自分の人生は何だったんだ」と涙を流したという。直後に被告に暴力を振るい、その6日後、事件が起きた。
事件前、被告から外部に相談はなかった。被告は「警察沙汰にしても、結局世話をするのは私たち。関係が悪くなるだけ」としつつ、「主治医に相談しなかったのは最大の後悔」と声を振り絞った。証人として出廷した主治医は「連絡があれば措置入院など対応できた」と悔やんだ。
自分ひとりで背負られたことに胸が苦しくなる。専門家に相談して、措置入院が正解だが、命の危険を感じる、眠ることも厳しくなるほど追い詰められた人が、冷静に判断できなかったのだろう、と感じる。
自分も昔のパートナーがDVでアルコール依存症だった。
包丁をもったら同じような事件になったと今でも恐怖を感じる。
幼い息子がいたから、息子を安心した環境で育てたいと、措置入院することが運よくできて、別れて今がある。
いつ向かってくるかわからなくて、恐怖で眠りが浅い日々のことは、忘れない。
でもそこにトラウマでい続けても、子供は成長するし、一度の自分の人生を楽しくしないともったいない。
経験した人間だけが知る。
今、幸せに暮らすことができて、感謝する。
すべてに感謝。
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