妄想を楽しむ

１０年ほど前か、自分が望むシーンが目に浮かんだ。
銀行の通帳を記帳している。
長く５分位、かかっている。
でもそれは、入金の記帳が多くて、しばらくぶりに記帳しているせいで、自分はそれをとても喜んでいる。
そのシーンが忘れられない。

阿川佐和子さんが、対談か何かの時に、値札を見ないでものが買えるようになった、と言われたときに、それが経済的な豊かさだと気づいた。

不動産や車など、大きな商品じゃないと思うが、洋服やバッグなど、あ、欲しいな、と思うものがあれば、すくに買えるって、自信につながる。

自分はそんな余裕はまったくないし、そんなに物欲はない。
今、住んでいるところのすぐ近くに、外車の販売店があって、高級車が並んでいるのを見る。
車は、いすゞビッグホーンに乗っていて、維持するのが厳しくなって、小さな交通事故を機会に、手放した。
今は自転車と徒歩と公共交通機関だけで、十分だ。

マンションも車もいらないから、取材をする旅行費用が欲しい。
会いたい人に会う、講演会に参加できる、自由と交通費があるといい。

これからも入金の記帳を妄想するのを楽しもう。
妄想ではなく、イメージにして、そうなるように、自分の表現作品の印税が入金されるように書くという行動をする。

すべてに感謝。