お祭り

こんな人ごみは、初めてに近いほど、混雑していた。

お祭りで、両側にお好み焼き、フランクフルト、たこ焼きなどの食べ物屋さんや、くじ引き屋さん、昔ながらのお面売り屋さんなど、軒並みお店が並んでいた中を、やっと歩いてきた。

息子が私に似て、お祭りだとその会場に行きたいようだ。

私はもう、こんな人ごみを歩くのは、勘弁と思う。

でも昔、幼少の頃、家族で、夜祭に行って嬉しかった記憶があるので、その想い出をなぞりながら、息子にも良い想い出になってほしいなあと思う。

もう少し大きくなれば、親と一緒ではなく、友達や、女の子と一緒に出歩くだろうから、私と一緒に行きたいというまでは、付き合おうと思う。

息子が飴りんごをほおばって食べているときに、腰掛けて、いろんな家族を拝見した。
お祭りに家族で来るお父さんは、家族思いで、サービスしている。
子供たちもお母さんも嬉しそうに、お父さんと会話している。

幸せそうな家族を見て、息子は、お父さんのいない生活を受け留めているのだろうなあと申し訳なく思う。

でもあなたを可愛がってくださる親戚のおじさんおばさんのような方々がいっぱいいて、幸せではないかなあと思う。

そしてあなたのいろんな顔晴りに、勇気と元気をもらっている私は、とても幸せだ。
ありがとう。

感謝