息子の大学祭へ行く

息子は、1ヶ月前にほとんど主演となると4年生の先輩から聞いて、台詞の練習をし出したという。
暗記は得意なので、小学生時代から台詞の練習を家でしていなくても、主演をしてきた。
自分の息子ながら、その才能には脱帽する。

札幌から大学がある室蘭まで高速バスで2時間半。
バスのなかで2時間熟睡していた。
帰りも同じく。
バスを待っている50分もよく眠っている。
持参した読みたかった本は、ページを開けなかった。
笑ってしまうくらいよく眠る。

主演の息子の役は、イライラしている教師だった。
自分の我を通して、世間の眼を気にする俗物。
自由な表現をさせないで、文化祭で公演する演劇の脚本を書き直しをさせていた。
隣国の表現制限を想像した。
今の日本に生まれてラッキーだ。

演じ終えて観た人たちを出口で見送るところで、私を団員に「母親です」と紹介してくれたことが嬉しかった。
二人の写真を撮ってもらって、いい記念になる。
これをFacebookで公開投稿して、小さい頃から息子を見守ってくれていた友人たちや、新しく友人になってくれた人たちに自分にこんな大きくなった息子がいることを知らせる。

ありがたい。

すべてに感謝。