ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

お雑煮の思い出

2010年01月01日 13時39分36秒 | Weblog
札幌に来て、息子の少年野球の集まりでいただいたお雑煮が、根野菜と鶏肉で濃いしょうゆ味だった。

寒い地方の味付けは、濃い。漬物にしょうゆをかけて食べるなんて、北陸の薄味を好む私には考えられない。

その濃い味のお雑煮をいただきながら、白いごはんがほしいと思うくらいだった。関西で、ソース焼きそばをおかずにしてごはんを食べるという献立があるから、その傾向だろう。

さて、息子は、札幌生まれだ。これまでこちらの風習に合うようにこちらの具材を入れて四角い餅をいれて、味付けはそんなに濃くないようにしてきた。

今朝の味付けは、出しの煮干も食べられるようにミソ味にした。

台所で雑煮を作りながら、私が北陸で親や親戚が集まった際に食べていた雑煮を思い出す。丸もちで、大鍋に高級な出し昆布とするめいかを入れて、薄口しょうゆで煮る。餅は焼かずにそのまま入れる。
具は出しのするめいかが紛れ込むくらいで、餅とだし汁だけだ。

要はご飯代わりの雑煮だった。
おかずの煮物や煮豆、そのほかいろいろなお正月の惣菜をいただく。

父親たち男性は、朝からお神酒のような縁起ものの日本酒をいただきながら、おかずをつまみにして、女性たちや子供が食べ終わった頃に、やっと雑煮を食べ始める。

小学生の私は親戚の家でいただくお雑煮は、丸餅を5個から7個くらいまで食べていたと思う。中学高校の従兄弟たちは、10個くらいを食べていたから、生来あった負けず嫌いをお餅の数まで競っていたのだと懐かしむ。

親戚たちが集まっての会食はすでにない。
でも当時の親戚たちが集まったあのざわめきやお酒の雰囲気は、今でも味わう。
仲良しだった母の兄弟姉妹たちの思いやりや関わりの情景の思い出に酔うことができて、心が温まる。

感謝


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