ニュースを見て涙

涙が出る時は、可笑しすぎて涙が出ることが多い。
次に映画や舞台を観て、感動で涙を流す。
悲しくて泣くことはあまりないが、今回のニュースで悲しくなって泣いた。

殺人を犯した男が供述したのは、通りすがりの誰でもいいから、という理由に、どうしてこんなひどいことをするのだろう、天涯孤独だからじゃないのか、とその男の哀しさに涙が出てしまった。

殺された少女の親御さん、友達だった人たちも、その被害にあった彼女のことを思うことになる。
殺人は罪だ。
だがそれをすることになった犯人の心理や状況は、突発ではなく、天涯孤独か、精神的な病のせいではないのか、と想像した。

実は今関わっている人のなかに、コミュニケーションが得意ではない人たちがいる。
これは生きにくいだろうという社会性の人のことを思って、関わっている。

慈悲というより、どんな人も自分の長所を活かして、仕事をして人生を楽しんでほしいと思っている。
だから関わりながら、相手の長所をどんどん褒めていきたいのだ。
自分を責めたり、組織のなかで息苦しさを感じていることを少しでも軽くしてあげたいと思っている。

自分は天性のコミュニケーション能力があると自負する。
初めて話す人でも仲良くなっているつもりに感じる。
人が大好きだから、相手のいいところを見つけやすいのだ。
だからいいところをどんどん気づかせてあげたいのだ。

だが気をつけたいのは、大きなお世話にならないように、さりげなくすることだ。

自分が今できることを優しくしていたい。

すべてに感謝。