小玉さんという方の記事より転載し編集した。
「なんで食べる前に『いただきます』って言わなきゃいけないのか?」
「それは、命をいただく動植物、食料を生産してくれた人、そして調理してくれた人に
感謝するため」
中学2年生の理科で、「動物の生活と種類」という単元があり、その中で動物と植物の違いについて学習する。
動物と植物の一番の違いは何か?
「動物は、食べるために動かなければならない。
植物は、食べる必要がないので動かなくていい」
植物は動けない、じゃない。動かなくていい。
なぜか?
生きていくための栄養を、自分の力で作り出すことができるから。
私たち動物にはそれができない。
だから、どうしても他の生き物を「食べる」必要がある。
動物だろうが植物だろうが、どんな生き物であっても、自分の命の限り精いっぱい生き続けたい、そう願って生きていると思う。
私たち動物は、そんな他の生き物の「いのち」を奪わなければ、一時も生きていくことができない、悲しい宿命を背負った生き物。
食を考えることは、命について考えること。
このことを、どうやって子どもの心に響かせるのか、そして、どうやって子どもの心に火を灯していくのか、それが、きっとプロとしての教師の仕事。
九州大学大学院助教授の
佐藤剛史先生が書いた、
「自炊男子~『人生で大切なこと』が見つかる物語」
の中に出てくる話。
-------------------
「いただきます」「ごちそうさま」を なぜ言わなければならないか?
「いただきます」の意味の一つは、「作ってくれた人の命をいただく」ということ。
命とは時間。
ある人が80歳で亡くなったとしよう。
ということは、80年間という時間がその人の命。
今朝母さんは、30分かけて朝ご飯を作った。
今日の夕食、母さんは、1時間かけて夕ご飯を作る。
その朝ご飯にはお母さんの30分ぶんの命、夕ご飯には1時間分の命が込められている。
みなさんが生まれてから今日までの間、お母さん、お父さんは、自分の命の時間を使って、みんなを食べさせてきた。
そして、これから親元を離れるまで、ずっと、みなさんは、お母さん、お父さんの命の時間を食べていく。
「いただきます」の意味の一つは、「作ってくれた人の命をいただく」ということ。
食べ物を粗末にすることは、作ってくれた人の命を粗末にすること。
心を込めて、「いただきます」「ごちそうさま」を言おう。
食べ物を作ってくれた人に感謝の気持ちを忘れないようにしよう。
とても良い話。
思春期の息子に話すと、うぜーと拒食されそうだが、思春期前に伝えると良いかも。
ありがとうの気持ちで転載した。
感謝
「なんで食べる前に『いただきます』って言わなきゃいけないのか?」
「それは、命をいただく動植物、食料を生産してくれた人、そして調理してくれた人に
感謝するため」
中学2年生の理科で、「動物の生活と種類」という単元があり、その中で動物と植物の違いについて学習する。
動物と植物の一番の違いは何か?
「動物は、食べるために動かなければならない。
植物は、食べる必要がないので動かなくていい」
植物は動けない、じゃない。動かなくていい。
なぜか?
生きていくための栄養を、自分の力で作り出すことができるから。
私たち動物にはそれができない。
だから、どうしても他の生き物を「食べる」必要がある。
動物だろうが植物だろうが、どんな生き物であっても、自分の命の限り精いっぱい生き続けたい、そう願って生きていると思う。
私たち動物は、そんな他の生き物の「いのち」を奪わなければ、一時も生きていくことができない、悲しい宿命を背負った生き物。
食を考えることは、命について考えること。
このことを、どうやって子どもの心に響かせるのか、そして、どうやって子どもの心に火を灯していくのか、それが、きっとプロとしての教師の仕事。
九州大学大学院助教授の
佐藤剛史先生が書いた、
「自炊男子~『人生で大切なこと』が見つかる物語」
の中に出てくる話。
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「いただきます」「ごちそうさま」を なぜ言わなければならないか?
「いただきます」の意味の一つは、「作ってくれた人の命をいただく」ということ。
命とは時間。
ある人が80歳で亡くなったとしよう。
ということは、80年間という時間がその人の命。
今朝母さんは、30分かけて朝ご飯を作った。
今日の夕食、母さんは、1時間かけて夕ご飯を作る。
その朝ご飯にはお母さんの30分ぶんの命、夕ご飯には1時間分の命が込められている。
みなさんが生まれてから今日までの間、お母さん、お父さんは、自分の命の時間を使って、みんなを食べさせてきた。
そして、これから親元を離れるまで、ずっと、みなさんは、お母さん、お父さんの命の時間を食べていく。
「いただきます」の意味の一つは、「作ってくれた人の命をいただく」ということ。
食べ物を粗末にすることは、作ってくれた人の命を粗末にすること。
心を込めて、「いただきます」「ごちそうさま」を言おう。
食べ物を作ってくれた人に感謝の気持ちを忘れないようにしよう。
とても良い話。
思春期の息子に話すと、うぜーと拒食されそうだが、思春期前に伝えると良いかも。
ありがとうの気持ちで転載した。
感謝
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