ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

ホームの母に会う

2008年03月16日 14時06分25秒 | Weblog
8時過ぎに少年野球の練習に行く息子を見送って、家事をさっさと済ませて朝の習慣を終えると、10時。
自分も風邪気味なので、午後はゆっくりしたい。
よって、30分でも母に会いに行こうとホームに電話して、急いでバスに乗る。
片道20分くらいの便利なホームに住む母は、私が顔を出すと、満面の笑顔になる。
アルツハイマー病の認知症なので、認知の症状は進む。要介護3だ。
ソファの横に座ると、身体をくっつけて私のモモをさする。
「この子はかたい子で、ちゃんとよくやるんだ~」と同居する他のお年寄りに自慢する。
「自分は家事が苦手で、気がつかない(女だ)けれど、この子は気がきくよ」と、こちらも照れるくらいに話している。

こう言いながら、自分は仕事でこのホームに住み込みでいる、給料は月末だからその時は美味しいものを食べに行こうと言う。
母は自分で働いたお金で自由に行動するということが嬉しい女性だった。
仕事は男性以上に気を回して能率を上げるが、家事は苦手だった。小学生の3,4年生の時だったか、仕事が忙しかったのだろう、1週間位洗濯をしない日が続いて、替えの靴下が無くなったので、洗面所にある汚れ物の山の中から、汚れが少なそうな靴下を選んで身に着けたことがあった。
さすがに恥ずかしかったので、それ以来、洗濯を始め、掃除も自分がやっていた。
炊事も当時はガスなので、煮炊きは出来ないが、ガス釜を洗ってお米を洗い、汚れた食器も自分が洗うのが当然のようだった。

女は家事が出来てから、勉強したり仕事をしたりするもんだ、という言い分を母から聞いていたので、試験前でも何があろうとも、家事は優先順位が一番だった。
今でもそれはうちの家訓だ。
しかし、完璧ではないから、片付け下手な私は、ストレスがたまるので、すぐに使わないものは、持たない主義にして、いらないものを捨てるようにしている。
もったいないのだが、片付け下手なので、どこに片付けたのか忘れて探している時間があったら、買いに行ったほうが早くて心身ともに楽なのだ。

話を元に戻す。
元気な母に会って、自分も満足する。
今日は、「おかんにこんなに大きく育ててもらってありがとうね」と伝えて来れたので、心がすっきりしている。

感謝



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