グループホームの父に会う

久しぶりに休日の午前が空いた息子と一緒に、グループホームの父に会いに行った。
父は元気そうだったが、老いは依然としてある。
毎月２０日過ぎに、グループホームから毎月の父の様子の記録とホーム全体の会報誌が送られてくる。これがあるから、父のホーム代金は、その報告記録関係の書類が送られない母と比べて１万円の差がある。しかし、これは安心代金だと思って、ありがたく支払わせていただいている。

父の記録では、たまに失禁があるようだ。それでプライドが高い父は、落ち込んでいるようだ。娘の私の前では、隠れて洗濯をしていたから、ホームでも自分で処置が困っただろう。そんな父を優しく見守るしかない。どんな人間も老いれば自然といろいろと自分でできないことが増えていくのだろうから。

父は、孫である息子の成長に目を細めていた。
私だけ父に会いに行くより、孫の成長を見て黙って喜んでいるのだろうと思う。
おこずかいから千円を孫に渡して、父は孫への気持ちを表現していた。
息子は現金な性格なので、お金をもらえて、おじいちゃんに会いに行くモチベーションが高まっただろう。
しかし、その息子も老いて、自分が孫におこずかいを渡すときに、今のおじいちゃんの気持ちを理解できるのだと思う。

私も息子も今を一生懸命生きるしかない。それが親孝行だと思うから。
感謝